【RPW】Seasons Beatings 2021(2021年12月27日)

【RPW】Seasons Beatings 2021(2021年12月27日)

イギリスのレボリューションプロレスリング(RPW)のSeasons Beatings 2021の映像が公開されました。この試合映像をもとに内容と結果をまとめました。

第1試合 海野翔太 vs ジョシュア・ジェームズ

ジョシュア・ジェームズ選手:イングランド出身のレスラー。正確なデビュー年は不明だが、2018年3月にポーツマス沖に浮かぶワイト島での試合(Out Cast Pro Wrestling:ワイト島の超ローカル団体で、定期的に活動している様子)が確認できた中で最も古い記録。2018年12月28日にオーカーン選手とのシングルマッチの経験も。

○海野翔太 vs ●ジョシュア・ジェームズ

オープニングマッチに海野選手が登場。対戦相手はジョシュア・ジェームズ選手。後から入場してきた海野選手の手にはデスライダージャケットとTシャツ。会場を一周しながら観客とグータッチ。コーナーに上ってポーズを決めると、今回は手にしていたTシャツをその場から観客席へ投げ入れる。2021年7月のRPW復帰の頃から比べると、海野選手の体は引き締まり、腹筋も割れてきている。

ゴングがなると、まずジェームズ選手がリング中央に歩み寄り握手を求める。一瞬躊躇したものの、海野選手もそれに応じる。試合はオーソドックスな腕の取り合い、バックの取り合いから始まる。体格に勝るジェームズ選手だが、力比べは海野選手がやや優勢。海野選手はタックルでジェームズ選手をダウンさせると、リング中央でポーズを決める。今度はジェームズ選手がロープに走ってタックルを狙うも、海野選手は倒れない。3回目のチャレンジでは逆に海野選手がジェームズ選手を倒す。

首投げやネックブリーカー、ボディスラム3連発と、ジェームズ選手に対していいように攻撃をしていく。そして天山選手ばりに「ブレーンバスター!」の掛け声と共にブレーンバスターを狙っていくも、これはジェームズ選手に堪えられ、逆にブレーンバスターを喰らってしまう。そしてショットガンドロップキック、ボディアタック、セカンドロープからのフライングボディプレスと連続攻撃を受ける。ここでジェームズ選手はロープに走ってラリアットを狙うも、フロントキックでこれを回避。さらにドロップキックでダウンさせる。

海野選手はジェームズ選手をコーナーに振り、ランニングエルボー、そしてフィッシャーマンズスープレックス。これはカウント2で返される。ふらふらと立ちあがろうとするジェームズ選手にでスライダーの体勢に入るも、これは回避され、エルボー合戦に。しかしジェームズ選手のエルボーは海野選手に大きなダメージを与えることができず、逆に海野選手のエルボー1発でジェームズ選手が崩れる展開。海野選手は”Come on, big man!”と挑発。ジェームズ選手は雄叫びと共にラリアットを連発。これにはたまらず海野選手も崩れる。そして3発目で海野選手がダウン。

ジェームズ選手はチャンスとばかりに4発目を狙っていくも、海野選手はその腕を捕らえ、持ち上げてから顔面に膝を入れていく。そして自らロープに走り、新しいフィニッシャーのランニングネックブリーカードロップを見舞う。海野選手は肩膝立ちでフォールの体勢に入り、観客にアピールしながら3カウントを奪った。結果的に海野選手の一方的な試合となった。

第2試合 T.E.A.M&マライア・メイ vs ダニー・ジョーンズ&ブレンダン・ホワイト&ラウラ・ディ・マッテオ

T.E.A.M(Two Extreamely Athletic Men):ケニー・ハーフペニー選手とショーン・ジャクソン選手のタッグチーム。2021年7月31日の大会でこの2人が突如として女子レスラーのゾーイ・ルーカス選手とマライア・メイ選手側についた。それ以降、T.E.A.Mとしてタッグチームで活動しながらもメイ選手の手下のような働きをしている。

マライア・メイ選手:デビューしてか3年ほどの若い選手。美形で「プリンセス」と呼ばれているが、会場からはブーイングを浴びるのが常。ブリティッシュ女子王座への挑戦経験はあるが、未戴冠。

ダニー・ジョーンズ選手:ウェールズ出身で長身の選手。イギリスを中心にヨーロッパ各地のインディー団体に出場している。2020年に全日本プロレスに参戦したことがある。まだ26歳と若い選手。

ブレンダン・ホワイト選手:ウェールズ出身で、サウスウェールズのDragon Pro Wrestling Academy出身。デビュー6年目で、来日経験はない。イギリスのさまざまなインディー団体に参戦している。2019年11月には成田選手とRPWでシングルマッチを行い、敗れている。

ラウラ・ディ・マッテオ選手:イタリア出身の女子レスラー。ヨーロッパ各地の団体に登場している。RPWには2019年の数試合に登場したのみで、今回は久々のRPW参戦となる。

この試合はエリミネーションマッチとして行われた。最初に登場したのはマライアチーム。ジャクソン選手がリングアナウンサーのフランチェスカさんからマイクを奪い、自らのチームのコールを行う。会場からは大ブーイング。次にマッテオチームが登場。会場を一周してファンサービスをしながらリングイン。当初、マッテオチームに入っていたダグ・ウィリアムス選手が新型コロナ感染のために欠場し、代わってダニー・ジョーンズ選手がパートナーとして加わった。

○ケニー・ハーフペニー vs ●ダニー・ジョーンズ

先発はメイ選手とマッテオ選手の女子対決。お互いに投げを放ったり張り手を見舞ったりと五角の攻防を見せる。マッテオ選手がメイ選手を相手コーナーに突き飛ばし、そのままメイ選手はハーフペニー選手とチェンジ。ハーフペニー選手は拳を振り上げてマッテオ選手に向かっていくも、ドロップキック1発で敵コーナーへと追いやられる。ここでマッテオ選手はホワイト選手にチェンジする。

ホワイト選手がエルボースマッシュからジャーマン、そして代わったジョーンズ選手がエルボーからカバー。これはカウント2で返すも、完全にハーフペニー選手が捕まる。マッテオ組は素早いタッチワークでハーフペニー選手に攻撃を重ねていく。敵軍コーナーのサードロープ状に両足を開いて引っ掛けられた状態で、マッテオ選手のコードブレイカー、そしてホワイト選手のブレーンバスター。ここまで全く攻撃をすることができていなかったハーフペニー選手だが、ロープに走ってのネックブリーカーで反撃をするとジャクソン選手にチェンジ。しかしジャクソン選手もホワイト選手のラリアット1発でダウンし、敵軍コーナーに捕獲される。マッテオ組は早いタッチワークでジャクソン選手をいたぶる。ホワイト選手のセントーンからのカバーはハーフペニー選手がなんとかカット。ホワイト選手はコーナーのハーフペニー選手をエルボーでエプロン下に落とすと、メイ選手がホワイト選手の気を引く。そこへジャクソン選手が背後から攻撃。自軍コーナーに詰めてのストンピングの嵐でようやく攻勢に出る。メイチームはラフ攻撃を交えながらホワイト選手を攻めていく。しかしホワイト選手は敵チームを同士討ちさせ、ようやくジョーンズ選手にタッチ。ここでジョーンズ選手が大暴れ。ラリアットでジャクソン選手をダウンさせると、ハーフペニー選手を逆水平チョップで撃退。そして試合権利のあるジャクソン選手にエクスプロイダー、そしてシャイニングウィザードを見舞う。フォールの体勢に入るが、これはメイ選手がカット。ここでジャクソン選手がハーフペニー選手に代わると、ジョーンズ選手に合体攻撃からカバーの体勢に。ジョーンズ選手はこれで3カウントを奪われ、脱落第一号となる。

●ケニー・ハーフペニー vs ○ブレンダン・ホワイト

リング状ではT.E.A.Mの2人がハイタッチをするも、その背後からホワイト選手が忍び寄り、2人をまとめて投げ飛ばす。そしてハーフペニー選手のボディにパンチを連打し、リング中央でバックブリーカーからフォールの体勢に。これはカウント2で返される。ホワイト選手はカットに入ってきたジョーンズ選手を排除するも、ハーフペニー選手がカナディアンデストロイヤーを狙う。しかしホワイト選手はうまく押し潰してエビ固めに捕らえ、3カウントを奪った。これで両チーム脱落者は1名ずつとなった。

○ショーン・ジャクソン vs ●ブレンダン・ホワイト

ハーフペニー選手はこの裁定に納得がいかずにレフェリーに詰め寄る。その隙をついてジョーンズ選手がホワイト選手にローブロー。悶絶するホワイト選手に覆いかぶさり、3カウントを奪う。これでマッテオ選手は残り1名となる。

○マライア・メイ vs ●ラウラ・ディ・マッテオ

リング上はマッテオ選手とジャクソン選手。ジャクソン選手はパワーで押し切ろうとするも、マッテオ選手がキックの連打、コードブレイカーで優勢に立つ。そしてスイングDDTでジャクソン選手はグロッキー状態になるが、かろうじてメイ選手に交代。最後は合体の投げ技をくらい、メイ選手がマッテオ選手から3カウントを奪った。

第3試合 フランシスコ・アキラ vs ルーク・ジェイコブス

フランシスコ・アキラ選手:イタリア出身で2019年から21年にかけて全日本プロレスに参戦し、世界ジュニア王者にもなった。

ルーク・ジェイコブス選手:イーサン・アレン選手とThe Young Gunsというタッグチームで活躍している。オスプレイ選手がAUSSIE OPENをユナイテッドエンパイアに引き込む際に、エンパイア入りを匂わせ泳がされたのがこのThe Young Gunsの2人。

●フランシスコ・アキラ vs ○ルーク・ジェイコブス

体格に勝るジェイコブス選手がパワーを武器に攻めようとするも、アキラ選手がスピードとテクニックで対抗する展開。アキラ選手がビッグブーツ、巻き投げ、ドロップキックでジェイコブス選手をふらつかせるも、タックル1発でアキラ選手を吹き飛ばす。それでもアキラ選手は巻き投げ、ドロップキックでジェウコブス選手を場外に落とすと、綺麗なフォームのプランチャを見舞う。リング内に戻り、アキラ選手がエルボー、首筋へのドロップキック、そしてコーナーに向けてのダブルニーアタックを狙うも、これは回避される。そしてジェイコブス選手のビッグブーツ、ノーザンライトスープレックスが繰り出される。アキラ選手を場外に落とすと、チョップやエルボー、そして床へのボディスラムを見舞う。ジェイコブス選手はアキラ選手をリング内に戻し、ブレーンバスターを狙うがこれは堪えらえる。そして強烈なチョップでアキラ選手がダウン。さらにコーナーに詰めて顔面ウオッシュ。リング中央に戻してヘッドロックで体力を奪っていく。しかしアキラ選手はこれを抜けると、セカンドロープからのミサイルキック、そしてウラカンラナで反撃に出る。アキラ選手は串刺し式の螺っりアット、エルボーののち、スリングブレイド。これはジェイコブス選手がカウント2で返す。アキラ選手はフィッシャーマンズスクリュー、そしてトップロープからの攻撃を狙う。しかしこれはデッドリードライブで投げ荒れてしまう。さらにジェイコブス選手のラリアットでアキラ選手は大ダメージ。ジェイコブス選手はパワーボムを狙うが、それはウラカンラナで逃れる。しかしジェイコブス選手はアキラ選手の背後に回り、角度のあるジャーマンスープレックスを二連発。ジェイコブス選手は3発目を狙ったが、これは前方回転エビ固めで逃れられる。そして、アキラ選手はハイキックで反撃し、さらにロープに走るが、これはスパインバスターで切り返される。

両者何とか立ち上がると、互いに串刺し式ラリアットを見舞うと、アキラ選手はコーナー上にジェイコブス選手を乗せ、顎にハイキック。そしてエプロンでタイガードライバーを狙うも、逆にジェイコブス選手がハイキック、そしてエプロンでのごっち式パイルドライバー。これでアキラ選手は完全にグロッキー状態。場外で大の字の状態でダウン。アキラ選手はなんとかリングに戻るも、バックドロップを食らってしまう。ふらふらのアキラ選手はなんとか立ち上がってエルボー合戦に。そしてロープに走ったジェイコブス選手にカウンターのハイキック。そしてコーナーに正面からもたれかかる形になったジェイコブス選手に対し、対角線からのランニングダブルニーアタック。そしてジャーマンで放り投げ、正面からのダブルニーアタック。しかしこれはカウント2で返される。さらにジャパニーズレッグロールクラッチホールドやタイガードライバーを見舞っていくも、なかなか3カウントを奪うことができない。アキラ選手はトップロープに上ると、ミサイルキックを放っていく。しかしこれは空中で捕獲されてパワーボム。さらにラリアット二連発を受け、完全に力尽きてしまう。ジェイコブス選手はアキラ選手をカバーし、3カウントを奪った。

第4試合 カラム・ニューマン&JJガイル vs Sunshine Machine

JJガイル選手&カラム・ニューマン選手:タッグを組むことも多いが、両者ともに目立った活躍ができていない。JJガイル選手は2021年12月3日に、ニューマン選手は2021年8月15日に海野選手とシングルマッチでぶつかり、共に敗れている。ニューマン選手は2021年2月7日にJJガイル選手と組んでクリス・リッジウェイ選手&ギデオン・グレイ選手に勝利したのを最後に、白星に恵まれていない。

Sunshine Machine:チャック・マンボ選手とTKクーパー選手のタッグチーム。人気も実力も抜群のチーム。12月5日の試合では前ブリティッシュタッグ王者チームのAUSSIE OPENから勝利を奪っている。

●カラム・ニューマン&JJガイル vs Sunshine Machine(チャック・マンボ&○TKクーパー)

マンボ選手とニューマン選手の力比べから始まる。両者とも素早い動き、立体的な動きで躍動する。マンボ選手がTKクーパー選手とチェンジするも、やはりニューマン選手、JJガイル選手のスピードと空中殺法で圧倒される。たまらずマンボ選手がサポートにやってくるも、JJガイル選手のフライングエルボーアタックからのニューマン選手の投げっぱなしジャーマンというコンビネーションであっさり排除される。しかし少し休む時間ができたTKクーパー選手は立ち上がり、エルボー合戦。体格に勝るTKクーパー選手が押す展開に。コーナーに振られたJJガイル選手が素早くコーナーマットの上に飛び乗り、フライングエルボーアタックを狙うも、TKクーパー選手が下からヘッドバットで迎撃。そして今度はSunshine MachineがJJがいる選手を捕らえる。自軍コーナーに詰めてのタックルからTKクーパー選手のジャーマン。TKクーパー選手の強力なエルボーも決まり、JJガイル選手はフラフラに。そして代わったマンボ選手が自軍コーナー近くでロメロスペシャルに捕らえる。すかさずタッチをして入ってきたTKクーパー選手が、マンボ選手の技を解くタイミングでJJガイル選手の体を捕らえ、コンプリートショット。JJガイル選手は反撃の糸口を掴めない。

しかしコーナーに詰められた際にうまく前蹴りでTKクーパー選手をダウンさせると、フライングクロスボディアタックで反撃。そのままニューマン選手にチェンジ。TKクーパー選手もマンボ選手に交代する。しかしここでしばらく休んでいたニューマン選手が大暴れ。自軍コーナーに下がったTKクーパー選手をエルボーで場外に落とすと、マンボ選手にはロープを使ったアームバー、そしてトペコンヒーロ、フライングエルボーアタック、その場飛びシューティングスタープレスで一気に攻めていく。そしてJJガイル選手にチェンジ。

ニューマン選手はマンボ選手を羽交締めに捕らえ、そこにJJガイル選手がフライングエルボーアタックを狙う。しかしマンボ選手が身をかわし、同士討ちの結果に。逆にSunshine Machineが合体攻撃。ロープに走ったJJガイル選手をマンボ選手がポップアップすると、TKクーパー選手が空中でJJガイル選手を捕まえ、そのままブロックバスター。そしてTKクーパー選手が代わってリングインすると、合体のネックブリーカードロップ。これで決まったと思ったが、なんとかニューマン選手がカットに入る。マンボ選手がニューマン選手を場外へ落とすと、JJガイル選手を捕らえてフィニッシュの体勢に。しかし再びニューマン選手がカットに入り、ダブルのスーパーキックでSunshine Machineの2人を怯ませる。そしてJJガイル選手とニューマン選手が揃ってロープに走るが、ニューマン選手はTKクーパー選手のヘッドバット、JJガイル選手はマンボ選手のスーパーキックを受けてしまう。ここから試合は入り乱れた展開に。

マンボ選手はコーナーを背にしたJJガイル選手に突進するが、ショルダースルーで場外に落とされる。そしてJJガイル選手はTKクーパー選手に膝、エルボーをぶつけていく。TKクーパー選手はダウンするが、トップロープからマンボ選手がダブルニーアタックを狙う。観客へのアピールに気を取られていたJJガイル選手はこれをまともに食らってしまう。次にニューマン選手がリングイン。ハイキックでマンボ選手をふらつかせると、メイドインジャパンを見舞う。そして技を決めた直後のニューマン選手にTKクーパー選手が低空ドロップキック。4人ともダメージが大きいが、試合権利のあるJJガイル選手とTKクーパー選手がなんとか起き上がる。そしてJJガイル選手のカナディアンデストロイヤーがヒット。続け様にニューマン選手がリバースフランケンシュタイナー。場外にエスケープしたTKクーパー選手にニューマン選手がトペスイシーダを見舞うと、強引にリング内に入れる。

グロッキー状態のTKクーパー選手に、JJガイル選手のオスカッター、ニューマン選手のシューティングスタープレスが炸裂。ニューマン選手はカバーの体勢に。しかしここでマンボ選手がトップロープからのフライングボディプレスでカット。代わったマンボ選手がニューマン選手にダブルニーアタックを見舞うと、TKクーパー選手は場外のJJガイル選手に向けてトペスイシーダ。そしてマンボ選手がニューマン選手にフライングボディプレス、直後にTKクーパー選手がトルニージョをヒットさせる。連続攻撃を喰らったニューマン選手はここで3カウントを奪われてしまう。

第5試合 ビッグ・ダモ vs RKJ

ビッグ・ダモ選手:かつてはキリアン・デインというリングネームでWWEで活躍していた。それ以前はダミアン・オコーナーとして石井選手や棚橋選手、中邑選手、コブ選手らとイギリスマットでシングルマッチを行ったこともある。WWEからリリースされた後に再びイギリスに戻る。2021年11月6日にはTHE LEGIONのグレイ氏に誘われる形で登場し、辻選手とシングルマッチを行うも、辻選手のシューティングスタープレスの前に敗北。THE LEGIONとは喧嘩別れになる。

RKJ選手: RPWを代表する選手で、エース的存在。オスプレイ選手とのブリティッシュヘビー級選手権試合に敗れてベルトを失う。リマッチを求めるも、ブリティッシュタッグ王者のAUSSIE OPENを倒すことを条件とされる。そしてRKJ選手は実父のロイ・ナイト選手をタッグパートナーにしてAUSSIE OPENとのタイトルマッチに挑み、見事に勝利してベルトを奪った。

●ビッグ・ダモ vs ○RKJ

リッキー・ナイト・ジュニア(RKJ)選手が最初に登場。会場からは”RKJ!”のコールが飛び交う。一方のダモ選手は11月に辻選手とシングルマッチを行って以来の登場。ダモ選手は巨体で140キロほど。RKJ選手は100キロ未満なので、かなりの体重さがある。RKJ選手はダモ選手のタックルで吹き飛ばされるが、スピードで翻弄。RKJ選手はダモ選手を場外へと誘い出し、階段にぶつけるなどラフ殺法で攻め立てる。しかし、リング内に戻るとダモ選手のビッグブーツ、そして踏み付けといった体格を駆使した攻撃を喰らう。低空ドロップキックなどでダモ選手をいったんダウンさせたのち、RKJ選手はブレーンバスターを狙う。しかしやはり巨体を持ち上げることができず、逆にブレーンバスターで投げ飛ばされる。

RKJ選手はダモ選手の豪快な攻撃に苦戦するが、ダモ選手がロープに走った勢いを利用してファイアーマンズキャリーの体勢に捕らえるとそのままデスバレーボム。そして串刺しドロップキックで追撃すると、ダモ選手の両足をセカンドロープに引っ掛けた体勢でのDDTを見舞う。巨体が仇となり大ダメージを食らったダモ選手だが、なんとか立ち上がり反撃をする。スタンディング状態でラリアットを放つが、RKJ選手はダウンせずに堪える。RKJ選手は返す刀でヘッドバット、そしてバックドロップで投げ捨てる。そしてコーナーに上ると、450スプラッシュ。しかしこれは回避され、逆にクロスボディアタックを受けてしまう。さらにセントーンと、自分の体重を駆使した技を展開。そしてセカンドロープからのボディアタックを狙うが、これはRKJ選手がなんとか回避する。そしてRKJ選手はダモ選手を抱え上げると、得意のキシドライバーが炸裂。ダモ選手から3カウントを奪って見事に勝利した。

第6試合 4vs4イリミネーションマッチ

この試合は既に別記事にしていますので、そちらをご覧ください。

海野 vs 辻の前哨戦、4vs4イリミネーションマッチ詳報

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