【RPW】Live in London 60(2022年4月3日)

【RPW】Live in London 60(2022年4月3日)

4月3日にロンドンで開催されたRPW(レボリューションプロレスリング)の試合動画が公開されました。その映像を見ながら、試合のレビューを行います。登場選手については次の記事をご参照ください。

【随時更新】RPW参戦選手の紹介

第1試合 デイビッド・フランシスコ&ジョシュア・ジェームズ vs Sunshine Machine

●デイビッド・フランシスコ&ジョシュア・ジェームズ vs Sunshine Machine(チャック・マンボ&○TKクーパー)

体格的に上回るフランシスコ&ジェームズだが、Sunshine Machineが正確な技とうまい試合運びで終始優勢な状況を作る。先発はフランシスコ選手だったが、ジェームズ選手にチェンジしてからはほぼ一方的にSunshine Machineが攻撃をする展開に。全くタッチをできないまま、試合が進む。しかし合体攻撃を回避すると、ジェームズ選手はラリアットで現状を打開し、ようやくフランシスコ選手に交代。ウエイト差を生かして攻めていく。ダイビングボディプレス、そしてジェームズ選手に交代してからのパワーボムであわやの場面を作り出す。しかし最後は合体のバックフリップからSunshine Machinega貫禄の勝利を手にした。

試合後、タッグベルトを持って観客にアピールしているSunshine Machineに2人のレスラーが襲い掛かる。Pure Beefのブレイク選手とウィル・クルーズ選手だ。Sunshine Machineの2人をノックアウトさせると、クルーズ選手がマイクでブリティッシュタッグ王座奪取をアピールした。

第2試合 ロビーX vs リー・ハンター

●ロビーX vs ○リー・ハンター

前回の大会でヒールレスラーのダン・モロニー選手のパートナーとして登場したハンター選手が、この日もヒール寄りのファイトスタイルを見せる。試合開始前にハンター選手が奇襲をかけるが、歓声をバックにロビーX選手が攻め立てる。そしてトップロープに上った際、ハンター選手がロビーX選手を場外へと突き落とした。その際にロビーX選手は足を痛める。ロビーX選手はエプロンへの高角度バックドロップやラフ攻撃で苦戦。しかしキックの連打で反撃、徐々にロビーX選手のペースに。そして必殺のエクスクラメーションを狙うが、ハンター選手がレフェリーを身代わりにする。ロビーX選手もそれに気付き、間一髪のところでレフェリーへの攻撃は回避される。しかし、その一瞬の隙にハンター選手がロビーX選手の股間を蹴り上げ、そのままスモールパッケージホールドに捕らえる。ロビーX選手はこれを返すことができず、3カウントを奪われてしまった。

第3試合 アレックス・ウインザー vs ナイトシェード

○アレックス・ウインザー vs ●ナイトシェード

巨体のナイトシェード選手がパワー殺法や体重を生かしたタックル、セントーンでウインザー選手を苦しめる。ウインザー選手がボディスラムで投げようとするも、体格差は如何ともし難く、逆に投げられる。続け様に投げっぱなしジャーマンの三連発を喰らい、ウインザー選手は防戦一方。その攻撃をかいくぐってラリアットでナイトシェード選手をダウンさせるも、その後にエルボーの打ち合いから強烈なスピアーを喰らう。そしてナイトシェード選手はエクスプロイダーでウインザー選手を投げると、コーナーに向けてのキャノンボールを見舞っていく。何度挑戦しても巨体のナイトシェード選手を持ち上げることができなかったが、ロープに走ったナイトシェード選手に対してポップアップ式のパワーボムが決まる。そして最後はナイトシェード選手がウインザー選手を肩車の体勢で抱え上げたところ、ウインザー選手が高角度前方回転エビ固めに捕らえ、大逆転で3カウントを奪った。

試合後、ウインザー選手はベルトを掲げて勝ち名乗りを上げるが、背後からナイトシェード選手が襲撃。強引にベルトを奪ってアピールする。そこにリア・オライリー選手が登場し、傍若無人の振る舞いをしているナイトシェード選手の排除に向かうと思いきや、リング中央で睨み合ったのちにハグ。そして2人でウインザー選手を追撃。そしてオライリー選手がマイクを握り、ウインザー選手の持つブリティッシュ女子王座のベルト奪取をアピールした。

第4試合 カイル・フレッチャー vs 辻陽太

この試合はすでに別記事で公開していますので、そちらをご参照ください。

 

【RPW】辻陽太がvs United Empire第二弾、カイル・フレッチャーとのシングルマッチに挑む

第5試合 マーク・デイビス vs カラム・ニューマン

○マーク・デイビス vs ●カラム・ニューマン

当初はマーク・デイビス vs 海野翔太の試合が予定されていた。しかし、海野選手が欠場したことにより、対戦相手に選ばれたのがカラム・ニューマン選手。THE LEGIONのグレイ氏のコールを受けながらニューマン選手が登場する。少し不満そうなデイビス選手だが、試合はハイフライヤーのニューマン選手のペースに合わせながら進行する。豪快なトペ・コンヒーロがヒットするが、デイビス選手は場外でニューマン選手を抱え上げ、壁に向けてパワーボム。着地に失敗したのか、ニューマン選手が足を痛めてうずくまる。最大の武器である空中殺法、敏捷性を奪われたニューマン選手は一方的に攻められる。試合中盤、ニューマン選手はキックから攻勢のきっかけを掴むが、トップロープに上った際に突き飛ばされて股間を痛打。そして雪崩式ブレーンバスターを受ける。最後はラリアットからのパワーボム、そしてとどめのパイルドライバーでデイビス選手が勝利を掴んだ。

第6試合 コナー・ミルズ vs ルーク・ジェイコブス

●コナー・ミルズ vs ○ルーク・ジェイコブス

ハイフライヤーのミルズ選手とヘビー級のテクニシャンのジェイコブス選手のシングルマッチ。ウエイトがある分、パワーの面ではジェイコブス選手が有利。ミルズ選手のレッグラリアートを跳ね飛ばすシーンも。ミルズ選手はスピードで翻弄しようとするも、要所要所でジェイコブス選手が攻撃を受け止め、反撃していく。この日は特にジェイコブス選手のパワー、とりわけ重いチョップが光る。ラリアットやパワーボムで痛めつけ、アンクルホールドでねちっこく攻めるというパワーテクニシャンの本領を発揮する。最後はミルズ選手がムーンサルトアタックを見舞ったところでジェイコブス選手がミルズ選手の足を取り、アンクルホールド。これにはたまらずミルズ選手がタップアウト。ジェイコブス選手が勝利を収めた。

試合後にマイクを向けられたジェイコブス選手はUnited Empireを挑発。するとAUSSIE OPENの2人が登場し、2人がかりでジェイコブス選手を痛ぶる。デイビス選手のパイルドライバーからフィジットスピナーに捕らえようとしたところにミルズ選手がカットに入る。しかし、ダメージの残るミルズ選手は逆にフィジットスピナーを食らってしまう。そしてAUSSIE OPENの2人は涼しい顔で去っていった。

第7試合 リッキー・ナイト・ジュニア vs ダン・モロニー

■リッキー・ナイト・ジュニア vs ■ダン・モロニー

この日のメインイベントはRKJ選手とモロニー選手のシングルマッチ。入場の音楽が流れるが、誰も登場しない。リングアナ、レフェリーが困惑しつつ、場内整理をしていた様子を確認しようとデイビッド・フランシスコ選手がバックステージへ。すると別の場所からRKJ選手とモロニー選手が揉み合いながら姿を見せる。どうやらバックステージでモロニー選手がRKJ選手を襲っていた模様。しばらく場外で乱闘をした後、両者がリングインしてようやく試合開始のゴング。試合開始早々、モロニー選手がロープを蹴り上げてRKJ選手の股間にダメージを与える。そのため、序盤はモロニー選手も独壇場となるが、RKJ選手も徐々に息を吹き返していく。

コーナーへのデスバレーボム、エプロンサイドから場外へのDDTという荒っぽい攻撃でダメージを与えると、450スプラッシュを狙っていく。モロニー選手はこれを回避すると、強烈なスピアー。両者は場外へとエスケープ。そして両者は共にパイプ椅子を手にリングイン。凶器攻撃をすると思いきや、両者はリング中央に椅子を置き、互いに座ったままチョップの応酬。結局、椅子は凶器として使われることなく試合は進む。そして両者は互いにカナディアンデストロイヤーを打ち合う。モロニー選手は背後から急所攻撃を狙うが、RKJ選手はその腕を取って指に噛み付いていく。普段は見せないRKJ選手のラフ攻撃に会場は湧く。

そしてRKJ選手のフィニッシャーのキシドライバーがヒットし、カバー。3カウントかと思われたが、現れたリー・ハンター選手がレフェリーの足を引っ張る。そしてハンター選手はそのままリングインし、RKJ選手にローブロー。レフェリー不在のままRKJ選手は2人から攻撃を受け続けるが、そこにロビーX選手が救出にやってくる。4人がリング内で入り乱れているところで、レフェリーがゴングを要請。試合はノーコンテスト裁定となった。

ゴングが鳴ってからも4人の争いは終わらない。この因縁がきっかけで、次回(4月10日)のサウサンプトン大会ではRKJ&ロビーX vs ダン・モロニー&リー・ハンターのタッグマッチが行われることになった。

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