【RPW】ブリティッシュタッグリーグ前哨戦は波乱の幕開け!海野と辻が取った行動は?
- 2022.05.28
- RPW(Revolution Pro Wrestling)
- RPW, ブリティッシュタッグリーグ, 海野翔太, 辻陽太

5月22日に開催されたイギリスのRPWの興行で、まもなく開幕するブリティッシュタッグリーグの前哨戦が行われました。今後の波乱を予感させるような試合となりました。
奇妙な組み合わせ
この日組まれたのは、Lykos Gym(キッド・ライコス&キッド・ライコスⅡ)&Smokin’ Aces(チャーリー・スターリング&ニック・ライリー)vs Sunshine Machine(チャック・マンボ&TKクーパー)&THE LEGION(辻陽太&海野翔太)というカードです。この中でSmokin’ AcesのみがAブロック、残りの3チームがBブロックです。また、そもそも海野選手が一時的にTHE LEGIONと手を組み、ブリティッシュタッグリーグにエントリーしたきっかけとなったのが、直近に開催された5月8日の大会で生まれたSunshine Machineとの因縁です。海野選手は彼らに復讐するために辻選手とタッグを結成するに至ったのです。
【RPW】海野翔太と辻陽太のタッグ結成の真相
この両チームがタッグを組むということで、不穏な空気が漂います。この試合は前哨戦というよりも、彼らの対立を強め、ブリティッシュタッグリーグ公式戦での激闘の機運を高めるということが主眼にあったのかもしれません。
THE LEGION(仮)としての海野翔太
海野選手と辻選手は3番目に登場しました。舞台に立った海野選手がスクリーンにデカデカと映されたTHE LEGIONの文字に気づくと、首を傾げ、手を広げて困惑します。辻選手とはタッグを組むけれどもTHE LEGIONに入ったつもりはないし、THE LEGION代表として紹介されるのは海野選手の意に反しているのでしょう。海野選手は舞台下の実況席にいるTHE LEGION総帥のギデオン・グレイ氏の存在に気付くと、どういうことだ?というアピールをします。しかし当のグレイ氏はサムズアップをしながら、”OK, OK. It’s OK! You are THE LEGION!”と満足げな様子を見せます。海野選手はそんなグレイ氏を手であしらいながらリングへ。少し硬い表情を見せながらも、いつものようにリングサイドを一周しながらファンサービスに勤しみます。
The lads 🦁 pic.twitter.com/Fo51YCcokB
— Ciarán (@CiaranRH93) May 22, 2022
最後に登場してきたのがSunshine Machineです。彼らの長いアピールタイムが終わると、2人は海野選手と辻選手の元へ。わだかまりは残っているでしょうが、なにやら言葉を交わすと自軍コーナーへと下がります。そこを相手チームが背後から襲撃し、試合が開始しました。
攻勢からの分裂
試合は海野選手とキッド・ライコスⅡ選手(以下「2号」)のマッチアップから始まりました。海野選手は2号を圧倒し、代わったスターリング選手の攻撃も受け止めつつ、辻選手と交代します。辻選手はスターリング選手、そして代わったライリー選手に攻め込まれますが、ティヘラで反撃すると、(対立しているがこの日はタッグパートナーとなっている)マンボ選手も拍手。そして手を差し伸べてマンボ選手と交代します。この日は試合と割り切っているのか、予想外にスムーズなタッチワークです。
相手チームもキッド・ライコス選手(以下、「1号」)に代わると、お得意の凶器攻撃が始まります。いつもはパウダー攻撃なのですが、この日取り出したのは赤い極太のゴム。1号がマンボ選手をロープ際で押さえ、顔のところでゴムの端を握ると、2号がもう一方の端を持って客席の中まで引っ張っていきます。そして伸びきったところでパッチン!まるでコントのような攻撃を見せます。その後もマンボ選手は長時間に渡り捕まりますが、なんとか辻選手にタッチ。辻選手は1人で相手チームを4人まとめて片付けていきます。4人目のスターリング選手をローリングラリアットで倒すと、場外へ落とします。そして相手チームの4人をまとめると、辻選手は会場を煽り、豪快なブエロ・デ・アギラ(エース・オースチン選手のSoar to Gloryと同じ技)を披露。辻選手はエプロンサイドで吠え、アピール。そしてリングインしたタイミングでTKクーパー選手が辻選手の背中にタッチ。美味しい場面を取られた辻選手は不満そうな表情を見せます。
TKクーパー選手は辻選手と同じように場外へ跳ぼうとしますが、その前にカット。攻撃を仕掛けることができずに捕まってしまいます。しばらく混戦が続きますが、スターリング選手を捕らえ、辻選手と海野選手の合体技、そしてSunshine Machineの連続ボディプレス。チームとして機能しています。スターリング選手はカバーを跳ね除けますが、ここから再び混戦に。その中でTKクーパー選手が1号を捕らえ、フィニッシュを狙います。TKクーパー選手は1号に突進していきますが、1号はタイツに隠し持っていた極太ゴムを取り出し、TKクーパー選手の顔面にパッチン!目の付近を襲います。
心配した辻選手が駆け寄りますが、目の見えないTKクーパー選手は辻選手にヘッドバット。辻選手はもんどり打ってダウン。そこに海野選手が駆け寄り、そしてTKクーパー選手に詰め寄ります。TKクーパー選手は誤解だと主張するも、海野選手はエスカレート。TKクーパー選手の胸を突きます。ここから2人の小競り合いが始まり、海野選手はTKクーパー選手にジャーマン。そこにマンボ選手が歩み寄り、海野選手に張り手。すると海野選手はマンボ選手にスイングネックブリーカー。ダウンしているSunshine Machineの2人を尻目に、海野選手は辻選手と共に立ち去ります。残されたSunshine Machineは2人で奮闘しますが、最後は合体のパイルドライバーでスターリング選手がマンボ選手から3カウントを奪いました。
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— Alex Haskett (@alexhaskett) May 22, 2022
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— Alex Haskett (@alexhaskett) May 22, 2022
ブリティッシュタッグリーグの公式戦に向けて
ブリティッシュタッグリーグは5月28日に開幕します。海野&辻の公式戦は翌日の5月29日が最初となります。対戦相手はThe Velocities(ジュード・ロンドン&パリス・デ・シルバ)となります。このチームは小柄ながらもPWAタッグ王者です。United EmpireのAUSSIE OPENを破ってベルトを獲得しました。そしてそれ以降の公式戦の対戦スケジュールは発表されていません。
各ブロックの公式戦は3試合ありますが、おそらく海野&辻がSunshine Machineと対戦するのは3試合目でしょう。ブリティッシュタッグ王者チームとこれほどの因縁を作っていますので、非常に注目を集めることになるでしょう。そしておそらくこの試合に勝利したチームが決勝戦に勝ち上がることになります。是非、海野&辻の優勝、そしてその先にタッグ王座戴冠まで期待したいところです。今後の公式戦にも注目です。
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