【RPW】ブリティッシュJカップの優勝は誰の手に?
- 2021.11.16
- RPW(Revolution Pro Wrestling) 海外プロレス団体
- RPW

11月6日にRPWでブリティッシュJカップが開催されました。その他の試合も含め、この日の全試合を簡単にレビューします。
ブリティッシュJカップ
RPWのブリティッシュJカップは2017年から開催されています。2020年は不開催だったため、今回が4回目となります。なお、2017年の第1回ブリティッシュJカップ優勝者は獣神サンダーライガー選手、第2回の優勝者はエル・ファンタズモ選手、第3回の優勝者はマイケル・オク選手です。当初、この大会の目玉としてフランシスコ・アキラ選手の参戦が発表されていました。しかし、故障のため直前でエントリーから外れました。代わってルーク・ジェイコブス選手がエントリーされました。また、当日になってクリス・リッジウェイ選手に代わってキッド・ライコス選手がエントリーされました。
今回のエントリー選手と簡単な紹介は以下の通りです。
マイケル・オク:現ブリティッシュ・クルーザー級王者にしてブリティッシュJカップ前回優勝者。RPWのジュニアを引っ張る中心選手。キャリアは浅いがテクニックは抜群で華もある選手。将来的に新日本のリングに立つ可能性も高いかと思われます。
LJクリアリー:アイルランド出身の22歳だがデビュー7年目。イギリスやアイルランドの団体を中心に参戦している選手。
JJガイル:基本的にシングルプレーヤーだが、ブリティッシュタッグリーグにはカラム・ニューマン選手とのタッグでエントリーした。
コナー・ミルズ:185センチ70キロという、長身で軽量の選手。Destination Everywhereとしてマイケル・オク選手とのタッグでブリティッシュ・タッグリーグに優勝し、ブリティッシュタッグ王者を獲得していた。
ルーク・ジェイコブス:イーサン・アレン選手とともにThe Young Gunsのタッグチームで活躍。Aussie Openのユナイテッドエンパイア入りの際にダシに使われた選手。21歳とまだまだ若く、これからの選手。
ロビーX:168センチ67キロとジュニアの中でも小柄な選手。10以上のキャリアの中でイギリスの各団体のタイトルを獲得している。RPWではタイトル未戴冠だが、人気、実力共にある選手。
マイク・ベイリー:カナダ出身。テコンドーのベースがあり、高速でのキック連射は見もの。DDTなど来日経験も豊富な選手。
キッド・ライコス:ハイフライヤーとして実績を残している覆面選手。キッド・ライコスⅡ選手とのタッグチームLykos Gymで多くのタッグタイトル戴冠経験がある。大日本プロレスに参戦経験あり。
試合展開と結果
第1試合 ブリティッシュJカップ1回戦
○マイケル・オク(前回優勝者) vs ●LJクリアリー
高い空中殺法を繰り出すオク選手が序盤にペースを握るも、中盤以降はクリアリー選手がカナディアン・デストロイヤーやダブルアームスラムでオク選手を追い込み、あと一歩のところまで迫る。最後は一瞬の隙をついてオク選手が得意のハーフボストンクラブで勝利。
第2試合 ブリティッシュJカップ1回戦
●JJガイル vs ○コナー・ミルズ
長身、イケメン選手の対戦。試合序盤は両者の素早い攻防から始まる。JJガイル選手がファルコンアローからカバーするも決まらず、場外にエスケープしたコナー・ミルズ選手に対してノータッチトペコンヒーロを見舞う。リング内に戻して450°スプラッシュを狙うもこれをかわされ、逆にコーナーに串刺し式のジャンピングニーアタック、そしてバーニングカッターが決まり、コナー・ミルズ選手のフォール勝ち。
第3試合 ブリティッシュJカップ1回戦
○ルーク・ジェイコブス vs ●ロビーX
パワーでは体格に勝るジェイコブス選手が有利だが、序盤はスピードに勝るロビーX選手がペースを握る展開。しかしロビーX選手のハンドスプリング式ネックドロップを捕まえて投げっぱなしジャーマンスープレックスを見舞うなど、後半はジェイコブス選手のペース。ロビーX選手の2回目のハンドスプリング式ネックドロップをかわし、パワーボム、ラリアット2連発からジェイコブス選手のフォール勝ちで、大番狂わせの展開となった。
第4試合 ブリティッシュJカップ1回戦
○マイク・ベイリー vs ●キッド・ライコス
序盤から両者の素早い動きや華麗な空中殺法が見られる。ライコス選手がパッケージニーアタックからシャイニングウィザードを決めるも3カウントを奪えず。最後はテコンドー仕込みの旋風脚を食らってうずくまるライコス選手の背中にベイリー選手がムーンサルトダブルニードロップを見舞い、3カウントを奪う。
第5試合 シングルマッチ
ビッグ・ダモ vs 辻陽太
この試合は別記事としてレポートしていますので、そちらを参照してください。
【RPW】辻陽太が元WWEのビッグ・ダモに挑む – プロレス生活
第6試合 6人タッグマッチ
リッキー・ナイトJr.&●チャック・マンボ&TKクーパー vs ウィル・オスプレイ&○カイル・フレッチャー&マーク・デイビス
リッキー・ナイトJr. vs オスプレイ、SUNSHINE MACHINE vs AUSSIE OPENの構図で試合が展開。地力ではエンパイア組が上回るも、チームワークで一進一退の攻防を見せる。最後は大混戦となるが、最後は合体のオスカッターからフレッチャー選手がマンボ選手をカバーし、3カウントを奪う。
第7試合 ブリティッシュJカップ決勝 イリミネーションマッチ
マイケル・オク vs コナー・ミルズ vs ルーク・ジェイコブス vs マイク・ベイリー
(○マイケル・オク − ●コナー・ミルズ)→フライングボディプレスからフォール。
(○マイク・ベイリー − ●マイケル・オク)→スパニッシュフライからフォール。
(○マイク・ベイリー − ●ルーク・ジェイコブス)→フラミンゴドライバーからフォール。
タッグパートナーであるオク選手とミルズ選手が共闘するかと思いきや、そういった展開にならず。ジェイコブス選手が最後まで残るという予想外の展開になったが、最後はベイリー選手が必殺のフラミンゴドライバーからフォールを奪い、優勝!
Your 2021 British J Cup Winner.@SpeedballBailey / @RevProUK
By Beyond Gorilla. pic.twitter.com/LXaJrA7rTk— Robyn Goding (@BeyondGorilla_) November 6, 2021
人気ブログランキング参加中!クリックで応援していただけましたら嬉しいです。
-
前の記事
BEST OF THE SUPER JUNIORでのSHOとHOTの勢いを止めるのは誰か? 2021.11.16
-
次の記事
【WCPro】上村優也 vs レヴィ・シャピーロ詳報 2021.11.17