海野翔太と辻陽太の試合詳報(9/19 RPW)

海野翔太と辻陽太の試合詳報(9/19 RPW)

イギリスのレボリューションプロレスリング(RPW)に遠征している海野選手、辻選手の試合結果はすでに記事にしましたが、ようやく映像を視聴することができましたので試合のレビューをしたいと思います。

海野翔太 vs ダン・モロニー

新型コロナ感染のため欠場していた海野選手はこの日が復帰戦でした。海野選手は2試合目でダン・モロニー選手とのシングルマッチが組まれました。海野選手はデスライダージャケットを片手に登場し、ファンにグータッチをながらリングサイドを1周します。

 

試合はモロニー選手に張り手から始まり、エルボーの撃ち合いに発展します。そしてモロニー選手が放った強烈な逆水平チョップに会場が湧きます。しかし海野選手はドロップキックからのジャンピングエルボーアタックで徐々にペースを握ります。セントーンからのフォールは買わされましたが、会場からはLet’s go, Shooter!の大歓声が湧き上がります。海野選手は場外に出たモロニー選手の膝を狙います。そしてリングインしようとロープを跨ごうとしたタイミングでモロニー選手がロープを蹴り上げ、海野選手は悶絶します。ここからモロニー選手がペースを握り、エプロンへのバックドロップで海野選手に大ダメージを与えます。リング内に戻りブレーンバスターからフォールを狙いましたがこれは海野選手がかわしました。キックやチョップといった打撃技で海野選手を攻撃し、セントーンからのフォールを狙うもこれも2カウントで跳ね返します。モロニー選手はグラウンドでのヘッドロック、立ち上がってのバックドロップからのフォール、さらにランニングエルボーからのフォールを狙うも海野選手がギリギリでキックアウトしていきます。一瞬の隙を狙い、海野選手がスクールボーイからのスライングエルボーパット、コーナーに追い詰めてからのエルボーパット、対角線に振ってからのランニングエルボーとたたみかけます。ブレーンバスターからフォールを狙うもモロニー選手がこれをかわします。そしてモロニー選手は打撃で反撃し、トップコーナーからの雪崩式ブレーンバスターを見舞います。一進一退の攻防が続きましたが、モロニー選手が強烈なスピアーからパイルドライバーを決め、フォールを狙います。間一髪のところで海野選手がフォールを返しますが、これに不満のモロニー選手はレフェリーに詰め寄ります。海野選手は隙を見せたモロニー選手を捕らえ、オクラホマスタンピードを見舞います。両者ダウン状態から立ち上がったモロニー選手がコーナーの海野選手にラリアットを決め、雪崩式パイルドライバーを狙うもこれは失敗します。最後は海野選手の雪崩式オクラホマスタンピードからデスライダーを決め、フォールを奪い、復帰戦を白星で飾りました。

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辻陽太 vs マーク・ハスキンス

THE LEGIONのマークハスキンス選手はギデオン・グレイ氏を伴わず単独で入場します。会場からはブーイングが飛び交います。一方の辻選手は浪人風の新コスチュームを披露しました。長くのびた髪も束ね、よりサムライ感を醸し出しています。

 

黒のショートタイツは変わりませんが、黒のシューズに赤のレガースをつけるという、試合コスチュームにも個性が出てきました。場外で歓声に応える辻選手に対し、ハスキンス選手は水をかけて挑発をします。ここからすぐに試合に移ると思いきや、ハスキンス選手がなかなかリングインせずに試合が始まりません。辻選手がハスキンス選手を追ってリング外に出ると入れ替わりでハスキンス選手がリングイン。試合開始のゴングがなかなか鳴りません。そしてハスキンス選手がリングに上がろうとする辻選手を蹴り飛ばしたところで試合開始のゴングがなりました。ハスキンス選手は打撃で攻め立てますが、辻選手はエルボーで対抗します。ハスキンス選手はラフ殺法で反撃するも、辻選手がロープに走ってからのタックルでハスキンス選手を吹き飛ばします。場外にエスケープしたハスキンス選手に対し、トペを仕掛けると見せてのフェイント。リング中央で片膝立ちになり、シューズに隠し持っていた扇子を取り出して自らを仰ぐパフォーマンスを見せます。これには会場からも大歓声が上がります。しかし、辻選手が手にしていた扇子は、以前にギデオン・グレイ氏が辻選手をTHE LEGIONに勧誘しようとした際、ギデオン・グレイ氏が手にしていた扇子と同じと見られ、その点が少し引っ掛かるところです。

辻選手は扇子を畳んでレフェリーに手渡すと、花道を下がって逃げようとするハスキンス選手を追いかけ、捕まえます。そのまま場外線へともつれ込みますが、ハスキンス選手はチョップを鉄柱に自爆してしまい、手にダメージを負います。場外戦はハスキンス選手に一日の長があり、エプロンや鉄柱を使っての攻撃を続けます。ここで狙いを辻選手の左膝に絞ります。リング内に戻ると、ハスキンス選手が辻選手にスリーパーホールドを仕掛けます。自らが着用していたTシャツを脱ぐと、BUSHI選手ばりにTシャツチョークを見舞います。レフェリーのチェックが入りTシャツから手を離したものの、次は手に巻いていたブレスレットを使ってのチョーク攻撃。さらに、打撃やレッグロック、ニークラッシャーで辻選手の左膝を攻め立てます。インディアン・デスロックは辻選手がロープにエスケープします。ここで会場からはLet’s go, Yota!の歓声が上がります。辻選手がエルボーで反撃するも、膝を蹴られて動きが止まります。しかしここから辻選手も相手の膝狙いに移行し、まずは膝への低空ドロップキック、そしてニークラッシャー、ドラゴンスクリュー、足へのボディアタック、インディアンですロックでペースを握ります。しかしハスキンス選手もフットスタンプからのレッグロックを仕掛けていきます。ハスキンス選手がエルボーパット、ロープを利用しての膝攻撃を仕掛けますが、辻選手もミドルキックで反撃します(レガースをつけていた意味がありました)。お互いに打撃で攻勢を奪おうとするも、ダメージが大きく両者ダウン。何とか立ち上がってからハスキンス選手がファルコンアローを見舞うも辻選手が2カウントで跳ね返します。ここでハスキンス選手が膝のサポーターを下ろし、Vトリガーを狙うもかわされ、逆に辻選手のラリアートを喰らいます。辻選手はオクラホマスタンピード式のバックブリーカーからジャイアントスイング6回転、そしてボストンクラブと必勝体制に入ります。これで勝負あったかと思われましたが、なんとかハスキンス選手がロープエスケープ。ここからエプロンでの攻防が続きます。ハスキンス選手が辻選手にエプロンでデスバレーボムを見舞い、リング内でニーアタックからのフォールを狙うも辻選手が何とか返します。ここでハスキンス選手が場外にでて凶器を探し、椅子を手にリングに戻ってきます。しかしここでレフェリーのチェックが入ります。ハスキンス選手がレフェリーの目を引き付けている隙を狙い、観客席の後方から突如ギデオン・グレイ氏が現れます。リングインし、ステッキで辻選手を攻撃しようとするも辻選手がスピアーで撃退しました。最後は辻選手の強烈なヘッドバットからのリバースゴリースペシャルボムを見舞い、辻選手がハスキンス選手から3カウントを奪いました。

試合後、ギデオン・グレイ氏はマイクを持ってリングインします。ここで辻選手に対してTHE LEGION入りを懇願します。会場からは「ノー!」という声が上がります。辻選手は扇子を片手にギデオン・グレイ氏に対して攻撃のアクションをしたところで、ギデオン・グレイ氏は逃亡します。その後、辻選手はリング中央で扇子をヒラヒラさせて会場にアピールし、退場していきました。

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