小島がインパクトのリングで狙うもの

小島がインパクトのリングで狙うもの

6月3日に開催されたインパクトプロレスの大会に小島選手が参戦しました。IMPACT Plus!は契約していないのでライブで観戦することはできませんでしたが、小島選手の試合については新日本プロレスワールドで配信されています。また、新日本プロレス公式サイトでも試合の詳細を写真付きで知ることができます。

試合はYouTubeでも視聴可能です。

狙うはジョー・ドーリングの首

小島選手のインパクトレスリングデビュー戦は、VBD(バイオレンスバイデザイン)のメンバーであるディーナー選手とのシングルマッチでした。ディーナー選手と小島選手の間には特に気になるような因縁はありません。むしろ、6月12日のPPVの大会でジョー・ドーリング選手と戦う小島選手の顔見せという意味合いが強かったのかも知れません。ここで惨敗してしまうようであればインパクトプロレスのファンにも失望を与えるだけだったのですが、そこはさすが小島選手、わずか5分ほどでディーナー選手を沈めました。1週間後の大会に期待を持たせる圧勝でした。

そもそも小島選手がインパクトレスリングのリングに上がった理由は、6月12日に対戦するジョー・ドーリング選手の首を狙ってのものでした。5月27日の放送でリングに上がり、ドーリング選手に向かっての”Against All Odds.”(6月12日の大会名)というアピールが発端となっています。

ジョー・ドーリングと言えば、全日本プロレスの三冠王座や世界タッグ王座に君臨した選手です。小島選手が全日本に所属していた当時も対戦していましたが、直近の因縁と言えば2017年8月27日、両国国技館での全日本プロレス45周年記念での事件でしょう。小島選手のアピールは、ドーリング選手と決着をつけるのはここインパクトのリングしかない、と考えての行動だったのかも知れません。

ノアの魂を引き継ぐ者との融合

ディーナー選手との試合中、VBDのメンバーが介入を図りました。そこに竹刀を持って乱入し、介入を阻止したのが、エディ・エドワーズ選手でした。エドワーズ選手は試合後も小島選手を讃えるなど、共闘するのか?と思わせるシーンがありました。

エドワーズ選手といえば、プロレスリングノアの練習生を経て日本デビューをした選手です。これまでに小島選手との直接的なつながりがあったのかどうかはわかりませんが、試合後に小島選手はエドワーズ選手に対して感謝のコメントを残しています。

エディが私を救ってくれた。エディは数年前にノアのチャンピオンだった男だ。私はたくさん助けてもらいながら生きている。人を助けることは世界をも救う。

6月12日のドーリング選手との試合でも、VBDが介入してくる可能性が高いと思います。小島選手のセコンドにはエドワーズ選手が来るのか、そしてどのような形で試合が決するのか、非常に楽しみです。



フリーバードルールとは?

ところで、現在のインパクトタッグ王者はVBDの3人です。先日、フィンジュースからタッグ王座を奪ったのはVBDのライノ&ドーリング組です。チャンピオンが3人ってどういうこと?と思ったら、フリーバードルールでライノ選手、ドーリング選手、ディーナー選手の3人でこのタッグ王座をシェアすることになったということです。フリーバードルールとは、このように3人でタッグベルトをシェアすることで、防衛戦はメンバーの中から2人が出場することになります。小島選手がドーリング選手とシングルマッチを行う6月12日のAgainst All Odds大会では、ライノ選手がディーナー選手と組んで防衛戦を行うことになっています。

6月12日にもし小島選手がドーリング選手に勝ったら、堂々とタッグベルトへの挑戦を表明できますし、あるいは介入により不透明決着となった場合でも、ベルトをかけての完全決着戦を要求することも可能です。フィンジュースが失ったインパクトタッグのベルトを小島選手が腰にすることはできるのか、6月12日以降の展開も楽しみです。

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