【RPW】RKJがブリティッシュヘビー級王者宣言!オスプレイの復帰は?

【RPW】RKJがブリティッシュヘビー級王者宣言!オスプレイの復帰は?

7月18日にイギリス・ブリストルで開催されたRPWの大会の冒頭、サウスサイドヘビー級王者のリッキー・ナイト・ジュニア選手がスーツ姿でリングに上がりました。そこで宣言されたのは、自らのサウスサイドヘビー級からの引退(返上?)、そしてブリティッシュヘビー級王者宣言でした。

リッキー・ナイト・ジュニアの宣言

まず、リッキー・ナイト・ジュニア選手は、サウスサイドヘビー級王者としての自分の姿はこれで見納めだと述べました。そしてサウスサイドヘビー級王座から「引退」すると宣言しました。本人はretireと言っていましたので、「身を引く」ぐらいが適当でしょうか。日本におけるプロレス的表現としては「封印」が近いかもしれません。別の場面ではremoveとも言ってましたので、リッキー・ナイト・ジュニア選手の意思としては「返上」と捉えてもいいかと思います。こちらの記事でも触れていましたが、もともとこのサウスサイドヘビー級王座はSWEという団体が管理していたものでしたが、RPWがSWEを買収してからはRPWの管轄下に置かれている王座でした。

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また、将来的にはサウスサイドヘビー級王座とブリティッシュヘビー級王座は統一されることが既定路線でした。

リッキー・ナイト・ジュニア選手の宣言は、サウスサイドヘビー級王座の封印だけにとどまりませんでした。セコンドが持ってきた袋の中身を取り出すと、そこにはブリティッシュヘビー級のベルトがありました。オスプレイ選手が保持しているベルトではなく、1つ前のタイプです。2019年1月4日のWRESTLE KINGDOM 13 東京ドーム大会で当時のチャンピオンであった石井智宏選手が巻いていたベルトです。ザック・セイバー・ジュニア選手やAJスタイルズ選手も巻いてきたベルトを手にし、ここにブリティッシュヘビー級王者のリッキー・ナイト・ジュニアを宣言したのです。



オスプレイの王座はどうなる?

この日の宣言は、団体からの公式なアナウンスではなく、本人からの宣言という形で示されました。しかし、不明な点も多く残されていました。これは団体として正式に認められたものなのか、あるいは本人の意思で宣言しているだけなのかということです。そのおおよその答えはこの日のメインイベントで示されました。というのも、旧ブリティッシュヘビー級ベルトを持ってリングインしたリッキー・ナイト・ジュニア選手が「ブリティッシュヘビー級王者」と紹介されていました。また、リングアナウンサーには「現ブリティッシュヘビー級王者」とアナウンスされていたことから、リッキー・ナイト・ジュニア選手を正式にブリティッシュヘビー級王者に認定するということだろうと思われます。しかし、1つ気になる点があります。それはウィル・オスプレイ選手です。オスプレイ選手はこの件に関して今のところ何の反応も示していません。また、オスプレイ選手の保持していたベルトはまだオスプレイ選手の手元にある状態です。

ここからは私の推測ですが、オスプレイ選手に復帰の見通しが立っていないのだろうと思われます。そのため、将来的な統一戦ということは示されているものの、やはりブリティッシュヘビー級王座の不在というのは団体としても興行としても苦しい部分があるのだろうと思います。一方でオスプレイ選手はRPWの看板でもあります。容易に剥奪をすることはできないのでしょう。そのため、旧ベルトと現ベルトを併用しつつ、旧ベルトを手にリッキー・ナイト・ジュニア選手が防衛戦を行っていき、オスプレイ選手が復帰した段階でタイトルマッチを行うということなのではないかと思います。オスプレイ選手の手元に現ベルトがあるとすれば、仮に形式的にはオスプレイ選手からベルトを剥奪した状態であるにせよ、オスプレイ選手が「真のチャンピオンは俺だ!」と現チャンピオンに因縁をつけてタイトルマッチに持っていくことは可能でしょう。

海野の挑戦はどうなる?

もう一つ気になるのは海野選手との対戦がどうなるかということです。8月21日のRPW旗揚げ9周年記念興行にて、リッキー・ナイト・ジュニア選手の保持するサウスサイドヘビー級王座に海野翔太選手が挑戦することが決定していました。おそらくこれはブリティッシュヘビー級選手権試合になるものと思われます。7月18日の大会でセミファイナルに登場した海野選手に対して観客は大歓声を浴びせていました。イギリスマットでも人気のある海野選手が記念興行のメインイベントに立つことになります。結果がどうなるかはともかく、こうして海野選手が活躍する姿を見るのは嬉しいものです。もちろん勝利してベルト奪取となればこれに越したことはありませんが、リッキー・ナイト・ジュニア選手もまた魅力的な選手です。リッキー選手が新日本マットに上がる日も遠くないのかもしれません。

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