【RPW】海野 vs 辻のシングルマッチ詳報。辻の今後は?

【RPW】海野 vs 辻のシングルマッチ詳報。辻の今後は?

1月29日にイギリスのレボリューションプロレスリングで海野選手と辻選手の一騎討ちが実現しました。映像が公開されましたので、それをもとに詳細をレビューしたいと思います。

海野と辻の立ち位置

すでにこれまでに海野選手と辻選手の一騎討ちへの道のりを記事にしてきました。

【RPW】海野 vs 辻が実現の運びに!両者が戦う理由とは?

こちらは前哨戦についての記事です。

海野 vs 辻の前哨戦、4vs4エリミネーションマッチ詳報

また、「速報」という形でも紹介しました。

【速報】海野翔太 vs 辻陽太のシングルマッチの結果は?

現在の海野選手はRPWでRKJ選手、マイケル・オク選手らと並ぶベビーフェイスの柱の一人です。一方の辻選手はTHE LEGIONというヒールユニットに所属しています。ただし、辻選手が望んでTHE LEGIONに入ったわけではなく、グレイ氏によって無理やり引き摺り込まれているような状態です。そのため、辻選手はユニット内でも浮いた状態で、タッグマッチであっても一切連携を見せようとはしません。悪のユニットのメンバーではあるけれど善の心を持っているという状態です。グレイ氏はそうした辻選手の善の心を断ち切るため、辻選手の”best friend”である海野選手とのシングルマッチを強引に組んだわけです。善の心を持った辻選手がこの試合を経て完全に悪の道へと進むことになるのかという点が注目ポイントの一つでした。

試合詳報

両者のシングルマッチは第二試合に組まれた。最初に登場して来たのは辻選手。太鼓や笛の音が響く和風の入場曲で辻選手が入場してくる。その脇にはTHE LEGIONのルシアン・フィリップス選手が控えている。袴を模したような、まるで師範のような入場コスチュームで貫禄は十分。ヒールユニット所属であるがファンからの支持は高い。次に登場したのが海野選手。やはり長くトップで戦っていることもあり、海野選手にはより大きな歓声が浴びせられる。手にしていたピンクのデスライダーTシャツを少女にプレゼントし、リングイン。

フィリップス選手は何やら辻選手に指示を出すも、辻選手はフィリップス選手を場外へと誘う。ゴングが鳴り、試合開始。海野選手はリング中央で握手を求める。辻選手はニヤリとしながら、海野選手に背を向けると、会場は騒然とする。再び海の選手に正体すると、ニヤリとした表情を崩さないままに握手に応じる。

試合はロックアップから始まる。辻選手は海野選手をロープに詰めるが、クリーンブレイク。そして両者がロープに走ってのタックル合戦からエルボー合戦へ。どちらも引くことなく、真っ向からぶつかっていく。海野選手が辻選手をロープに振り、エルボーでダウンさせると、低空のドロップキックを見舞う。これにはたまらず辻選手が場外へエスケープ。場外ではフィリップス選手が辻選手を気遣う。その両者に対し、海野選手はエプロンサイドからのトペコンヒーロをヒットさせていく。

海野選手は辻選手をリングに入れると、飛びつきDDTからカバー。ここまでは海野選手が優勢に試合を進める。片膝立ちの辻選手に攻撃を仕掛けようと海野選手がロープに走ると、セコンドのフィリップス選手が海野選手の足を引っ張り、妨害。海野選手はフィリップス選手に文句を言って気を取られていると、背後から辻選手が襲い掛かる。辻選手が海野選手の左腕をとり、自らの左足を海野選手の左脇に固定した状態で後ろに倒れ込む、変形のアームブリーカー。そしてショルダータックルを見舞うと、海野選手は場外へエスケープ。辻選手も場外へと向かい、鉄柵を使って海野選手の左腕を攻めていく。

辻選手が海野選手をリング内に戻すと、左の肩口にストンピング、そして座った状態の海野選手の顔面を蹴っていく。そしてコーナーに追い詰めてのボディアタック。辻選手は2発目を狙うが、これは身をかわされ、エルボースマッシュを食らう。ランニングフォアアーム、エルボーアタックの連続攻撃で、再び海野選手のペースに。コーナーに詰めると、ランニングエルボーアタック。そして辻選手をコーナーで座らせると、串刺し式ドロップキック。そしてそのまま辻選手を捕らえ、フィッシャーマンズスープレックス。これはカウント2でかわされる。

海野選手は両手を広げ、デスライダーのアピール。そして立ち上がって来た辻選手の両腕を捕らえ、でスライダーの体勢に入るが、これはショルダースルーで回避される。再びアームブリーカーで海野選手をリングに這いつくばらせると、辻選手はロープに走って後頭部を踏みつけるという荒っぽい攻撃。海野選手は再び場外へエスケープ。しかし辻選手はそれを黙って見ていることをしない。ロープに走ると、海野選手に向けて一直線に飛ぶ。綺麗なトペスイシーダが決まると、辻選手は吠えて観客にアピール。

リング内に戻り、辻選手は海野選手をカバーするもカウント2で肩を上げる。会場からは両者への歓声が飛び交う。ここで辻選手は必殺のリバースゴリースペシャルボムを狙うが、海野選手はそれを堪えると、振り返りざまに棚橋選手のドラゴン張り手を彷彿とさせる張り手。辻選手もたまらずダウン。ここで両者ダウン状態となる。海野選手がロープを手にして立ちあがろうとすると、フィリップス選手はグレイ氏が残していったステッキを辻選手の目の前に差し出す。そしてフィリップス選手は反対側のエプロンサイドに上がると、レフェリーに何やらアピールし、レフェリーの注意を引く。そしてこの隙に辻選手はグレイ氏のステッキを手にし、カメラ目線でニヤリとした表情を見せる。そして海野選手の目の前に立ち、振りかぶると、辻選手はエプロンサイドのフィリップス選手に突進。ステッキで一撃を加え、自らのセコンドのフィリップス選手を排除。これには会場からも大歓声が上がる。

辻選手はステッキを捨てると、海野選手に対して「これで1vs1だ」とアピール。再びリング中央でのエルボー合戦に入る。両者とも意地でも倒れない。苦しそうな海野選手に対し、辻選手はニヤリとした表情のままエルボーを放つ。互いに20発以上打ち込み、辻選手が後方にふらつくも、そのままビッグブーツを狙う。しかしその足を捕らえられ、エルボースマッシュを食らう。そして海野選手が辻選手を持ち上げてのニーアタック、そしてローリングエルボーを狙うが、カウンターで辻選手のトラースキック、さらにボディーへのミドルキックが入る。ここで辻選手がロープに走ると、海野選手がドロップキックで迎撃。それでも辻選手はダウンせず、立ち上がってきた海野選手に対して逆にラリアットを見舞っていく。海野選手はリング中央で大の字に倒れる。辻選手もダメージが蓄積されていたのか、両者ダウン状態に。

先に立ち上がって来たのは辻選手。うつ伏せの海野選手の両足を抱えると、そのまま持ち上げて空中で海野選手の体を90度入れ替え、背中から落としていく。辻選手はカバーするも、カウント2で海野選手が肩を上げる。そして辻選手は立ち上がってくる海野選手にスピアーを狙うが、これはドロップキックで跳ね返されてしまう。今度は逆に海野選手がコーナーに向かい、立ち上がってくる辻選手の背後からランニング式エスペランサ。そしてこの日2回目のデスライダーの体勢に入るが、これも辻選手が回避。逆にハイキックを見舞っていく。そして顔面への回し蹴り。辻選手は海野選手をコーナーポストに乗せてスパニッシュフライを狙う。海野選手もいったんは堪える。辻選手は下からのヘッドバットで相手を怯ませると、今度は雪崩式ティヘラを狙っていく。しかし海野選手は辻選手の体を持ち上げ、セカンドロープからの雪崩式スタンピート。カウンターで決まったが、辻選手はカウント2で跳ね返す。

ここで海野選手は勝利を確信したか、会場にアピールをしてから三たびでスライダーの体勢に。しかし辻選手が立ち上がることができず、海野選手はいったんコーナーに。そして辻選手がようやく立ち上がってくると、ランニング式ねっクブリーカードロップ。辻選手は脳天から直角にリングに突き刺さる。海野選手はここでカバーには行かず、辻選手を引き起こしてデスライダー。これが見事に決まり海野選手が辻選手から3カウントを奪う。

試合後、海野選手はリングに大の字になっている辻選手の健闘を讃えた。そして辻選手を引き起こそうとするも、辻選手は海野選手を突き飛ばす。セコンドのフィリップス選手が辻選手を場外へ引き摺り出すと、辻選手を抱えて引き上げていく。海野選手はその姿を呆然とした表情で見守る。最後まで見送ると、海野選手は四方に頭を下げ、リングを降りていった。

辻選手の今後は?

新日本プロレスの先輩として、そしてRPWの中心選手の一人として意地を見せた海野選手でしたが、一方の辻選手の今後がどうなるかが気になるところです。この試合ではフィリップス選手からの介入を拒否してクリーンな戦いを挑んだ結果、辻選手は海野選手の前に敗れ去ったわけです。試合後に海野選手を突き飛ばしたシーンは、単に辻選手のダメージが大きく倒れてしまっただけなのか、あるいは海野選手からの賛辞を拒否してのことなのかは判断しかねます。この試合を通じ、RPWでトップに立つにはまだ何かが足りないということに気づいたのかもしれません。グレイ氏の思惑通り、この試合で辻選手が吹っ切れてヒールレスラーとして立ち上がっていくことになるのかもしれません。今後、辻選手がどのような戦いを繰り広げていくのか、どのような道を歩んでいくのかに注目です。

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