【RPW】辻と海野がタッグ結成!共闘か、それとも分裂か?
- 2022.02.10
- RPW(Revolution Pro Wrestling) 海外プロレス団体
- RPW, 海野翔太, 辻陽太

2.6のレボリューションプロレスリングで辻選手と海野選手がタッグを組み、United EmpireのAUSSIE OPENと対戦しました。1.29ではシングルマッチを戦った両者ですが、直後のタッグ結成はどういう結末を迎えたのでしょうか。試合動画を見ながらレビューしたいと思います。
辻と海野の因縁
1.29でどうして辻選手と海野選手が戦うことがなったのか、そしてその試合はどのような展開をしたのかについてはすでに記事にしてきました。ご関心のある方はまずはそちらの記事をお読みください。
AUSSIE OPEN vs 辻陽太&海野翔太 詳報
最初に登場したのはTHE LEGIONのギデオン・グレイ氏。リング中央に陣取り、辻選手の登場を待つ。辻選手が入場し、リングインするも、中央で待ち受けているグレイ氏に対して訝しげな表情を見せる。続いて海野選手が登場。やはり会場人気は高い。リングサイドでファンサービス中、実況席のグレイ氏に気付く。笑顔で中指を立てると歓声が上がる。そしていつものようにリングサイドの小さなファンにTシャツをプレゼントしてからリングイン。AUSSIE OPENがリングインすると、海野選手はリング中央で両者と睨み合う。一方の辻選手はコーナーに体を預けて悠々と見守る。
先発はフレッチャー選手と海野選手。オーソドックスな腕や足の取り合いから始まる。タックル合戦、エルボー合戦は互角だったが、ロープに走ったフレッチャー選手をエルボーでダウンさせるとすかさずドロップキック。ここで辻選手にチェンジ。ここで辻&海野はダブルのショルダーアタックで連携技を見せる。
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— Alex Haskett (@alexhaskett) February 7, 2022
デイビス選手が代わってリングインすると、重量級同士のエルボー合戦が始まる。辻選手がロープに走った勢いを利用してデイビス選手がバックブリーカーを狙うも、辻選手がヘッドシザーズで切り返し、デイビス選手は場外へ。辻選手は続け様にフレッチャー選手に技を仕掛けようとするも、デイビス選手がフレッチャー選手を無理やり場外エスケープさせる。
場外では海野選手、辻選手がそれぞれ二人がかりの攻撃を喰らい、さらに辻選手はリング内で合体のネックブリーカードロップも受けてしまう。辻選手がグロッキー状態で、デイビス選手の攻撃をいいように受けてしまう。AUSSIE OPENはやはりタッグチームとして高いレベルで完成されており、タッグとしての連携だけでなくうまく間を作って2人で攻撃を仕掛けていく。辻選手も奮起してビッグブーツなどで応戦する。強烈なラリアットを喰らってしまうが、直後のブレーンバスターは逆に切り返してデイビス選手を放り投げる。ここでようやく辻選手が自軍コーナーに戻り、海野選手とチェンジ。
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ようやくリングインした海野選手は2人を相手に向かっていく。最後は2人をまとめてドロップキックで倒すと、デイビス選手に対してスイングDDT、フィッシャーマンズスープレックスホールドを仕掛けていく。そしてコーナーから攻撃を仕掛けようとするも、デイビス選手が逆に雪崩れ式ブレーンバスター。そしてフレッチャー選手がリングインしてくると、ここでもやはり合体攻撃を狙う。デイビス選手が海野選手をダブルアームに捕らえ、タイガードライバーのような体勢で持ち上げると、フレッチャー選手の肩を支点にクルリと一回転させながらのパワーボム。しかしこれはカウント2でキックアウト。ここでさらに合体攻撃を仕掛けようとするAUSSIE OPENに対し、海野選手がうまくすり抜けてダブルのドロップキックで二人まとめて排除。辻選手となんとか交代する。
リング上は辻選手とフレッチャー選手。エルボー合戦からツームストンの体勢に。これはお互いに切り返し合いから辻選手のスモールパッケージホールド、そしてラリアット合戦。互いにダウンせずになんとか堪える。張り手合戦で片膝をついてしまった辻選手だが、ロープに走ってのラリアットで逆にダウンを奪う。ここでデイビス選手、海野選手も入ってきて乱戦となるが、フレッチャー選手が辻選手を捕らえてのみちのくドライバーが決まる。かなり鋭い角度で突き刺さるが、海野選手のカットがなんとか間に合う。
ここで試合権利のない海野選手とデイビス選手がエルボー合戦。海野選手のローリングエルボーからのドロップキックでデイビス選手の足元がふらつくが、ロープの反動を利用してのラリアットで海野選手を排除する。ここでAUSSIE OPENは二人がかりで辻選手に襲い掛かる。その攻防の中でフレッチャー選手の肘がレフェリーにヒットする。レフェリー不在の中で1vs2の不利な戦いになるが、辻選手はスピアーで2人まとめてダウンさせる。そしてデイビス選手を狙ってコーナーでスピアーの体勢になる。そこへグレイ氏がケインを持ってリングイン。辻選手にケインを手渡す。
しかし辻選手はグレイ氏を睨みながらケインを投げ捨て、グレイ氏を場外へと放り出すが、ここで隙ができてしまい、AUSSIE OPENのダブルのトラースキックを喰らってしまう。デイビス選手が辻選手を捕らえ、フレッチャー選手がケインを握って辻選手を狙う。しかし背後から忍び寄ってきた海野選手がケインを強奪。海野選手はそのケインでデイビス選手に一撃。さらにフレッチャー選手のローブローをケインで防ぐ。そして海野選手がケインを振りかぶってフレッチャー選手に一撃を喰らわそうとしたところ、ケインが辻選手に誤爆。ケインをかわしたフレッチャー選手は動揺する海野選手の股間を蹴り上げ、海野選手は場外へ。
リングに残された辻選手に対し、AUSSIE OPENの2人は攻勢をかける。エルボーで怯ませ、そのまま二人で辻選手を担ぎ上げ、フィニッシャーのフィジットスピナーが炸裂。なんとか蘇生してきたレフェリーがゆっくりと3カウントを数えた。
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— Alex Haskett (@alexhaskett) February 7, 2022
勝ち名乗りを受けるAUSSIE OPENにはブーイングが浴びせかけられる。辻選手はリング中央で大の字に、そして場外で倒れていた海野選手をなぜかグレイ氏が介抱し、肩を貸して退場していった。
今回の試合では辻&海野の分裂はありませんでした。辻選手の心はグレイ氏やTHE LEGIONには向いていないようです。多少ギクシャクしたところはあったものの、海野選手に対する共感の方が強いと見られます。しかし、グレイ氏が海野選手に肩を貸したということから、グレイ氏が海野選手を懐柔することでTHE LEGIONへ引き込もうという魂胆が見え隠れします。2.13でもやはり辻選手と海野選手がタッグを組み、Lycos Gymの2人と対戦します。今回の試合の状況からは、ひょっとすると海野選手もろともTHE LEGION入りする流れになる可能性も否定できません。今後の展開からますます目が離せなくなりました。
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