【RPW】海野 vs ルーク・ジェイコブス詳報

【RPW】海野 vs ルーク・ジェイコブス詳報

新日本プロレスシカゴ大会Windy City Riotにジェイ・ホワイト選手の対戦相手Xとして登場した海野選手ですが、遠征中のRPWでは辻選手との関係、THE LEGIONとの関係が注目されています。ここしばらくは辻選手絡みの試合が続いていましたが、3月5日はThe Young Gunsのルーク・ジェイコブス選手とのシングルマッチでした。

海野vsジェイコブス詳報

この日の海野選手はThe Young Gunsのルーク・ジェイコブス選手とのシングルマッチ。海野選手がゲートに姿を見せると、解説席にいたTHE LEGIONの総帥、ギデオン・グレイ氏がマイクを取り、嬉しそうに海野選手のコールをする。ゲートでポーズを決めている海野選手は困惑の表情。しかし、グレイ氏の存在を無視し、海野選手はいつものように観客にグータッチをして回る。

そして海野選手がリングインする段になると、グレイ氏はさっとエプロンに駆け上がり、セカンドロープを下ろして海野選手を招き入れようとする。しかし海野選手はやはりそれを無視し、サードロープの下からスルリとリングイン。そしてコーナーで歓声に応える。

対戦相手のジェイコブス選手は「早くしろ」とアピールするも、海野選手は悠然とアピールを続ける。そればかりか、普段であれば手にしているTシャツはリングサイドの子供にプレゼントするのだが、今回は観客席の最上段まで駆け登ってプレゼントをする。観客からは大歓声。

試合が始まると、序盤はジェイコブス選手が攻勢に出る。ヘッドロックで締め上げると、コーナーに詰めて串刺し式の攻撃を狙う。しかし海野選手は身をかわすと、ローリングエルボー、低空ドロップキック、そしてDDTを見舞っていく。ここからは海野選手が一方的に攻めていくが、ウエイトに勝るジェイコブス選手はブレーンバスターを堪えると逆にブレーンバスター。そして串刺しニー、バックドロップ。そしてうまく足を取ってアンクルホールドに捕らえる。

これをエスケープした海野選手は、エルボーからフィッシャーマンズスープレックス。そしてランニング式スイングネックブリーカーを狙うも、これはうまくかわされる。するとエルボーの打ち合いからジャーマンの打ち合いに。どちらも引くことなく、さらにエルボー、ラリアットの打ち合いになる。

両者ダウンから先に立ち上がった海野選手がバックを取ると、ジェイコブス選手はうまく身を丸めて再びアンクルホールド。海野選手はなんとかこれを逃れるも、ジェイコブス選手はすかさずパワーボム。そして海野選手をコーナーに乗せ、そのまま雪崩式で後ろに投げ捨てる。ここでジェイコブス選手が一気に畳み掛けようとする。しかし海野選手がうまく腕を取ると、一撃必殺のデスライダーが決まる。海野選手はそのままカバーし、3カウントを奪った。

対戦相手のルーク・ジェイコブスとは?

海野選手の対戦相手となったルーク・ジェイコブス選手は、まだ22歳と若い選手です。ブリティッシュスタイルのクラシックなレスリングをする選手です。派手さはありませんが、実力をつけてくれば面白い存在になると思います。

そのジェイコブス選手ですが、RPWではイーサン・アレン選手とのタッグチーム、The Young Gunsでも活躍しています。昨年、オスプレイ選手がイギリスでの新たな同盟者の存在を仄めかした際、当初はこのThe Young Gunsがエンパイア入りするものと見られていました。というのも、渦中のオスプレイ選手がThe Young Gunsとタッグを組んだ際、このようなツイートをしていたからです。

しかしながら、結果として新たな同盟者はカイル・フレッチャー&マーク・デイビスのAUSSIE OPENだったわけです。しかも、リング上で海野翔太&AUSSIE OPENとウィル・オスプレイ&The Young Gunsで睨み合い、この組み合わせで抗争勃発(=The Young Gunsがエンパイア入り)かと思わせておきながら、AUSSIE OPENがオスプレイ選手につくというサプライズ演出でした。オスプレイ選手とAUSSIE OPENが既に裏で繋がっていながら、The Young Gunsの2人は踊らされていたというわけです。

そんなThe Young Guns、そしてルーク・ジェイコブス選手ですが、つい最近、大きな勲章を手に入れました。RPWと並ぶイギリスのプロモーションであるProgress Wrestlingで開催されたProgress Atlas王者決定トーナメントに優勝し、第9代王者になりました。初戦でビッグ・ダモ選手、準決勝でウォーレン・バンクス選手、そして決勝ではジョナ選手に勝利しての戴冠でした。

年齢的にもまだ若いですし、ジェイコブス選手は将来的に新日本マットでも渋い活躍をしてくれるかも知れません。今後が楽しみな選手です。

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