【GCW】鈴木みのるvsニック・ゲイジ

【GCW】鈴木みのるvsニック・ゲイジ

9月からアメリカ遠征に出ていた鈴木選手ですが、おそらくその最終戦となったのがGCW WAR READYでの一戦でした。少しタイミングが遅くなりましたが、簡単にレビューしたいと思います。

鈴木みのるとGCW

鈴木選手がアメリカに発ち、最初に登場したのはAEWのリングでした。9月8日にジョン・モクスリー選手とシングルマッチを行い、敗れています。鈴木選手のAEWへの登場はサプライズだったのですが、当初から発表されていた最初の試合は9月17日のGCWでのジョナサン・グレシャム戦でした。グレシャム選手との試合後、鈴木選手の前に登場したのがニック・ゲイジ選手でした。そして10月23日に両者の一騎討ちが組まれることが決定したのです。この間、鈴木選手は新日本プロレスやAEWだけでなく、小規模の団体のリングにも上がり続けてきました。GCWではグレシャム戦の翌週の9月24日にホミサイド選手と、10月10日にはジョエイ・ジャネーラ選手と、そして前日の10月22日にはクリス・ディッキンソン選手と試合をこなしてきました。この日のニック・ゲイジ選手との一戦はGCWでの5戦目になります。そしてその全てで鈴木選手はメインイベントを務めています。

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鈴木みのるvsニック・ゲイジの試合展開と結果

この日のメインイベントは鈴木みのるvsニック・ゲイジでした。まずは鈴木選手が登場し、観客は総立ちで出迎えます。鈴木選手はいつものように観客を十分に煽り、リングインします。次の登場したのはニック・ゲイジ選手。こちらは鈴木選手以上の大歓声が上がります。観客は入場曲に合わせてノリノリの状態で芸時選手の登場を待ちます。そして登場した芸時選手は観客にもみくちゃにされます。押し寄せる観客をかき分けながらリングに向かうその姿は、あたかも昭和の時代の新日本プロレスのようでもありました。GCWのファンにとってはカリスマ的存在とでも言えるゲイジ選手のその姿は、あたかもFMW時代の大仁田選手のようでもあります。ゲイジ選手は観客席を練り歩き、なかなかリングインしようとしません。鈴木選手はコーナーでその様子を眺めていましたが、かなり焦れてきたのかレフェリーに何やら耳打ちする姿も確認できました。ゲイジ選手がようやくリングインすると、観客はリングサイドにまで詰めかけます。鈴木選手は距離をとりながらその姿をじっと見つめます。そして鈴木選手がコールされると観客から大歓声。次にゲイジ選手の長いコールが始まります。最後のNick Fxxking Gage!では観客が声を合わせてコールします。

試合が始まると、鈴木選手がゲイジ選手に鋭い視線を投げ掛けます。いきなりゲイジ選手が隠し持っていたピザカッターを取り出しますが、これは鈴木選手に蹴り飛ばされました。そしてゲイジ選手が場外にエスケープ。鈴木選手を誘います。最初はその誘いに応じない素振りを見せいた鈴木選手ですが、ニヤリと笑いながら場外へ。場外でエルボーやパンチの打撃戦が始まります。ゲイジ選手は鈴木選手を観客席に向かって投げ飛ばし、さらに観客席の奥に入り込んでいきます。しかし今度は鈴木選手がゲイジ選手を観客席に投げ飛ばします。一方のゲイジ選手は観客席にあったビールを投げつけてきます。両者の周りに観客が詰めかけ、カメラも近づけません。まさにストリートファイトといった感じです。ようやく両者がリングサイドに近づいてくると、ゲイジ選手がパイプ椅子を観客に持たせ、そこに鈴木選手をぶつけていきます。鈴木選手が反撃したのち、ようやくリングイン。

ここからようやくレスリングらしい動きになります。鈴木選手がフロントキックからアキレス腱固め。ゲイジ選手は耐えながらも観客を煽ります。鈴木選手は渾身の力で足を絞り、これで決まるかというところでなんとかエスケープ。そして鈴木選手がパイプ椅子を手にし、ゲイジ選手に向かって投げつけましたが、これがレフェリーを直撃。レフェリーがダウンしてしまいます。逆にゲイジ選手がパイプ椅子を鈴木選手に投げつけ、バックブリーカーからカバーするもレフェリーはまだ蘇生してきません。ゆうにカウント3は過ぎていましたが、鈴木選手はレフェリーの離脱に助けられました。ここからゲイジ選手がラッシュをかけます。鈴木選手に顔面ウオッシュを見舞うと、リングサイドの観客が凶器となるものをどんどんとリング内に入れてきます。ゲイジ選手は6脚のパイプ椅子を橋桁にしてドア板をその上に乗せました。そして鈴木選手に噛みつき、観客にアピールします。しかしこのドア板ブリッジをうまく使ったのが鈴木選手でした。ゲイジ選手に椅子をぶつけてダウンさせると、エルボー、そしてスリーパー。そのまま鈴木選手がゲイジ選手をドア板の上に引きずりあげます。鈴木選手は観客にアピールし、そしてドア板ブリッジの上でゴッチ式パイルドライバー。当然、ドア板は大破しました。ダウンしたゲイジ選手に覆い被さると、そのまま3カウント。鈴木選手の勝利が決まりました。

観客は総立ちになり、鈴木選手に拍手を送ります。鈴木選手はパイプ椅子を片手に勝利をアピール。そしてダウンしたままの芸時選手に向けてパイプ椅子を振りかぶりましたが、振り下ろすことなくその椅子を投げ捨てます。ゲイジ選手にもう1回やろうとアピール。観客からも”One more time!”のコール。鈴木選手はニヤリと笑い、セカンドロープ上で最後のアピールをし、退場していきました。

今回のアメリカ遠征では鈴木選手の人気、知名度がよくわかりました。どの団体でもメインのリングに上がり、有名無名の選手と名勝負を繰り広げました。鈴木選手がいつ次のアメリカ遠征に出られるかわかりませんが、次回を楽しみにしたいところです。

 

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