【GCW】上村がブリティッシュJカップ覇者に挑む!

【GCW】上村がブリティッシュJカップ覇者に挑む!

現地時間3月31日、テキサス州のダラスにてGCWのJosh Barnett’s Bloodsport 8が開催されました。毎回、この大会には新日本のリングに上がっている選手が多く登場します。そして今回はLA道場で海外武者修行中の上村選手が登場しました。

参戦した大会と対戦相手

上村選手が参戦したのはGCWの中の1つの興行形態である、Josh Barnett’s Bloodsportでした。この大会ではロープが全て外され、ギブアップ、ノックアウト、レフェリーストップで試合が決します。フォールやロープブレイクが無く、MMAに近い形式と言ってもよいでしょう。

上村選手は、今回が初めての参戦ではありません。2021年10月にやはりこの大会に出場していました。その時の対戦相手はデイビー・リチャーズ選手でした。この試合では残念ながら敗れてしまいましたが、会場からは大ユーヤコールが起こるなど、観客のハートを掴んだ試合でした。

 

上村がMMA形式の大会に出場!【試合詳報】

そして対戦相手のマイク・ベイリー選手は、テコンドーをベースに持ったレスラーです。2021年にはイギリスのレボリューションプロレスリングで開催されたブリティッシュJカップ2021で優勝した実績を持っています。2022年に入ってからはIMPACTやPWG、GCWなどの団体で活躍している選手です。

試合展開と結果

最初に登場したのはベイリー選手。テコンドー風の挨拶をし、リング中央で上村選手の登場を待つ。そしてLA道場の入場曲が流れ、上村選手が登場する。入場ゲートに現れた上村選手の首には、アントニオ猪木さんのそれを彷彿とさせるような真紅のタオルが首に巻かれている。険しい表情でリングへと向かう。そしてリング中央で表情を崩さないまま握手を交わす。

試合開始のゴングがなると、キックを得意とするベイリー選手が足で上手く牽制。上村選手はなかなかベイリー選手に近づくことができない。上村選手はうまくバックを取り、グラウンドに。こうなると上村選手が優勢だが、ベイリー選手は必死に逃げ、再びスタンディング状態に。やはりなかなか近づけなかった上村選手だが、雄叫びと共に一気に懐へ。そしてベイリー選手を力任せに投げる。グラウンドで完全に捕まえたい上村選手だが、ベイリー選手もうまくすり抜けて距離を取る。

ここで、強烈なハイキックが上村選手の側頭部にヒットし、ダウン。すかさず背後から馬乗りに。しかし上村選手も転がって、逆にマウントポジションを取る。上から張り手を見舞っていくも、ベイリー選手も下から強烈な張り手。ここで上村選手が一旦ポジションを解除し、距離を取る。すると、まるで猪木vsアリのように、上村選手がリングに仰向けになった状態でベイリー選手を挑発。上村選手はアリキックを見舞っていくが、キックはベイリー選手の本骨頂。上から強烈な蹴りを見舞っていく。

しかしこれは上村選手が仕掛けた罠。ベイリー選手をうまく誘い込んでアームロックに捕らえる。ベイリー選手は転がって逃れようとするも、上村選手がうまく対応。それでも強引に技を外すと、ベイリー選手がマウントポジションに。上から強烈なエルボーを見舞っていく。上村選手もうまくこれを逃れ、腕を狙って絡みついていく。ロープブレイクがないため、ベイリー選手はもがいて逃れようとする。すると、二人が絡み合ったまま場外へ転落。ベイリー選手はまともに頭から落下。

場外マットは敷かれていないため、ベイリー選手はかなりのダメージを負う。上村選手はサッとリングインしてチャンスとばかりに攻撃を仕掛けようとする。しかし、ベイリー選手にも火がついたのか、強烈な回転蹴り、側頭部へのハイキックが連続してヒット。崩れた上村選手の頭に膝を打ち込んでいく。上村選手が絶体絶命のピンチに陥るが、強引にベイリー選手を抱え上げて水車落としを見舞う。

そして両者立った状態で、上村選手がベイリー選手の左手首を取り、そこから上村選手がドラゴンスクリューのような形で回転。その勢いで一気に脇固めに。ベイリー選手は前転して回避するも、上村選手は腕十字に移行。ベイリー選手はたまらずタップアウト。上村選手が見事に勝利を収めた。

試合後、ベイリー選手は負けを認めて上村選手に手を差し伸べる。上村選手はその手をガッチリと握り、お互いの健闘を讃えた。

人気ブログランキング参加中!クリックで応援していただけましたら嬉しいです。


プロレスランキング

英語のマイクアピールをしっかりと理解したい人にはこの本がオススメ