【RPW】辻陽太とブリティッシュクルーザー王者のシングルマッチが実現(2022年6月19日)
- 2022.09.22
- RPW(Revolution Pro Wrestling)
- RPW, 辻陽太

2022年6月19日にサウサンプトンで行われたRPWの大会で、辻選手とマイケル・オク選手のシングルマッチが行われました。辻選手はクルーザー級のキングとどう戦ったのでしょうか。
この時点での辻とオクの状況
この試合のあった2022年6月19日現在では、まだブリティッシュタッグリーグの公式戦が行われている状況でした。オク選手はコナー・ミルズ選手とのタッグチームDestination EverywhereでAブロックにエントリーしており、ここまで2勝0敗の勝ち点6でトップタイでした。この後に行われる同じく2勝0敗のAUSSIE OPENとの公式戦に勝利すると決勝進出となります。パートナーのミルズ選手との間には少し隙間風が吹いている様子もありましたが、試合には勝ち続けていたという状況です。また、この時点でオク選手はブリティッシュクルーザー級のベルトを保持していました。実に2年4ヶ月にも渡り防衛を続けており、まさにクルーザー級のキングとも言える存在でした。クルーザー級のベルトを巻いたままオスプレイ選手の持つブリティッシュヘビー級王座に挑戦し、敗れはしたものの死闘を繰り広げたこともありました。
一方の辻選手はTHE LEGIONとして海野選手とのタッグでブリティッシュタッグリーグのBブロックにエントリーしています。この時点で0勝2敗と、すでに決勝進出の可能性は無くなっています。後に海野選手を裏切ることになりますが、この時点ではTHE LEGION総帥のギデオン・グレイ氏に対する不満はあれど、海野選手とは良いタッグチームとして機能していました。
両チームともこの日は公式戦が組まれていなかったということもあり、このシングルマッチが実現しました。
辻陽太vsマイケル・オクの結果
グレイ氏はTHE LEGION正式メンバーではない海野選手を持ち上げ、正式メンバーの辻選手を下げる発言を繰り返していた。海野選手が登場する際には実況席から飛び出し、リングアナウンサーからマイクを奪ってコールを行うのが常だった。この試合は辻選手のシングルマッチだったということもあり、実況席から立ち上がることはなかった。
試合開始直後、オク選手が手を差し伸べて握手を求めると、辻選手は一瞬それを受け入れるそぶりを見せる。しかし手を握ることはなくそのまま胸に強烈なチョップ。これにはグレイ氏も大喜び。ヒールユニットに所属していながら戦いぶりはベビーフェイスだった辻選手だが、少しずつヒールの色が出始めてきた。力比べの際にもそれをスカすようにボディへキックを入れた場面もあった。体格では辻選手が上回っており、繰り出すチョップやキックも重く響く。序盤は完全に辻選手がペースを握った状態で展開される。そして座った状態でオク選手の腕と首を固め、その上に腰掛けるような状態でいつものように扇子ムーブ。会場からは歓声とブーイングが沸き起こる。
オク選手はもともとベビーフェイスで人気のある選手であり、徐々に会場全体がオク選手を後押しする雰囲気になる。フライングボディアタックなどの立体感のある攻撃を繰り出し、辻選手を追い込んでいく。オク選手としてはフィニッシュのハーフボストンクラブに持ち込みたい展開。しかし辻選手もフェイスバスターやアームバーで対抗。この攻撃でオク選手は左腕を痛めたようだが、それにもめげずにフロッグスプラッシュを見舞う。
エルボー合戦の後、辻選手がリバースゴリースペシャルボムを狙う。しかしオク選手はリバースカナディアンデストロイヤーで回避。オク選手は追撃を狙ってロープに走るが、これは辻選手がローリングラリアットで迎撃。両者ダウン状態となる。
両者何とか立ち上がると、辻選手のチキンウイングフェースロック、リバースゴリースペシャルボム、そしてスピアーと辻選手が攻勢に出る。そしてオク選手の得意技であるハーフボストンクラブを狙うも、切り返されて逆にハーフボストンクラブを喰らってしまう。そしてそのままエスケープすることができず、辻選手がタップアウト。オク選手がなんとか勝利を手にした。
試合後、オク選手はマイクを持ち、この日の時期挑戦者決定戦で勝利したジェイコブス選手の挑戦をマンチェスターで受けるとアピールした。
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