【RPW】Live At 229 56(2021年12月5日)

【RPW】Live At 229 56(2021年12月5日)

イギリスのレボリューションプロレスリング(RPW)のLive At 229 56の映像がようやく公開されました。ほぼ1ヶ月前の大会ですが、この試合映像をもとに試合結果と内容をまとめました。

第1試合 リッキー・ナイト・ジュニア vs カラム・ニューマン

リッキー・ナイト・ジュニア vs ●カラム・ニューマン

リッキー・ナイト・ジュニア(RKJ)選手は前ブリティッシュヘビー級王者です。これはもともとオスプレイ選手が保持していたベルトとは別です。SWE世界ヘビー級王者だったRKJ選手が先代のブリティッシュヘビー級のベルトを持ち出し、勝手にブリティッシュヘビー級王者を宣言したのを団体が黙認した形でした。それも9月19日にオスプレイ選手との「統一戦」に敗れ、ベルトを失いました。しかし、その後に父親であるロイ・ナイト選手とのタッグでAUSSIE OPENからブリティッシュタッグ王座を奪っています。

対戦相手のニューマン選手はタッグも含めここしばらく勝利がありません。8月15日には海野選手とシングルマッチも戦っています。

ニューマン選手はプランチャやトペ、その場跳びシューティングスタープレスを披露するも、コンディションが悪いのか当たりが浅い。一方のRKJ選手はトペコンヒーロやコーナーデスバレーボムをしっかりと当てていく。コンディションや体のキレの差は歴然としている。試合後半になり、ようやくニューマン選手の技が当たり始める。ミドルキックの連発からカナディアンデストロイヤー、トップロープからのシューティングスタープレスはしっかりとヒット。しかしここで息切れをしてきたニューマン選手にRKJ選手はトップロープからのデスバレーボム、ジャーマンスープレックス。そして雪崩式のキシドライバーを狙ったところをニューマン選手が雪崩式リバースDDTで切り返す。それでも、最後はキシドライバーでRKJ選手が3カウントを奪い、勝利を手にした。

 

第2試合 CONTENDERS vs THE LEGION

 


CONTENDERS(●デイビッド・フランシスコ&ジョシュア・ジェームズ)vs THE LEGION(○ルシアン・フィリップス&辻陽太)

第2試合は辻選手のTHE LEGIONとしての初戦。対戦相手は11月7日の大会からCONTENDERSを結成して参戦している2人。これといった実績も特にありません。試合はいつものようにギデオン・グレイ氏がマイクを握り、選手を呼び込む。THE LEGIONのTシャツを着用したフィリップス選手に対し、辻選手はいつものコスチュームで渋々入場。

試合が開始してもなかなか辻&フィリップスは噛み合わない。会場からもフィリップス選手に対してはブーイング。辻選手も観客のブーイングに合わせ、フィリップス選手に対してブーイングのジェスチャーを見せる。一方、辻選手がリングインすると会場からは応援チャント。CONTENDERSの2人は試合から遠ざかっていたからか、体が全く引き締まっておらず、いいようにやられる。中盤、フィリップス選手がジェームズ選手を捉え、辻選手に攻撃するように求めるも、辻選手はそれを拒否。そしてタックルが同士討ちになる。後半に近づくにつれ、ようやくCONTENDERSが攻勢に回る。ジェームズ選手が巨体を生かしてのボディプレスでフィリップス線syうお追い込むと、辻選手とはチョップの打ち合いで会場を沸かせる。辻選手もニヤリとしながらチョップを打ち込む。そして辻選手が胸にミドルキックを連発するも倒れない。ボディへのソバットでようやく腰砕けになる。代わったフランシスコ選手が辻選手にエルボーを打ち込むも辻選手はなかなか倒れず、逆にラリアット1発でフランシスコ選手がダウン。ハイキック、ブレーンバスターでフランシスコ選手はグロッキー状態に。そして辻選手がシューティングスタープレスを狙ってトップロープに上がったところ、フィリップス選手がすかさず辻選手の足にタッチしてささっとカバーの体勢に。フィニッシュホールドを邪魔された形になった辻選手は怒り、対戦相手そっちのけでフィリップス選手とやりあう。そして辻選手がフィリップス選手にスピアーを狙ったところ、フィリップス選手が体を入れ替え、スピアーがフランシスコ選手に直撃。ダウンしたフランシスコ選手にフィリップス選手が覆い被さり、3カウントを奪った。

試合後、場外でフィリップス選手が辻選手に対して何やら叫ぶ。しかし辻選手は無言のまま会場を引き上げていった。

 

第3試合 ロビーX vs リー・ハンター

 


ロビーX vs ●リー・ハンター

ロビーX選手は機敏な動きが魅力のジュニアヘビー級の選手。リー・ハンター選手はキャリアの大半をジム・ハンター選手との兄弟タッグで戦ってきたが、2019年にジム選手が足の靭帯断絶という大怪我をして以降、リー・ハンター選手はシングル戦線で活躍している。

試合はクリーンにグータッチから始まる。序盤の腕の取り合いやグラウンドの攻防においても、ロビーX選手は舞うような華麗な動きを見せる。角度のある巻き投げもフォームが美しく、なおかつ高速で投げる。しかし中盤に差し掛かり、攻め疲れもあるのかロビーX選手の動きが止まり始める。自分より大きなリー選手を何度も投げていたことで、ダメージが腰に来ている様子。最後は執拗にリバースDDTを狙おうとするリー選手の攻撃を何とか切り返し、ロビーX選手の得意のハンドスプリング式スタナーを見事に命中させ、勝利を手にした。

 

第4試合 AUSSIE OPEN vs SUNSHINE MACHINE

 


AUSSIE OPEN(●カイル・フレッチャー&マーク・デイビス)vs SUNSHINE MACHINE(○チャック・マンボ&TKクーパー)

試合はAUSSIE OPENの奇襲から始まる。両チームともタッグで活動しているため、コンビネーションは充実している。特にAUSSIE OPENはグレート-O-カーンが賞賛しているほどタッグとしての試合運びがうまい。試合序盤はTKクーパー選手が捕まり、完全にローンバトルを強いられる。ようやくTKクーパー選手からマンボ選手に代わると、2人を相手に大暴れ。試合の流れを引き戻す。再びTKクーパー選手が登場すると、デイビス選手をエクスプロイダーで投げる。そして合体攻撃を仕掛けようとしたところにフレッチャー選手がカットに入り、逆にダブルの投げっぱなしタイガースープレックス。それでもクーパー選手がフレッチャー選手を場外に落とすと、連続の450スプラッシュでデイビス選手を攻め立てるも、場外でAUSSIE OPENが再びペースを握り返す。リング内に戻ると、TKクーパー選手に対してフィニッシュの合体技、フィジットスピナーを見舞い、戦闘不能にさせる。そして試合権利を持っているマンボ選手にもフィジットスピナーを狙ったところ、マンボ選手がうまく体を返し、フレッチャー選手をスモールパッケージホールドにとらえ、見事に3カウントを奪う。前ブリティッシュタッグ王者、現PWAタッグ王者チームからの勝利に会場からは大歓声。

試合後、マイクを持ったデイビス選手はSUNSHINE MACHINEの2人を讃えた。AUSSIE OPENはこの試合の数日後に行われる12月12日のサウサンプトン興行を最後にオーストラリアに戻るため、ロンドンのファンに別れの言葉を述べる。なお、1月14日にオーストラリアでPWAタッグの防衛戦が発表されている。

最後に4人は握手を交わし、デイビス選手は四方に頭を下げてリングを降りる。そしてリング上ではSUNSHINE MACHINEが勝ち名乗り。最後のロンドンということもあり、ヒールユニットのユナイテッドエンパイアということを脇に置いて殊勝な態度でリングを去ったかに見えたAUSSIE OPENだが、観客にアピールするSUNSHINE MACHINEの背後から襲撃。さらにパイプ椅子を持ち出し、二人の背中に打ち下ろしていく。さらにレフェリーをボディスラムでダウンさせると、その腰からベルトを奪い、ダウンしているSUNSHINE MACHINEの2人を攻撃。そしてマンボ選手にフィジットスピナー。強烈な置き土産を残していった。

 

第5試合 ダン・モロニー vs マイケル・オク

 


●ダン・モロニー vs ○マイケル・オク

ブリティッシュクルーザー級王者のオク選手が第5試合に登場。オク選手はクルーザー級王者でありながら、1月29日にオスプレイ選手の保持するブリティッシュヘビー級王座への挑戦が決まっている。対戦相手は孤高のヒールレスラー、ダン・モロニー選手。モロニー選手は7月18日と9月19日に海野選手と対戦し、いずれも海野選手が勝利している。また、9月5日には辻選手と対戦し、この時はモロニー選手が勝利を収めている。

試合は序盤からモロニー選手がラフファイトも織り交ぜながら対空時間の長いブレーンバスターやファルコンアローなどの大技でペースを掴んでいく。しかしオク選手が打点の高いミサイルキックでようやく反撃の狼煙。それでも、強烈なラリアットなどを当てていき、モロニー選手が自分のペースを握ったまま離さない。オク選手は場外のモロニー選手に向かって三角跳びラ・ケブラーダを狙うもキャッチされ、硬い床の上でパイルドライバーを食らってしまう。流れが変わったのはトップロープからの攻撃をしようとしたモロニー選手とうまく体を入れ替えてオク選手が雪崩式スイングDDTを決め、ダウンしたモロニー選手にフライングボディアタック。そしてフィニッシュホールドの片逆エビ固めに持ち込む。これはロープエスケープに逃れられる。しかし、オク選手がモロニー選手をうまく丸め込み、3カウントを奪った。

試合後、リングに佇むモロニー選手に対し、ロビーX選手が背後からミサイルキックで襲撃し、去っていった。

 

第6試合 海野翔太 vs JJガイル

 


海野翔太 vs ●JJガイル

海野選手はJJガイル選手との一騎打ちに臨みました。JJガイル選手はRPWを主戦場にしている選手ですが、おそらくこれまで一度も海野選手と絡みがなかったように思います。海野選手はいつものようにデスライダージャケットを手に登場し、グータッチでファンサービスをしながら会場を一周。リングに上がって会場を見回すと、最前列に座っていた少年の元へ行き、会場を煽ってから白いデスライダーTシャツをプレゼント。Tシャツプレゼントは最近やり始めたサービス。

試合が始まると、オーソドックスに腕を取り合う。こうした攻防やグラウンドの技術はほぼ互角。ただ、海野選手の方がウェイトがある分、JJガイル選手が押される場面もある。JJガイル選手は場外の海野選手に対してトペコンヒーロを見舞うなどして対抗。序盤から中盤にかけては一進一退の攻防が続く。

(この辺りから会場に2台あるうちの1台のカメラのトラブルなのか、映像が途絶える。スイッチャーがカメラAからカメラBに映像を切り替えるたびにブラックアウトするという悲劇)

JJガイル選手が空中殺法に活路を見出し、ムーンサルトプレスから450スプラッシュを狙うもこれは回避される。そして海野選手がエルボーやフィッシャーマンズスープレックスホールドで攻勢に。デスライダーで一気に試合を決めようとするが、これはJJがいる選手が堪え、ファルコンアローで逆襲。両者ダウン状態となる。両者膝立ち状態でエルボー合戦、スタンディングになってもエルボーを打ち合っていく。こうなるとどうしても海野選手の方が優勢になるが、何度倒されてもJJガイル選手は立ち上がり、エルボー合戦を挑んでいく。

ドロップキックやニーアタックで海野選手をダウンさせると、JJガイル選手はトップロープからセントーンアトミコをヒットさせる。そして大ダメージの海野選手にスタナーを狙うも、これはキャッチされてしまう。そして海野選手がJJガイル選手にパイルドライバー。ここにきて試合は完全に海野選手のペース。そしてとどめはデスライダーではなく、対角線から助走しての高速スイング式ネックブリーカーで3カウントを奪う。海野選手がモクスリー選手から受け継いだ技だけではなく、オリジナルのフィニッシャーを作ろうと模索している様子。今後、この技が絶対的なフィニッシャーとして定着していくのか、これをもとに改良されていくのかに注目。

 

試合後、おもむろにギデオン・グレイ氏がリングに上がる。ここでグレイ氏は海野選手に対して賛辞を述べ、THE LEGIONへの勧誘を行う。しかし海野選手が背中を向けた瞬間、背後から襲撃。さらに花道ではTHE LEGIONのルシアン・フィリップス選手が嫌がる辻選手を引きずるようにして登場。辻選手を無理やりリングに上げると、フィリップス選手は一方的に海野選手に攻撃をする。そしてグレイ氏とフィリップス選手が辻選手に対して海野選手に攻撃せよと命じる。辻選手はそれを拒否。会場からも”No! No!”とコールが。辻選手は手を出すことをしなかったが、フィリップス選手が辻選手を突き飛ばし、それが強烈なスピアーとなって海野選手にヒット。ダウンした海野選手を残し、グレイ氏、フィリップス選手は辻選手を引きずるようにして退場していった。

 

第7試合 ウィル・オスプレイ vs コナー・ミルズ

 


ウィル・オスプレイ vs ●コナー・ミルズ

メインに登場したのはブリティッシュヘビー級二冠王者並びに(当時)”Real” IWGP世界ヘビー級王者のオスプレイ選手。対戦相手はマイケル・オク選手のタッグパートナーで元ブリティッシュタッグ王者にも君臨したコナー・ミルズ選手。まだ若く線が細いが、身長もあって将来更なる飛躍が期待される選手。

オスプレイ選手は2本のブリティッシュヘビー級ベルトと共に”Real”IWGP世界ヘビー級ベルトを手に登場。リングアナウンサーも躊躇なく”Real”IWGP世界王者とコール。しかしコーナーに上ってアピールするオスプレイ選手には会場からブーイングも飛ぶ。試合は序盤からオスプレイ選手が場外へエスケープし、ひとしきりブーイングを浴びる。オスプレイ選手は余裕の表情を崩さない。ミルズ選手はキックはエルボーなどを繰り出し、オスプレイ選手をロープに振るもハンドスプリング式オーバーヘッドキックを食らってしまう。打撃一つにとってもオスプレイ選手とはやはり差があり、オスプレイ選手のチョップ1発ごとにミルズ選手は苦悶の表情を見せる。しかしようやくムーンサルトアタックを決めるとミルズ選手が攻勢に回る。コーナーへの串刺し式ラリアットを連発すると、ロープに走ってのラリアットでオスプレイ選手がダウン。しかし450スプラッシュを狙うもこれは回避され、逆にピッピーチェリオを受けてしまう。しかしコーナー上の攻防を制すると、場外のオスプレイ選手に対してラ・ケブラーダを敢行。さらにリングに戻ったオスプレイ選手に対して450スプラッシュを決めていく。それでもこれで3カウントを奪うに至らず、逆にドラゴンスクリュー、場外へのプランチャ、トップロープからのエルボーアタック、ライガーボムで一気にオスプレイ選手が攻めていく。

ここでオスプレイ選手はトドメのオスカッターを狙うが、これはミルズ選手が受け止め、逆にネックブリーカーを仕掛けていく。ここでエプロンサイドにはタッグパートナーのマイケル・オク選手がやってきて、ミルズ選手に檄を入れる。これに触発されたか、ミルズ選手は強烈な打撃合戦を挑んでいく。やはりオスプレイ選手が優勢なのには違いないが、ミルズ選手も意地で立ち向かっていく。

しかしオスプレイ選手がカウンターのフェイスバスターを見舞い、フラフラとロープから戻ってきたミルズ選手にスパニッシュフライ。そしてオスプレイ選手はヒドゥンブレイドを狙うが、ミルズ選手はそれを回避。ロープの反動を利用してオスプレイ選手の背中にミドルキック。さらにはアルゼンチンバックブリーカーからバーニングハンマーのような形でオスプレイ選手を落とそうとするが、オスプレイ選手は着地。そしてすかさずヒドゥンブレイド。これで3カウントかと思われたが、オスプレイ選手がカウント2で自らカバーを解いてミルズ選手を引き起こす。そしてエプロンサイドのオク選手に見せつけるように改めてのヒドゥンブレイド。オク選手を睨みつけながらカウント3を奪う。

 

オク選手とは1月29日にブリティッシュヘビー級のタイトルマッチを控えているということもあり、試合後はオク選手と睨み合う。互いにマイクアピールで挑発をした。

 

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