【RPW】辻陽太 vs ルーク・ジェイコブス（2022年4月9日）

4月9日のRPWの大会で、辻選手がルーク・ジェイコブス選手とシングルマッチを行いました。この動画が公開されましたので、レビューしたいと思います。

最初に登場したのは辻選手。この日もTHE LEGIONのギデオン・グレイ氏は実況席に座ったまま。リングアナウンサーからマイクを取り上げて無理やり辻選手のコールをする姿は目障りだったが、それが無くなってしまうと寂しく感じてしまう。グレイ氏は辻選手の登場に合わせ、実況席で「俺はこいつをチャンピオンにしようとした。グレート-O-カーンのようにしようとした。グレート-O-カーンは日本に帰ったが、こいつ（辻）は俺の言うことを聞かない。」というようなことを語る始末。そして辻選手がコーナーに上って観客にアピールしていると、「降りろ、降りろ！」と罵声を浴びせかける。

対戦相手のジェイコブス選手は伝統的なランカシャースタイルのレスラー。グラウンドでは辻選手と互角以上の攻防を見せる。辻選手のタックルを耐えたジェイコブス選手が辻選手を場外に蹴り落とすが、辻選手はリングに戻るとジェイコブス選手の左腕を蹴り飛ばし、さらにアームバーで絞っていく。ジェイコブス選手は抵抗するも、腕にはかなりのダメージ。辻選手の腕攻撃に苦悶の表情を見せる。しかし、辻選手のブレーンバスターを逆に切り返すと、得意の串刺しラリアットを見舞っていく。そしてスパインバスターからカバーするもカウントは２。

ジェイコブス選手は得意のラリアットで勝負をかけるが、辻選手がスーパーキックで回避。そして辻選手がブレーンバスターからチキンウイングアームロックで締め上げる。両者立ち上がるとエルボー合戦になるが、ジェイコブス選手のダメージが大きい。それでも、ジェイコブス選手はジャーマンスープレックするから串刺しラリアット、そしてダブルアームスープレックスで畳み掛ける。これはカウント２で返されたが、さらにパイルドライバーを狙っていく。

これを辻選手が堪えると、互いにラリアットを打ち合っていく展開に。しかしラリアットはジェイコブス選手に一日の長がある。ラリアットで辻選手をダウンさせると、パワーボムからレッグロック。辻選手はなんとかこれを逃れると、リバースパワーボム、ラリアットと逆襲。ジェイコブス選手をコーナーに乗せ、雪崩式の攻撃を仕掛けようとしたところにグレイ氏が登場。エプロンサイドに上がると、辻選手に対してコーナーから降りるように指示。そして凶器のケインを辻選手に渡すそぶりを見せる。

辻選手はそのグレイ氏を体当たりで場外に落とし、仁王立ちで睨みつける。しかしこれが大きな隙となった。ジェイコブス選手がうまく足を取り、くるりと回ってアンクルホールド。辻選手は動くことができず、タップアウト。またしても味方であるはずのグレイ氏のせいで勝利を掴むことができなかった。

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