【RPW】辻&海野タッグ2戦目!辻、海野、そしてギデオン・グレイの思惑はどこにある?

【RPW】辻&海野タッグ2戦目!辻、海野、そしてギデオン・グレイの思惑はどこにある?

レボリューションプロレスリング(RPW)の2.6ロンドン大会で、辻選手と海野選手がタッグを組む試合がありました。不穏な雰囲気のまま試合を終えましたが、翌週のサウサンプトン大会でも再びタッグ結成となりました。映像が公開されましたので、試合の様子をレビューしていきます。

前回のタッグ戦のおさらい

2.6ではUnited EmpireのAUSSIE OPENとの試合が組まれていました。辻選手は相変わらずTHE LEGIONの総帥であるグレイ氏には反抗的で、まだ心を許していません。試合中にグレイ氏が凶器のケインを辻選手に手渡すも、辻選手はそれを使うことなく、逆にグレイ氏をリング下へと追いやりました。そのケインを対戦相手のカイル・フレッチャー選手が凶器として使おうとしたところ、海野選手がそのケインを奪ってフレッチャー選手を攻撃したところ、それが辻選手に誤爆してしまいます。そしてそのままフィニッシュに持ち込まれ、最終的には辻選手がフォールを奪われて敗北してしまいました。

試合後のリング上で両者の小競り合い等はありませんでした。というのも、辻選手はケイン誤爆の後にAUSSIE OPENの絶対的フィニッシャーの合体技、フィジットスピナーを受けてしまっており、ノックアウト状態。そして海野選手もフレッチャー選手の急所蹴りを受けて場外で悶絶していたためです。そして、THE LEGIONの総帥のグレイ氏は試合後に辻選手ではなく海野選手に肩を貸して退場していきました。グレイ氏と海野選手の接近はあるのか、辻選手と海野選手の関係はどうなるのかという疑問を残しつつ、試合は終了しました。

より詳細なレビューはこちらを参照してください。

【RPW】辻と海野がタッグ結成!共闘か、それとも分裂か?

辻陽太&海野翔太 vs Lykos Gym 詳報

Lykos Gym:キッド・ライコス選手とキッド・ライコスⅡ選手のタッグ。キッド・ライコス選手はまだ24歳だがキャリアはすでに10年以上。以前は日本でもお馴染みのクリス・ブルックス選手(DDT)やドリュー・パーカー選手(大日本)とのタッグでも活躍。新日本イギリス遠征の際には6人タッグで外道&後藤&YOSHI-HASHIとも対戦経験がある。RPWで直近ではBritish J Cup 2021に参加し、初戦でマイク・ベイリー選手と対戦して敗れている。キッド・ライコスⅡ選手はまだ19歳だが、14歳の頃にデビューしているためにキャリアは5年ほど。以前はジョー・ネルソンというリングネームで試合をしていた。2020年ごろからキッド・ライコスⅡとしてキッド・ライコス選手とタッグを組んでいる。

先に登場したのはLykos Gymの2人(以下:キッド・ライコス選手=1号、キッド・ライコスⅡ選手=2号と表記)。そしてグレイ氏がリングに上がり、マイクを持って辻選手を呼び込む。そして辻選手がリングインすると、さらにグレイ氏はマイク海野選手のコールも行う。そして海野選手はファンサービスを行い、リングに向かう。グレイ氏がセカンドロープとトップロープの間を開け、海野選手を招き入れようとするも、海野選手はそれには応じずにサードロープの下を転がりながらリングイン。そして両者のセコンドのような顔をしてコーナー下に控えるグレイ氏に対し、辻選手と海野選手はそれぞれコスチュームをぶつけるように投げつける。辻選手、海野選手の視線がグレイ氏に向けられていたところを背後からLykos Gymが襲い掛かり、場外乱闘に。そして海野選手と2号がリングインしたところで試合開始のゴング。2号がエルボーを見舞うも、海野選手の表情は全く変わらない。海野選手と比べて2回りほど小柄な2号の攻撃は全く通じない。それは辻選手に対しても同様で、2号は土下座して許しを乞う。1号に代わっても状況はほぼ同じ。しかし合体攻撃や一点集中攻撃を続け、少しずつペースを握り始める。

辻選手はかなり左膝を攻められ、要所要所での目潰しなどのラフ攻撃に苦しむも、ようやく海野選手にチェンジ。海野選手は2人を相手に暴れると、リング中央で2号に十字架固め。これはロープエスケープとなるが、2号はかなり苦しそうな表情になる。そして1号との連続攻撃で海野選手を痛ぶると、ダブルのブレーンバスターを狙う。しかし辻選手が後ろから忍び寄り、Lykos Gymの2人の首根っこを掴んで海野選手から引き離す。そしてそのまま両者の頭をぶつけ、順番にバックブリーカーを見舞っていく。

ここで海野選手が2号に対してデスライダーの体勢に。そこにエプロンサイドから”Shota, Shota!”と呼びかける声が。声の主はグレイ氏。グレイ氏は海野選手にケインを渡す。海野選手はそのケインを手に取る。そこに辻選手が入ってきて、海野選手に対して「ダメダメ」のようなジェスチャーを送り、海野選手からケインを受け取る、そしてグレイ氏を睨みつけると、そのまま場外に降りてグレイ氏を追う。

辻選手がリングに戻ると2号に対して合体攻撃。そしてトドメとして、海野選手が2号を抱え上げ、2号の頭にハイキックを見舞ってからパイルドライバーという連携技を狙う。しかし、辻選手のハイキックが海野選手の顔面に誤爆。その隙をLykos Gymが狙い、辻選手を場外へ、海野選手を雪崩式のスパニッシュフライからニーアタック。そして2号がフォールの体勢に入るも、辻選手のカットが間に合う。

しかし1号と2号が順番にブレーンバスターを見舞うと、海野選手はかなりグロッキー状態に。1号がカバーするも、海野選手は自力でなんとかキックアウト。ロープ際にダウンしている海野選手にグレイ氏が激励の言葉をかける。そこへ1号がグレイ氏にTシャツのようなものを投げつける。グレイ氏は怒ってエプロンサイドに上がってくるが、レフェリーに制止される。その隙にLykos Gymの2人は持ち込んでいた鉄板を手に海野選手を狙う。しかしグレイ氏がリングインし、Lykos Gymを制止。その背後では海野選手がケインを手になんとか立ち上がってくる。そして海野選手が”Fxxing LEGION!!!”と叫びつつケインでグレイ氏に襲い掛かる。しかしグレイ氏はひらりと身をかわすと、ケインが1号と2号に命中。レフェリーの目の前の出来事だったので、レフェリーはすぐにゴングを要請。海野選手の反則負けという裁定となる。

海野選手は頭を抱え、困惑した状態でうなだれる。場外では辻選手がグレイ氏に詰め寄る。リング内では1号がケインで海野選手を襲う。助けに入ってきた辻選手に対して2号が鉄板で攻撃。Lykos Gymの2人は海野選手と辻選手をいいように痛めつけると、勝ち誇ったようにリングを降りていった。そして、舞い戻ってきたグレイ氏はやはり海野選手に肩を貸し、退場していった。

辻陽太の善の心

辻選手がTHE LEGION入りしてからこれまでの間に、何度となく凶器攻撃を行うチャンスがありました。そして、何度かは実際に凶器のケインを使用しかけたこともありましたが、それはすべてTHE LEGIONのメンバーに向けてのものでした。今回の試合では海野選手がケインを使おうとしたところを辻選手が静止するシーンもありました。逆に、海野選手は2.6のAUSSIE OPENとの試合でも12.27のTHE LEGIONとのイリミネーションマッチでもケインを使いました。12.27ではケインを持ち込んできたグレイ選手、2.6ではケインを手にしたカイル・フレッチャー選手、そして2.13では鉄板を手にしたLykos Gymに対してです(2.13ではケインを使用していませんが)。いずれも凶器を持ったヒールレスラーに対して、目には目をの精神で向かっているものと思われます。しかしヒールユニットにいるはずの辻選手の方がむしろそれを制止するという構図となっています。

ヤングライオンを卒業し、イギリスでヒールユニットに加入することになってしまった辻選手ですが、2.28の棚橋 vs オーカーンのNEVER無差別級選手権試合の時に見せた善の心、悪には魂を売らないという強い気持ちが今でもなお辻選手に宿っています。見た目は野生的でヒール然とした辻選手ですが、まだ闇堕ちするまでには時間がかかりそうです。このまま闇堕ちすることなく凱旋帰国をする可能性すらあるようにも思えます。

一方、海野選手は見た目はベビーフェイスですが、心の奥底に黒い部分が見え隠れしているようにも見えます。グレイ氏が海野選手に擦り寄っているのは、もしかすると海野選手にヒールレスラーとしての素質を見出しているのかもしれません。

これからこの三者の関係はどうなっていくのか注目していきたいと思います。

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