【RPW】Uprising 21(2021年11月21日)

【RPW】Uprising 21(2021年11月21日)

少し時間が経ってしまいましたが、イギリス・レボリューションプロレスリングの11月21日Uprising21の映像をもとに、試合展開と結果をレポートしていきたいと思います。

第1試合 フランシスコ・アキラ vs ロビーX


○フランシスコ・アキラ vs ●ロビーX

RPWレギュラー参戦レスラーのロビーX選手と、イタリア出身で全日本プロレスに参戦し、世界ジュニアのベルトを巻いたこともあるフランシスコ・アキラ選手とのシングルマッチ。序盤は静かな立ち上がり。徐々にアキラ選手の素早い攻撃が見られるようになってくるが、ロビーX選手のうまさが勝り、アキラ選手は防戦一方。しかし最後はフライングダブルニーアタックでアキラ選手がフォールを奪う。

しばらくうずくまっていたロビーX選手だが、立ち上がると両手を上げて歓声に答える。しかしその時背後からダン・モロニー選手がロビーX選手を襲撃。ダン・モロニー選手はダウンするロビーX選手を横目に観客にアピール。観客はブーイング。

第2試合 LA道場 vs SUNSHINE MACHINE

カール・フレドリックス&●アレックス・コグリン vs SUNSHINE MACHINE(○チャック・マンボ&TKクーパー)

前日にそれぞれシングルマッチを行った相手とのタッグマッチ(結果は○コグリンvs●クーパー、○カールvs●マンボ)。序盤は前日の勢いそのままにLA道場の2人が試合を作っていく。個々の実力では互角か、むしろLA道場組が上回っているように見える。それでもタッグチームとしての完成度はSUNSHINE MACHINEが圧倒的に上回っており、SUNSHINE MACHINEのコンビネーションにLA道場組は押され始める。最大の見せ場はコグリン選手がSUNSHINE MACHINEの2人をまとめてファイヤーマンズキャリーの体勢で持ち上げ、ブロックバスターを決めたところ。しかしその後コンビネーションでフレドリックス選手を排除すると、SUNSHINE MACHINEの合体技が炸裂。TKクーパー選手がコグリン選手をアルゼンチンバックブリーカーに捕らえると、そのままコグリン選手をひっくり返してマンボ選手の両膝に突き刺す。これでコグリン選手が3カウントを奪われる。試合後は互いに健闘を称える。

第3試合 ブリティッシュ女子選手権試合 アレックス・ウィンザー(c) vs デビー・カイテル

○アレックス・ウィンザー vs ●デビー・カイテル

前日にキラ・キメラ選手との次期挑戦者決定戦に勝利したカイテル選手と、現チャンピオンのウィンザー選手とのタイトルマッチ。カイテル選手は前日と同様にテイクアウトコーヒーのカップを手に入場。カイテル選手は相手の腕を引っ掻くなどのラフファイトを見せ、観客からはブーイング。最後は強烈なスコーピオンデスロックが極まり、ウィンザー選手が勝利。防衛に成功した。

 

第4試合 ブリティッシュクルーザー級選手権試合 マイケル・オク(c) vs マイク・ベイリー

○マイケル・オク vs ●マイク・ベイリー

ブリティッシュJカップ2021覇者のベイリー選手がブリティッシュクルーザー級王者でブリティッシュJカップ2019覇者のオク選手に挑んだ試合。序盤はベイリー選手が空中殺法と得意のキックでペースを握る。場外の花道でPKを決めると、得意のムーンサルト式ダブルニードロップを狙うものの避けられる。硬い花道の通路に両膝をぶつけ、ダメージが残る。それでも、ベイリー選手は足を引きずりながらも蹴りや空中殺法を見舞っていく。しかし、エプロンでのムーンサルト式ダブルニードロップも避けられ、両膝にさらなるダメージが加わる。そしてリング中央で狙った三度目のムーンサルト式ダブルニードロップはオク選手の剣山で阻まれる。4回目にしてようやくこの技が決まり、さらにフラミンゴドライバーで畳み掛ける。しかし最後はベイリー選手がアルティマウェポンを狙ったところをオク選手がうまく体を入れ替え、必殺技のハーフボストンクラブをガッチリと決める。これでベイリー選手がギブアップ。ここまで蓄積されてきた膝へのダメージが致命傷となった。オク選手が防衛に成功した。

第5試合 辻陽太 vs ギデオン・グレイ

●辻陽太 vs ○ギデオン・グレイ

辻選手が勝利すればThe Legionは解散、グレイ選手が勝利すれば辻選手がThe Legion入りという条件が課された試合。会場からは辻選手への歓声。グレイ選手のセコンドにはThe Legionのルシアン・フィリップス選手がついている。序盤から辻選手が優位に試合を進める。しかし、辻選手が場外でフィリップス選手に気を取られている隙をつかれ、グレイ選手の膝蹴りが刺さる。リング内に戻り、グレイ選手がファイヤーマンズキャリーの体勢で辻選手を持ち上げようとするも上がらず、逆に辻選手にティヘラを決められる。そしてヤングライオン時代の辻選手がよく見せていた、ロープに走ってのサマーソルトドロップ、間髪入れずにロープに走ってのボディプレスのコンビネーションを見せると、さらにその場飛びムーンサルトを見舞っていく。そしてリング中央で強烈なボストンクラブ。グレイ選手はかろうじてロープブレイク。

そして辻選手がグレイ選手をコーナーに振ると、グレイ選手がレフェリーにぶつかりそうになるが、間一髪でストップ。辻選手がグレイ選手にタックルを見舞おうとすると、グレイ選手が身をかわし、今度は辻選手がレフェリーにぶつかりそうになる。次にグレイ選手が背後からコーナーの辻選手にボディアタックを狙うも、辻選手が身をかわす。しかしその先にはレフェリーが。グレイ選手のボディアタックを喰らってしまったレフェリーはその場に倒れ込んでしまう。辻選手は戸惑いつつもDDTを見舞うが、レフェリーは不在でカウントが入らない。

辻選手がダウンしたままのレフェリーを気遣っていると、背後からルシアン・フィリップス選手が忍び寄り、襲撃。辻選手に強烈なパワーボムを見舞う。レフェリーが蘇生しカウントを取り始めるが、辻選手がぎりぎりで肩を上げる。辻選手はフラフラになりながらも、トラースキック、そしてリバースゴリースペシャルを完璧に決める。これでギブアップを取れるかと思いきや、フィリップス選手がレフェリーの足を引っ張り、レフェリーを城外に引き摺り出す。グレイ選手はタップしているも、フィリップス選手に気を取られているレフェリーはそれに気づいていない。レフェリーはフィリップス選手に退場を言い渡すが、フィリップス選手はその場を動かずにレフェリーと口論。

すると辻選手は場外のフィリップス選手にトペスイシーダを決める。ここでリングアナがレフェリーの求めに応じ、フィリップス選手が10カウント以内に退場しなければグレイ選手の負けになることが宣告され、カウント8でようやく退場する。

リング上では1対1の構図になる。辻選手がボディアタックを見舞っていくが、グレイ選手がロープを利用してのネックブリーカー、そしてファイヤーマンズキャリーの体勢からボディスラム。さらにブレーンバスターで畳み掛けようとするが、これは辻選手が逆にブレーンバスターを見舞う。そして辻選手がトップコーナーに上ると、グレイ選手がすかさず雪崩式のボディスラム。膝立ち状態の辻選手にチョップを見舞っていく。しかし辻選手はハイキックでグレイ選手をぐらつかせると、ロープに走って強烈なスピアー。これで3カウントを取ってもおかしくなかったが、カウント2で辻選手がグレイ選手を引き起こす。そしてスピアーをもう1発見舞っていく。辻選手はカバーするも、これもカウント2で自ら引き起こす。

完全にグロッキー状態のグレイ選手に蹴りを見舞い、そしてトドメのスピアーを狙う。しかしここで一瞬の隙があったか、グレイ選手がうまく身をかわし、辻選手を十字架固めでフォールに持っていく。これがガッチリと決まり、見事に3カウントが入ってしまう。

勝利したグレイ選手は信じられないと言った表情。辻選手も同様に信じられないという表情。グレイ選手が笑顔で立ち上がると、退場して行ったはずのフィリップス選手がThe LegionのTシャツを手にリング上に戻ってくる。そしてフィリップス選手がグレイ選手を肩車し、グレイ氏は高らかに辻選手のThe Legion入りを宣言。フィリップス選手にTシャツを渡された辻選手は、信じられないと言った表情から痛恨の表情に。フィリップス選手は辻選手に対してTシャツを着るように促す。しかし辻選手は一瞬首を通しただけで、悔しそうな表情のまま場外へと去って行った。

第6試合 ブリティッシュタッグ選手権試合 AUSSIE OPEN(c) vs リッキー・ナイトJr.&ロイ・ナイト

AUSSIE OPEN(マーク・デイビス&●カイル・フレッチャー)vs ○リッキー・ナイトJr.&ロイ・ナイト

リッキー・ナイトJr.(RKJ)選手がこの試合に敗れると今後オスプレイ選手の保持するブリティッシュヘビー級王座への挑戦権を失う。この大事な試合にRKJ選手が選んだパートナーは父のロイ・ナイト選手。十代の時の子供のようでロイ・ナイト選手もまだ40歳前後。爽やかな息子のRKJ選手とは異なり、父のロイ・ナイト選手は飲酒運転で9ヶ月間も刑務所暮らしをしていたり、暴行や武器の所持の容疑で逮捕されたりもしているかなりの問題児。

試合はロイ・ナイト選手とマーク・デイビス選手から始まる。ロイ選手はブランクもあってぎこちない動きも見られる。しかし息子への対抗心からか、場外へのトペを狙っているRKJ選手を押し退け、ロイ選手がトペを敢行。徐々に感覚を取り戻していく。ただ、どうしても体格に劣るロイ選手が捕まってしまう展開が続く。

それでもRKJ選手が奮闘。AUSSIE OPENの2人をまとめて担ぎ上げ、ブロックバスターを見舞う。そして串刺しドロップキックを食らって苦しむデイビス選手にレフェリーが気を取られていると、フレッチャー選手がベルトでRKJ選手を殴打し、RKJ選手がダウン。フレッチャー選手は勝ち誇ったような表情を見せていたが、そこにロイ選手の急所蹴りが入る。そしてベルトを奪ってロイ選手がデイビス選手を殴打。しかしこれはレフェリーの目の前だったことから、レフェリーはすぐに試合をストップ。ロイ選手の反則負けが宣告され、AUSSIE OPENの勝利が告げられる。フレッチャー選手がベルトを受け取り、花道を下がろうとしたところで別のレフェリーが登場。この試合を裁いていたレフェリーに対し、先にフレッチャー選手がベルトを凶器として使用したことを説明する。これにより、試合の判定が覆る。一転してRKJ&ロイ・ナイトの勝利が告げられる。しかし、反則裁定ではブリティッシュタッグ王座の移動はしないようで、反則負けを喫したAUSSIE OPENが防衛に成功したことが告げられるが、その直後に試合再開が宣言される。加えて、ノーDQマッチとなることも宣言される。

AUSSIE OPENの2人はすぐに会場外へと逃走するが、すぐにRKJ選手とロイ選手が追いかけて確保。場内へ連れ戻す。ここに来て荒くれ者のロイ選手が急にイキイキとしてくる。両チームがパイプ椅子を武器にさまざまな攻撃を仕掛ける。AUSSIE OPENがRKJ選手を捕らえ、重ねた椅子の上にフィニッシャーのフィジット・スピナーを狙うも、ロイ選手が阻止。今度はデイビス選手がリング下からテーブルを、フレッチャー選手が画鋲を取り出し、リング状に巻く。しかしその画鋲の山の餌食になったのはデイビス選手。RKJ選手が全体重を乗せたブロックバスターが決まり、デイビス選手は苦悶の表情。そしてリング中央にテーブルをセットすると、RKJ選手がフレッチャー選手を捕らえ、トップコーナーからテーブル目掛けて雪崩式カナディアンデストロイヤー。そして畳み掛けるようにキシ・ドライバー。見事にフレッチャー選手から3カウントを奪う。RKJ&ロイ・ナイトの親子タッグが新王者となる。

第7試合 ブリティッシュヘビー級&(偽)IWGP世界ヘビー級選手権試合 ウィル・オスプレイ(c) vs 海野翔太

この試合は別記事にしていますので、こちらを参照してください。

【RPW】オスプレイvs海野のブリティッシュヘビー級選手権試合詳報 – プロレス生活

 

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