AEWのPPVで棚橋vsモクスリーが実現か?

AEWのPPVで棚橋vsモクスリーが実現か?

現地時間8月14日(日本時間8月15日)のロサンゼルスでの有観客大会RESURGENCEで棚橋選手がランス・アーチャー選手の持つIWGP USヘビー級王座に挑戦することが決まりました。また、モクスリー選手がパートナーXを共にカール・アンダーソン&ドク・ギャローズとタッグマッチで対戦することも発表されています。そして、棚橋選手とモクスリー選手が禁断の扉を開くのではないかという報道も出てきました。

棚橋からのUSヘビー挑戦表明

7月29日に放送されたAEW Dynamite Episode 30-21ではアーチャー選手の持つUSヘビー級王座にヒクレオ選手が挑戦し、アーチャー選手が防衛を果たしました。この放送中、この日のUSヘビー級選手権試合の勝者に挑戦するという棚橋選手からのメッセージVTRが流されました。

このVTRが流れる直前、アナウンサーが「GMのトニー・カーンが禁断の扉を開ける!」と叫びました。この時は棚橋選手がAEWのリングに上がることになるのかと思いましたが、後日発表されたのはアーチャー選手と棚橋選手のRESURGENCEでのタイトルマッチでした。ただ、これだけであれば、棚橋選手のVTRが流されたことが「禁断の扉を開け」たということになりますが、そうではないでしょう。おそらく、この時点でRESURGENCE後の棚橋選手のAEW登場も含めて何らかの決定がなされていたと考えるのが自然です。



モクスリー選手からのメッセージ

モクスリー選手はこの1週間前にUSヘビー級王座を失っています。そのモクスリー選手から棚橋選手へのメッセージVTRも出されています。Moxley Knocks on The Forbidden DoorというタイトルのつけられたそのVTRで、モクスリー選手は次のように語っています。

タナハシ、お前はそのにやけた顔をテレビに映したいのか?その馬鹿げたポニーテールでDynamiteに登場したいと思っているのか?(翻訳:フロ)

ここでいうDynamiteとはAEWの番組名です。AEW公式からこうしたVTRが出されているということは、モクスリー選手からの一方的なラブコールというよりはAEWからのメッセージと捉えても問題ないでしょう。なお、この動画の中でモクスリー選手は日本に行けないことに憤慨しているシーンもありました。実際に新日本のオフィスに対して来日させろという要望を出していたとすると、モクスリー選手は東京ドーム大会、メットライフドーム大会、あるいはG1 CLIMAXへの参戦あたりを視野に入れていたのかもしれません。

棚橋 vs モクスリーは実現するか?

では両者はいつ、どこで対戦するのでしょうか。LOWSはこの記事で現地時間9月6日(日本時間9月7日)に開催されるPPVのAEW ALL OUT 2021で実現するのではないかとしています。そして、両団体を代表する選手が対戦するということが「禁断の扉を開ける」ことであるとしていました。

私もこの可能性が高いと思っています。棚橋選手がAEWのPPVに参戦するとなると、同時期に開催されるメットライフドーム2連戦には参戦できません。仮にオカダ選手がRESURGENCEに参戦したとしても、すぐに帰国すればメットライフドームに出場可能ですし、対戦相手もジェフ・コブ選手に決まっています。一方、棚橋選手は現状ではメットライフドームにつながるようなストーリーがありません。もしRESURGENCEの後すぐに帰国するとなれば、ぶっつけでメットライフドーム大会となるでしょう。しかしタイトルマッチもスペシャルシングルマッチもないとなれば、前半戦での多人数タッグへの出場となるでしょう。それであれば、AEWと新日本との関係性が強化されたことを内外に示すためにも、AEW ALL OUT 2021の目玉カードの1つとして棚橋 vs モクスリーというのは非常に良い選択だと思うわけです。また、両選手はベルトがなくてもそれぞれの団体の顔として十分な存在ですので、RESURGENCEでの棚橋 vs アーチャーの結果にかかわらず、つまり棚橋選手がUS王座を獲得できなかったとしても両者がAEWでシングルマッチを行うことには非常に大きな意味があります。展開としては、USヘビー級王者となった棚橋選手の前にモクスリー選手が現れ、挑戦を表明することがあれば非常に盛り上がりそうですし、私も歓喜します。さて、この両者の対決はいつ、どこで実現するのでしょうか。非常に楽しみですね。

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