【RPW】Unfinished Business 2022(2022年5月1日)
- 2022.06.13
- RPW(Revolution Pro Wrestling)
- RPW

2022年5月1日にイギリスのシェフィールドでRPWの興行が開催されました。この日はSunshine Machine vs ウィル・クルーズ&ブレイクのブリティシュッタッグ選手権試合、そしてRKJ vs ダン・モロニーのノーDQマッチが目玉でした。映像を見ながらレビューしていきたいと思います。
参戦選手
参戦選手の情報についてはこちらの記事をご参照ください。
第1試合 ブリティッシュタッグ選手権試合 Sunshine Machine(c) vs ウィル・クルーズ&ブレイク
🚨 SHEFFIELD Sunday May 1st
The Undisputed British Tag Team Championships will be on the line when TK COOPER & CHUCK MAMBO, take on perhaps their biggest threat to date in form of the dominating team of BLAKE & WILL KROOS
Doors: 3pm l Bell Time: 4pm
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— Revolution Pro (@RevProUK) April 13, 2022
Sunshine Maschine(○チャック・マンボ&TKクーパー)vs ●ウィル・クルーズ&ブレイク
4月9日および4月10日の大会で勃発した因縁から組まれたタイトルマッチ。前哨戦のシングルマッチでは王者チームであるSunshine Maschineの0勝2敗と不利な展開。選手コールが終わる前にSunshine Maschineが突っかかっていく。相手チームを場外に落とし、ダブルのトペを敢行。そしてマンボ選手とブレイク選手がリングインしたタイミングで試合開始のゴング。
挑戦者チームは体格差を生かした攻撃とラフ殺法でマンボ選手を攻め立てる。マンボ選手もなんとか打開しようとするが、トップコーナーからフライングショルダータックルを狙うも、そのままクルーズ選手に空中で確保されてブレーンバスターを受けてしまう。圧倒的なパワーの差を見せつけられる。
それでもなんとかTKクーパー選手に交代すると、スピードで翻弄。素早い動きで2人を相手にムーンサルトプレスなどの大技を織り交ぜながら奮闘する。再びマンボ選手に代わると、うまく相手チームの同士討ちを誘い、王者チームはクルーズ選手を孤立させる。リバースDDTとフライングボディアタックの合体技も披露。しかしパワーに任せてクルーズ選手が2人を蹴散らす。そしてパートナーのブレイク選手を背負った状態で、コーナーのマンボ選手に向かってキャノンボール。2人分の体重がマンボ選手にのしかかる。ここでクルーズ選手がフィニッシュを予告。クルーズ選手がマンボ選手をパワーボムの体勢で持ち上げ、ブレイク選手はコーナーポストに上って合体攻撃を狙う。しかしここでTKクーパー選手がブレイク選手の足を引っ張り、コーナーポストから引き摺り下ろす。そしてそれに乗じてマンボ選手がクルーズ選手をうまく丸め込み、見事に3カウントを奪った。
試合後、TKクーパー選手はマイクを握り、タッグチャンピオンとしてグレート・ブリティシュッタッグリーグへのエントリーを表明した。
第2試合 コナー・ミルズ vs 辻陽太
この試合は別記事で公開していますので、そちらをご参照ください。
第3試合 マヤ・マシューズ vs アレックス・ウインザー
Maya Matthews now gets a huge opportunity when she now takes on Alex Windsor in her official main show debut!
Doors 3pm l Bell Time 4pm
Tickets: https://t.co/g0uAcajvjs pic.twitter.com/vCeh2gmk67— Revolution Pro (@RevProUK) May 1, 2022
●マヤ・マシューズ vs ○アレックス・ウインザー
当初はリア・オライリー選手とのブリティッシュ女子選手権試合が予定されていたが、オライリー選手が新型コロナに感染し欠場になってしまったため、直前になってカードが変更された。対戦相手に抜擢されたのはこの日がデビュー戦となる17歳のマヤ・マシューズ選手。試合は非常にオーソドックスな攻防が中心。腕の取り合い、バックの取り合いの攻防が続く。ウインザー選手がダイヤル固めを披露するなど、道場でのトレーニングの延長にも見える。ほぼウインザー選手が攻め続ける展開が続く。試合中盤、スタナーからスリングブレイドの連続攻撃でようやくマシューズ選手が反撃。マシューズ選手がフィッシャーマンズスープレックス三連発を見せるも、ダメージが蓄積されているのかブリッジができない。さらにスピアーで見せ場を作るも、最後はウィンザー選手の変形パイルドライバーの前に撃沈。ウインザー選手が王者の貫禄を見せつけた試合となった。
第4試合 マイケル・オク vs 海野翔太
🚨 SHEFFIELD! Sunday May 1st
MICHAEL OKU goes one on one with SHOTA UMINO
Doors: 3pm l Bell Time: 4pm
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— Revolution Pro (@RevProUK) April 18, 2022
この試合は別記事で公開していますので、そちらをご参照ください。
第5試合 リー・ハンター vs ロビーX
🚨SHEFFIELD!
Lee Hunter & Robbie X have got (you guessed it) some Unfinished Business that they will look to settle on Bank holiday Sunday May 1st!
Doors 3pm l Bell Time 4pm
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— Revolution Pro (@RevProUK) April 20, 2022
●リー・ハンター vs ○ロビーX
ここ最近抗争している両者がシングルで激突。両者は試合前から興奮気味。しかし、試合では荒々しい打撃も随所に見られるものの、互いの持ち味が出た好試合となる。序盤はロビーX選手が打点の高いミサイルキックなどの華麗な技を繰り出していく。しかし、セントーンを狙ったところを両足で蹴られ、真横に吹っ飛ばされたところからハンター選手にペースを握られる。ロビーX選手はライガーボムで反撃し、すかさずトペを狙うも、ハンター選手は膝で迎撃。エプロンへのバックドロップ、ダブルニーアタックを喰らい、かなりのダメージ。ロビーX選手はヘッドシザーズからデスバレーボムと抵抗をするも、ハンター選手のスーパーキックの連発にグロッキー状態に。さらにセカンドロープからの雪崩式投げっぱなしジャーマン、パイルドライバーを食らうも、なんとかカウント2で返す。しかしロビーX選手は歓声を背に蘇生し、ハンター選手をトップロープ上に引っ掛けると強烈なミサイルキック。そしてフィニッシュのエクスクラメーションを狙うも、ハンター選手はレフェリーを差し出す。間一髪のところでレフェリーへの誤爆は免れたものの、その隙をついてハンター選手は急所蹴りからのリバースDDT。これで決まったかに思われたが、ロビーX選手はカウント2で肩を上げる。
ロビーX選手がコーナーポストに上がると、ハンター選手が雪崩式ブレーンバスターを狙う。しかしロビーX選手はそのハンター選手の肩の上に飛び乗り、雪崩式のリバースフランケンシュタイナーを見舞う。そして間髪入れずにフィニッシュのエクスクラメーションが炸裂。ロビーX選手が3カウントを奪い、勝利した。
第6試合 マッド・カート&ダン・マギー vs Lykos Gym
To up the stakes this Sunday’s clash in Sheffield between MAD KURT & DAN MAGEE will also be a qualifier for the 2022 Great British Tag League!
Doors 3pm l Bell Time 4pm
Tickets:https://t.co/g0uAcajvjs pic.twitter.com/dUTfKZe7U4— Revolution Pro (@RevProUK) April 29, 2022
●マッド・カート&ダン・マギー vs Lykos Gym(○キッド・ライコス&キッド・ライコスⅡ)
ブリティッシュタッグリーグ本戦出場を賭けた試合。この両チームだけが予選という形でエントリーを争った。この直前の大会でも両チームの試合が予定されていたが、キッド・ライコス選手(以下「1号」)の欠場によりキッド・ライコスⅡ選手(以下「2号」)とダン・マギー選手のシングルマッチに変更されていた。
この4人の中で唯一プロレスラーらしい体型をしているのがマギー選手で、カート選手はひょろっとした一般人風。Lykos Gymはそのカート選手と比較しても細身で小柄なレスラー。試合は2号とマギー選手が先発。2号の攻撃はマギー選手には全く通じない。1号とのダブルショルダータックルも逆にまとめて薙ぎ倒されてしまう。カート選手はマギー選手のロープワークの際に背中にタッチし、マギー選手が1号をダウンさせるとすかさずリングインし、カバーするという省エネ作戦。タッチされたことに気づいていなかったマギー選手は怒り、味方のカート選手をパワーボムで1号の上に落とす。マギー選手はコーナーへ下がるが、カート選手は何もしないまますぐにタッチ。なんだこいつという表情を見せながらもマギー選手はリングイン。マギー選手はほぼ一人で戦っていることから、徐々に疲れが出てきて相手の攻撃を受けるようになる。そしてコンビネーション攻撃でダウンすると、2号がマギー選手のベルトを外して奪い取る。そしてそのベルトでチョーク攻撃。その後もマギー選手が捕まるがなんとかカート選手へのタッチに成功する。
カート選手はトップロープを飛び越えてリングイン。そしてその衝撃で足を痛める。結局、相手に攻撃をすることもなく、そのまますぐにマギー選手にタッチ。マギー選手はフラフラになりながらも、Lukos Gymの二人を相手に立ち回る。二人まとめてブレーンバスターで投げると、1号にスリングブレイド、2号にコンプリートショット。しかし、2号と揉み合っている間に1号は持参したカバンをまさぐる。そしてレフェリーの目を盗んで顔面に極太ゴムパッチン。マギー選手はこの凶器攻撃からのコンビネーション攻撃を受けるも、なんとか耐えてカート選手に交代。カート選手は持参したパソコンのキーボードを手にリングイン。そしてレフェリーの目を盗んでキーボードで殴ろうとしたところを、キーボードを1号に奪われ、逆に頭を打ち抜かれる。そのまま1号がカバーし、カート選手が3カウントを奪われた。
第7試合 ノーDQマッチ RKJ vs ダン・モロニー
🚨 SHEFFIELD! Sunday May 1st
After DQ’s, No Contests and pure chaos, the rivalry between DAN MOLONEY & RICKY KNIGHT JR will come to a head in a No Disqualifications clash you don’t want to miss!
Doors: 3pm l Bell Time: 4pm
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— Revolution Pro (@RevProUK) April 13, 2022
○RKJ vs ●ダン・モロニー
両者の抗争はノーDQマッチで決着がつけられることとなった。試合は両者の睨み合いから激しい殴り合いでスタート。そしてRKJ選手がモロニー選手の股間を場外の鉄柵に打ち付ける。モロニー選手はパイプ椅子を振り上げるが、RKJ選手がそれを避ける。そして、会場のバーカウンターの上での攻防の後、ようやく両者はリング内へ。モロニー選手がRKJ選手にパイプ椅子を打ち付ける。この攻撃でRKJ選手の頭が割れる。モロニー選手はその傷口を殴り、そして噛み付いていく。RKJ選手が立ち上がる前にモロニー選手はパイプ椅子をコーナーのロープの間にセット。しかし、結局は立ち上がってきたRKJ選手によってモロニー選手がそのパイプ椅子の餌食となる。場外に降りた両者はそれぞれ竹刀を手にリングに戻る。そしてチャンバラをした後、RKJ選手が竹刀を捨て、自らの背中を突き出して挑発。そこにモロニー選手が竹刀を振り下ろす。今度はモロニー選手が背中を突き出し、RKJ選手が打ち抜く。そしてRKJ選手はモロニー選手のヘッドショットを避けると、竹刀をモロニー選手の股間に挟み、そのまま持ち上げてモロニー選手の股間を攻める。そしてダウンしたモロニー選手の背中に追い討ち。しかしモロニー選手はRKJ選手の足にうまく竹刀を絡めてダウンさせる。竹刀の柄の部分をRKJ選手の口に突っ込み、そのままリングに突き立てる。
モロニー選手はパイプ椅子を立て、その上への雪崩式ブレーンバスターを狙う。しかしRKJ選手に突き落とされ、フライングクロスボディアタックで椅子もろともリングに打ちつけられる。さらに折り畳んだ椅子の上にパイルドライバーを見舞う。そしてRKJ選手はリング上に画鋲をばら撒く。その上にブレーンバスターを狙うが、これはなんとかモロニー選手が堪える。するとRKJ選手が得意のレインメーカーを炸裂させる。そしてトドメのキシドライバーを狙うが、そのタイミングでリー・ハンター選手が乱入し、モロニー選手を救出。しかしこれはノーDQマッチなので、ここで試合は終わらない。
RKJ選手はハンター選手を捕まえると、キシドライバーの体勢に入る。しかし蘇生してきたモロニー選手がローブロー。そして画鋲の山に向け、ハンター選手がリバースDDTを見舞う。RKJ選手の背中には大量の画鋲が刺さる。そしてハンター選手がRKJ選手を羽交締めにし、モロニー選手がパイプ椅子攻撃を狙う。しかしRKJ選手はこれを回避。そしてまずハンター選手にキシドライバー。次に鉄柵やターンバックルを使ってモロニー選手を攻めていく。そして画鋲の上にパワーボム。トドメのキシドライバーもヒットし、モロニー選手から完璧な3カウントを奪った。
勝ち名乗りを受けたRK選手はモロニー選手が立ち上がるのを待ち、そして近づいていく。さらに追い打ちをかけるのかとお思いきや、モロニー選手の肩をポンポンと叩き、軽く自分の方へ引き寄せて激闘を讃えた。これでひとまず両者の抗争はひと段落ついたと言えるだろう。
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英語のマイクアピールをしっかりと理解したい人にはこの本がオススメ
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