【RPW】海野翔太のテーマなき戦い?(2022年5月31日)

【RPW】海野翔太のテーマなき戦い?(2022年5月31日)

5月31日のRPWの大会で、海野選手はマッド・カート選手とのシングルマッチに挑みました。イギリスマットの中でも異彩を放つカート選手に対して海野選手はどのように戦ったのでしょうか。

マッド・カートと対戦する意味

この日の大会では、ブリティッシュタッグリーグ2022公式戦が2試合組まれていました。また、海野選手のタッグパートナーである辻選手は同じくブリティッシュタッグリーグにエントリーしているジュード・ロンドン選手(The Velocities)とのシングルマッチでした。2日前の公式戦で敗れた相手に対する追撃戦といったところでしょうか。一方、海野選手の対戦相手はブリティッシュタッグリーグ予選で敗退したマッド・カート選手。RPW参戦選手の中で最も軟弱と言っても良い選手です。海野選手にとっては勝って当たり前、むしろここに何か意味を見出すことが難しいと言っても良い試合でした。ただ、こういう相手に対してどのような試合運びをするのかということで、現時点での海野選手のプロレスの技量を知ることができるかもしれません。このマッチメークの裏には、カート選手の小賢しさや狡猾さを引き出しつつ、圧倒的な実力差を見せつけて勝利するということが海野選手に課されていたのかもしれません。

海野翔太 vs マッド・カート

この日の第1試合で行われた海野vsカートだが、いつものようにTHE LEGION総帥のギデオン・グレイ氏はリングアナウンサーからマイクを奪ってコール。リングサイドを回りながらファンサービス。海野選手のグータッチを受け、飛び上がって喜ぶ子供たちも多い。

海野選手がジャケットを脱ぐと、カート選手も珍しくコスチュームのジャケットを脱ぐ。試合開始直後、海野選手がカート選手の足を掬う。手がかかった程度でダウンを取ることもなかったが、カート選手は足を気にするそぶりを見せる。相変わらずの軟弱ぶりを発揮する。次に両手で組み合うが、圧倒的に海野選手のパワーが勝る。カート選手はブリッジで力を逃がそうとするも、すぐにブリッジが崩れる。

次に海野選手が腕を取るが、カート選手が軽い身のこなしでうまく脱出する。これには海野選手も拍手で讃え、そしてリング中央で手を差し伸べる。カート選手は握手をしようとするも、直前でスルーしてポーズを決める。これにイラっときた海野選手はカート選手をヘッドロックに取る。ロープに振られるも、それには乗らずに再び首をとる。そして海野選手のエルボードロップをかわしたカート選手は調子に乗って挑発をする。すると海野選手はやりづらそうに場外エスケープ。

再びリングに戻ると、海野選手はエルボーを打ってこいと顔を出す。カート選手はエルボーを連発するも、海野選手は仁王立ち。今度は自ら胸を突き出してきたカート選手に対し海野選手はフロントキックを見舞う。カート選手はロープに走った海野選手をリープフロッグでかわすが、着地の際に再び足を痛め、うずくまる。海野選手はなんだコイツ?という表情。

カート選手はレフェリーの肩を借りてなんとか立ち上がると、海野選手はすかさず低空ドロップキックからレッグロック。そしてそのままインディアンデスロックに移行。散々痛めつけられたカート選手は場外エスケープをするも、すぐにリング内に連行される。そしてリング中央デニークラッシャーからハーフボストンクラブへ。これはなんとかロープエスケープ。海野選手はすかさずニークラッシャーを狙うが、これはうまく体を入れ替えて回避され、海野選手のボディにフットスタンプ。しかしこの衝撃でマート選手は再び足を痛めてうずくまる。それでも、カート選手はコーナーへの串刺しエルボーから卍固め。しかしそれも決定的なダメージにはならない。逆に海野選手のエルボー1発でダウン。海野選手が唯一苦しんだのはカート選手の全身を使ってのレッグロック&股裂き。しかし最後はカート選手の丸め込みを逆にエビ固めに捕らえ、海野選手が3カウントを奪った。

余裕を見せつつ勝利した海野選手に対して納得がいかないのか、カート選手は海野選手を頭を叩き、張り手を見舞っていく。これに怒った海野選手はカート選手に追撃のデスライダー。そして不機嫌そうな表情を見せつつ一直線にバックヤードへと下がっていった。

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