【WCPro】上村優也 vs レヴィ・シャピーロ詳報
- 2021.11.17
- WCPro(West Coast Pro Wrestling) 海外プロレス団体
- WCPW, 上村優也

11月12日のWCPW(West Coast Pro Wrestling)のリングに上村選手が再び登場しました。最近のWCPWには上村選手を始めLA道場の選手が参戦するケースが増えていますが、これは同じ西海岸(WCPWはサンフランシスコ)ということもあり、選手のオファーを出しやすいのでしょう。
レヴィ・シャピーロとは
この日の上村選手の対戦相手となったレヴィ・シャピーロ選手は、2009年にデビューしたアメリカ出身の選手です。183センチ225ポンドですので、102キロぐらいになるでしょうか。上村選手よりも体の厚みがあります。筋肉質ではなく、どちらかというと永田選手のようなプロレスラーらしい肉体の選手です。
シャピーロ選手はアメリカのインディ団体を転戦しているようです。以前はAPWを主戦場としていましたが、ここ数年はWCPWに登場する機会が増えています。2021年に入ってからはAEWデビューも果たしています。10年を超えるキャリアの中で少しずつその評価を上げてきた選手と言えるでしょう。
試合展開と結果
シャピーロ選手に続き登場した上村選手は、いつものように黒のショートタイツと白のリングシューズ。STRONGやBATTLE IN THE VALLEYでは黒のリングシューズでしたので、対外試合の時限定で白のリングシューズを履いているのでしょうか。もしくは多くの新日本プロレスファンの目に晒される時はまだ黒のリングシューズのままで、凱旋帰国後に初めて新日本プロレスのリングで白のリングシューズを披露するのかもしれません。
試合はシャピーロ選手の奇襲から始まります。上村選手の背後から襲いかかるとエルボーやキックで痛めつけます。ロープ際で放たれた胸へのチョップで上村選手が悶絶。それでもロープに振っての巻き投げからのアームロックでペースを握ります。グラウンドでは上村選手が圧倒するも、シャピーロ選手が髪を掴んで反撃。ネックロックに捕らえます。しかしこれもスラムでかわすと、アームロックで上村選手がさらに腕を絞り上げます。立ち上がってからも再びシャピーロ選手を投げ捨て、腕をロックしていきます。この腕攻めは上村選手の一つの戦法として確立した感があります。
正攻法では上村選手が圧倒するも、シャピーロ選手はラフ攻撃から突破口を開こうとします。シャピーロ選手のジャンピングニーアタック、ビッグブーツ、エルボードロップと、シャピーロ選手は打撃攻撃しか出せない状況です。それでも一回り大きなシャピーロ選手の攻撃でダメージが蓄積されていきます。追走式のブルドッキングヘッドロックで上村選手をダウンさせると、コーナートップからエルボードロップを狙うも、これは上村選手がかわします。逆にセカンドロープからのミサイルキックを見舞います。さらに串刺し式のドロップキック、ボディスラムからのエルボードロップで上村選手が攻撃を重ねていきます。
シャピーロ選手がアイアンクローで上村選手の動きを止めるも、上村選手はエルボーの連打で脱出。ロープに走り攻撃を狙いますが、これはジャンピングニーで迎撃されます。エビ固めの取り合いから、上村選手が久々にダイヤル固めを披露します。これは2カウントでかわされますが、上村選手はフライングボディアタックでさらに攻めていきます。強烈なパイルドライバーを見舞った後、大ユーヤコールを受けながらコーナートップに上がり、ふらふらと立ち上がってきたシャピーロ選手に強烈なフライングボディアタック。これで3カウントを奪いました。
WCPWのファンにも上村選手の人気が広がっているようで、会場からは大きな歓声と拍手が送られます。上村選手はその歓声に応えつつ、会場を後にしました。
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