【WCPro】三道場連合タッグ(上村&カール&フィナウ)試合詳報

【WCPro】三道場連合タッグ(上村&カール&フィナウ)試合詳報

現地時間10月8日、WCPW(West Coast Pro Wrestling)の興行が行われました。この大会のメインイベントは鈴木みのる vs ダニエル・ガルシアでしたが、鈴木選手以外にも新日本プロレス関係の選手が多く参戦していました。そこで、個人的に注目していた三道場連合タッグの試合の詳細をまとめたいと思います。

ジューシー・フィナウとは

この日のカードは、カール・フレドリックス&上村優也&ジューシー・フィナウ vs ヴィニー・マッサーロ&ケビン・ブラックウッド&Dローグでした。ヴィニー・マッサーロ選手は上村選手のWCPWデビュー戦で対戦した相手です。その時の試合の情報はこちらにあります。

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ケビン・ブラックウッド選手は北米のインディー団体を中心に活躍している選手です。2020年にはダニエル・ガルシア選手とタッグを組んでAEWのリングに数回上がっています。また、10月14日のDEFY Wrestlingのリングで上村選手とシングルマッチを行うことが決まっています。Dローグ選手についてはあまり情報がないのでよくわからないのですが、デビュー5年ほどのまだ若い選手です。

さて、ジューシー・フィナウ選手ですが、この選手はファレ道場出身です。入場時にもファレ道場のシャツを着用していることもあります。フィナウ選手はカリフォルニア州出身なのですが、トンガ系の選手です。大スターでありながら地域貢献をしているファレ選手に憧れ、そして貧しい家庭で父親が他界してからもここまで育ててくれた母親を楽にさせてあげるためにファレ道場の門を叩きました。ファレ道場の同期には野毛道場に入門する前の中島侑斗選手がいます。

フィナウ選手は193センチ181キロと存在そのものが強烈な武器になる、巨漢の選手です。デビュー2年程度でまだまだ荒削りではありますが、アメリカのインディー団体ではちょくちょく顔を出すようになってきました。

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試合の展開と結果

この日の1試合目に組まれたこの6人タッグマッチは、マッサーロ&ブラックウッド&Dローグ組が先に登場します。後から三道場連合軍が入場すると会場には大歓声が上がります。上村選手、カール選手の顔も綻びます。3人とも上機嫌で会場を歩き回り、たっぷりとファンサービスをしたのちにリングイン。すると、前回の大会で上村選手に敗れたマッサーロ選手が上村選手をにらみつけ、挑発します。

先発は上村選手とDローグ選手でした。Dローグ選手はグラウンドでの勝負を挑むも、これは上村選手が圧倒します。Dローグ選手は自軍コーナーに逃げるように戻り、ブラックウッド選手にタッチをします。しかしここでも上村選手が圧倒しました。上村選手の動きからは非常に良いコンディションであることが伺えます。そしてそれぞれカール選手、マッサーロ選手にタッチ。マッサーロ選手が攻撃をするも、カール選手は余裕を見せながら、ニヤリと微笑みながらそれを受け流します。巨体のマッサーロ選手がロープに走ってのタックルも耐えましたが、二発目でカール選手がダウンします。ここでカール選手の表情が変わりました。お互いにエルボー合戦、チョップ合戦で意地を見せます。対角で上回るマッサーロ選手のチョップは重く、カール選手が押され始めます。そしてカール選手の喉元にマッサーロ選手の強烈な逆水平チョップが打ち込まれましたが、カール選手はクロスボディアタックで反撃をし、かろうじて上村選手にタッチをします。

上村選手はカウンターのドロップキックを狙いましたが、これは自爆に終わりました。そしてマッサーロ選手の強烈なスライディングラリアットを喰らいます。ここでDローグ選手、ブラックウッド選手もリングインし、3人がかりで上村選手を攻撃します。ここからタッチワークが早くなりました。Dローグ選手が入って上村選手をコーナーに詰めると、すかさずタッチしてリングインしたケビンが上村選手を攻撃します。そしてマッサーロ選手にチェンジ。余裕を見せつけたいマッサーロ選手は、相手コーナーに投げキッスで挑発してからのエルボードロップ。グロッキー状態の上村選手をサブミッションで痛めつけます。しかしなんとか逃れた上村選手がフィナウ選手にタッチするも、相手コーナーに気を取られていたレフェリーはこのタッチを認めません。再びリング内に引き戻された上村選手が捕まります。ブラックウッド選手がミドルキックを打つも、上村選手は必死の形相でこれを耐えます。ブラックウッド選手が上村選手にブレーンバスターを仕掛け、Dローグ選手にタッチ。Dローグ選手はボディプレスをした後にマッサーロ選手にタッチ。ここにきて再びタッチワークが早くなります。マッサーロ選手と上村選手の激しいチョップ合戦の後、ロープに走ったマッサーロ選手に向けてカウンターのドロップキックが見事に炸裂します。ここでようやくフィナウ選手にタッチをします。この試合で初めてリングインしたフィナウ選手は溜まったストレスを発散させるかのように大暴れします。1人で3人をまとめて相手をし、蹴散らします。しかしながら、徐々に捕まり始めます。Dローグ選手がローリングネックブリーカードロップからカバーするも、これはカール選手がカットします。ここで両軍入り乱れましたが、最後にリング上に残ったのは試合権利のあるフィナウ選手とDローグ選手。打撃ではフィナウ選手が圧倒します。強烈なヘッドバットを見舞った後、ロープに走ったDローグ選手に対してカウンターのエルボー。そしてダウンしたDローグ選手をコーナー付近まで引きずっていくと、最後はセカンドロープからのフライングヒップドロップからのカバーで見事にフォールを奪いました。

試合が決すると、カール選手がリング上に上がりフィナウ選手を称えます。そして少し遅れて入ってきた上村選手と3人で勝利の喜びを分かち合います。最後は3人で勝ち名乗りを受け、会場からの大歓声を浴びました。

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フィナウ選手の今後

この日のフィナウ選手の動きを見ていて、もちろんまだ荒削りではありますが非常に楽しみな選手だという印象を受けました。他団体ではヒールとして活動していることもあるようなのですが、確かにそちらの方がフィナウ選手のカラーに合っているかもしれません。今回は新日本プロレスの三道場連合軍(オフィシャルにもそのような紹介がされていました)ということでカール選手、上村選手とタッグを組んでいましたが、近い将来新日本のリングで対角線に立っている可能性が高いと思われまっす。また、ファレ道場では中島選手と同期だったということもあり、将来のタッグ結成や敵対など、様々なストーリーが展開される可能性もあります。近年ではファレ選手以外に巨漢の選手がいませんので、新日本のリングに登場することになれば貴重な巨漢枠の選手となります。巨漢の選手に対しては投げ技がほとんど封じられてしまいますので、対戦する選手は普段とは異なる試合運びをする必要が出てきます。それは見ていて非常に新鮮でワクワクします。個人的にはフィナウ選手に新日本にレギュラー参戦してもらいたいと思っています。

 

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