【RPW】オスプレイのブリティッシュヘビー級王座にクルーザー級王者が挑む
- 2022.02.15
- RPW(Revolution Pro Wrestling) 海外プロレス団体
- ウィル・オスプレイ, ブリティッシュヘビー, マイケル・オク

1月29日にイギリスのレボリューションプロレスリング(RPW)にてオスプレイ選手の持つブリティッシュヘビー級王座の防衛戦が行われました。公開された動画を元にこのタイトルマッチをレビューしたいと思います。
階級を超えたタイトルマッチ
オスプレイ選手の対戦相手はブリティッシュクルーザー級王者のマイケル・オク選手。クルーザー級のベルトを巻きながらヘビー級のベルトに挑戦するという構図です。オク選手は軽量ながら、コナー・ミルズ選手とのタッグチームDestination Everywhereでブリティッシュタッグ王座を獲得するなど、階級を超えた戦いをしています。オク選手はRPWではエース格の一人で、2021年にシングルマッチで敗北したのは10.10のオスプレイ戦のみで、8勝1敗1引き分け(無効試合)です。その前の敗北は2019年8月30日にまで遡ります(対戦相手はエル・ファンタズモ選手)。この間、ヘビー級もクルーザー級も関係なくシングルマッチを重ねていましたで、RKJ選手、オスプレイ選手らと並びまさにRPWを代表する選手の一人となっています。そのため、階級差を超えた夢の頂上決戦として注目を浴びていました。
オスプレイ vs オク詳報
最初に登場したのはオク選手。クルーザー級のベルトを腰に巻いてリング外を一周。そして観客席にいた恋人のアミラ・ブレア選手、そして家族と順番にハグを交わしてリングイン。
@TheOJMO is an absolute star. He’s is going to be a problem. Mark my words he’s on a different level. 🙏🏿🔥😤 pic.twitter.com/0yVRSyUBlj
— NK | WRESTHINGS x RARE. PODCAST (@nkpreach) January 30, 2022
そして主に新日本での実績を紹介する長い映像とともに、ゆっくりと時間をかけてオスプレイ選手が登場。アミラ・ブレアさんの姿を見つけるとその前で仁王立ちして挑発。そして堂々のリングイン。
Love him, or hate him… @WillOspreay sure does know how to get all eyes on him doesn’t he? pic.twitter.com/MlXNvDxVmC
— Chris (@CTwigger96) January 30, 2022
両者がリングインすると会場のボルテージもヒートアップ。両者のコールに会場が湧く。歓声はオク選手に対するものが圧倒的で、オスプレイ選手にはブーイング。それでも試合が始まると両者へのコールが続く。
This match made me EMOTIONAL @WillOspreay @TheOJMO pic.twitter.com/3xC9wHDnr3
— Hyan ハイアン (@_thehyan) January 30, 2022
オク選手は細身で80キロ程度の軽量選手。オスプレイ選手とはおそらく25キロほどのウエイト差がある。そのため、パワーではどうしてもオスプレイ選手に軍配が上がる。そのため、序盤はボディアタックがキャッチされたり、ヘッドシザーズも捕まえられたりと苦戦が続く。オク選手はスピードと技のキレでなんとか対抗していく。オスプレイ選手は笑顔を見せたりアミラ・ブレア選手を罵ったりと余裕の表情を見せる。
序盤はほとんどがオスプレイ選手のペースで試合が進むが、オク選手はようやくスイングDDT、フライングラリアット、串刺しドロップキック、バッククラッカー、ムーンサルト、ニーアタックと立て続けに技を出し、オスプレイ選手は場外へ。
ここからは両者の一進一退の攻防が続く。試合の一つ目の山場は、オク選手がトップロープからムーンサルトプレスを狙ったシーン。ここでオスプレイ選手がオク選手を背後から荒々しく突き落とす。オク選手は場外の机と鉄柵の間付近に頭から墜落。レフェリーやセコンドが慌てて駆けつける。しかしオスプレイ選手が無理やり引き起こし、リング内に入れる。オク選手は頭から出血。オスプレイ選手はその傷口を広げようとする。
オク選手はふらふらになりながらなんとか立ち上がり、エルボーの連打で意地を見せる。しかしオスプレイ選手のキックでオク選手は場外へ。アミラ・ブレア選手の目の前に立ち挑発的な投げキッスをすると、アミラ・ブレア選手は持っていたドリンクをオスプレイ選手の顔にぶっかけ、会場が湧く。これに怒ったオスプレイ選手がアミラ・ブレア選手の髪を引っ張り引き摺り回す。そこへオク選手がドロップキックを見舞う。オク選手はすかさず恋人を気遣う。
🚨🚨NEW VLOG ALERT🚨🚨@WillOspreay RETAINS Undisputed British Heavyweight Championship Against @TheOJMO at @RevProUK High Stakes
REACTION VLOG
WATCH HERE: https://t.co/8y1tRqUPdQ
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— Mekz • WrestleManiac UK (@WrestleManiacUK) January 31, 2022
怒りモードのオク選手に会場は湧く。そしてトップロープに上ったオスプレイ選手にオク選手がエプロンからのスワンダイブ式ドロップキックを狙う。しかしダメージが蓄積されていたのか、血が目に入って視界が悪いのか、スワンダイブに失敗してドロップキックがかなり浅くなる。オク選手も体勢を崩してエプロンに落下するが、オスプレイ選手も場外に落下。オク選手のドロップキックが想定していない角度でヒットしたためか、オスプレイ選手は場外に落下して鉄柵で頭を痛打。オク選手は場外のオスプレイ選手にスワンダイブ式プランチャ。これはきれいにヒット。先ほどの鉄柵への落下が原因か、立ち上がってきたオスプレイ選手も頭から流血。
リングに戻った両者だが、膝立ち状態のオスプレイ選手の膝にオク選手がフライングニードロップ、そしてドラゴンスクリューを見舞い、フィニッシュホールドのハーフボストンクラブへと持ち込む。
Another one for you there @WillOspreay @TheOJMO @RevProUK
Will he tap out?! pic.twitter.com/JO9WMr3Ezz
— Sean Brightman (@sbdetweets) January 30, 2022
エプロンでのオスカッターで両者場外でダウン。会場からは”This is awesome!”の大合唱が始まる。リング内に戻るとオスプレイ選手の掟破りの逆ハーフボストンクラブがかなりの角度で入る。そして試合を決めようとオスプレイ選手はヒドゥンブレイドを狙うも、これはうまくかわされる。続け様に狙ったストームブレイカーも切り返される。
ここでオク選手はオカダ選手ばりのムーブを見せる。ツームストンパイルドライバーを見舞い、レインメーカーポーズ。そしてレインメーカーを狙うが、これは切り返されて逆にオスプレイ選手のライガーボムが炸裂。さらにオスカッター、ヒドゥンブレイドと畳み掛けられるも、なんとかカウント2でキックアウト。
しぶとく粘るオク選手に対してオスプレイ選手は左右の張り手からヘッドバット。サポーターを外しての正面からのヒドゥンブレイドをハーフボストンクラブで切り返す。そして両手でプッシュアップして逃げようとするオスプレん選手をそのまま持ち上げ、スタイルズクラッシュからハーフボストンクラブ。仕掛けているオク選手が完全にブリッジしているような急角度で決まるが、なんとかエスケープ。
オク選手が試合を決めようと狙ったニーアタックからのフライングボディプレスは回避され、すかさずオスプレイ選手のヒドゥンブレイド、そして正面からのヒドゥンブレイドが連続でヒットする。
12 seconds out of 40 + minutes of perfection @WillOspreay vs @TheOJMO #HighStakes22 @larysa_d with the great camera work! pic.twitter.com/vQtGb95jjf
— Mid South Moments (@MidMoments) January 30, 2022
Damn 💥 @WillOspreay @TheOJMO @RevProUK pic.twitter.com/EKBKviZjFt
— Sam (@SD9322) January 29, 2022
オスプレイ選手はさらにもう1発ヒドゥンブレイド。カウント2で引き起こし、正面からのヒドゥンブレイド。これを3回繰り返す。オク選手はすでに目を閉じて失神状態。セコンドのコナー・ミルズ選手がエプロンに駆け上がり、首にかけたタオルを投げ入れようとする。すぐそばにアミラ・ブレア選手も駆け寄り、試合をストップさせようとするが、オク選手はなんとかエプロンサイドまで這ってくる。その姿を見たミルズ選手はタオル投入を諦め、エプロンから降りるも、アミラ・ブレア選手はタオルを要求。それでもオク選手はしっかりとアミラ・ブレア選手の手を握り、まだやれるとアピール。
British Wrestling is Alive and well
Oku Vs Ospreay II – RPW High Stakes ‘22
Available to watch now on https://t.co/5uViw4j3ne@RevProUK / @davemeltzerWON pic.twitter.com/Kia7HVEwnV
— ᵂⁱˡˡ ᴼˢᵖʳᵉᵃʸ • ウィル・オスプレイ (@WillOspreay) February 2, 2022
そしてオスプレイ選手はまたもやヒドゥンブレイドからカバーするも、カウント2で引き起こし、今度はヒドゥンブレイドを狙う。そこへアミラ・ブレア選手がタオルを投入。しかしオスプレイ選手はレフェリーに試合を止めるなとアピールし、そのタオルでオク選手の血を拭うとアミラ・ブレア選手目がけてタオルを放り投げる。
British Pro Wrestling is strong. @RevProUK @WillOspreay pic.twitter.com/hERVI6VsI4
— Sean Brightman (@sbdetweets) January 29, 2022
そして改めてストームブレイカーを決め、完璧な3カウントを奪う。オスプレイ選手は勝利をアピール。リング中央でダウンしているオク選手の周りにはセコンドや家族、レフェリーらが駆け寄る。
オスプレイ選手が2本のブリティッシュヘビー級ベルトを掲げる。そしてセコンドが袋に入った新しいベルトをオスプレイ選手に手渡すと、オスプレイ選手は嬉しそうにそのベルトを掲げてアピール。
@WillOspreay AND STILL . Love the new championship design 😍 pic.twitter.com/JxR7asjHbz
— بوخو (@B0o50) January 30, 2022
試合のダイジェストはこちらで視聴できます。
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