【RPW】ゲイブリエル・キッドがブリティッシュヘビーに挑戦!次期チャレンジャーはあの選手!(2022年10月9日)
- 2022.10.10
- RPW(Revolution Pro Wrestling)
- RPW, ゲイブリエル・キッド

2022年10月9日にサウサンプトンで開催されたRPWの大会でゲイブリエル・キッド選手がリッキー・ナイトJr(RKJ)選手の持つブリティッシュヘビー級王座に挑戦しました。試合後に指名されたのはなんとあの有名なレスラーでした。
ゲイブリエル・キッドが挑戦に至った経緯
ゲイブ選手はかねてよりオスプレイ選手の持つブリティッシュヘビー級王座への挑戦を要求していました。しかし2回の長期欠場があり、実現しないままになっていました。2回目の欠場直前、2022年2月6日にはRKJ選手とシングルマッチを行い、ゲイブ選手がツームストンパイルドライバーで勝利しています(Live in London58)。ゲイブ選手が欠場していなければ、おそらくRKJ選手よりも先に挑戦のチャンスが巡ってきたものと思われますが、結果的に8月に挑戦したRKJ選手がオスプレイ選手に勝利してブリティッシュヘビー級王座を奪いました。
また、RKJ選手がRPWでのシングルマッチで敗れたのは、2021年以降では2021年9月19日のオスプレイ選手とのブリティッシュヘビー級選手権試合、そして2022年2月6日のゲイブリエル・キッド戦のみでした。そうした経緯もあって、ゲイブ選手は次期挑戦者の有力候補であり続けたのですが、2022年10月9日の大会で当初組まれていたのはRKJ選手と海野選手とのタイトルマッチでした。当初は9月4日の大会でのタイトルマッチが決定していたのですが、王者のRKJ選手が家庭の事情により欠場したことで流れていました。そのため、改めて今回の10月9日の大会で海野選手とのタイトルマッチが組まれたのですが、今度は海野選手が健康上の理由で欠場することになってしまいました。そこでゲイブ選手にチャンスが巡ってきたということになります。
ゲイブリエル・キッド vs RKJの詳細
両者がリングインすると、コール中もずっとリング中央で微動たりせずに睨み合い。両者ともに気合が入っており、試合開始と共に気迫のぶつけ合いになるかと思いきや、序盤は腕やバックの取り合いの攻防になる。しかしRKJ選手がバックを取り、小馬鹿にしたようにゲイブ選手の後頭部を叩くとゲイブ選手が睨みつける。頭に血がのぼったように見えたゲイブ選手だが、いったん場外へエスケープ。背後から挑発してきた少年に対し、振り向きざまに吠えて驚かせる。少年を指差して軽く微笑む。これで少し冷静になった様子。
ゲイブ選手がリングインし、今度は逆にRKJ選手のバックを取って同じように叩いてみせる。そして場外戦に。逆水平チョップで痛めつけていくが、壁まで追い詰めたところで避けられてしまい、ゲイブ選手は手を痛打。そこにRKJ選手が先ほどゲイブ選手に吠えられた少年を抱え上げ、そのままアシストする形で少年のドロップキックがヒット。RKJ選手はすかさずゲイブ選手をリングに戻すも反撃を喰らう。しかし、ロープに走ったゲイブ選手の左膝に低空ドロップキックが炸裂してから少し風向きが変わる。場外にエスケープしたゲイブ選手に対して、ひな壇の角でニークラッシャー。その後も鉄柱を使った攻撃などで膝を痛めつける。さらに無理やりゲイブ選手のニーパッドを剥がし、ヘッドバットを連発するなどなりふり構わない攻撃。
膝へのダメージが蓄積したゲイブ選手は攻撃に精彩を欠く。攻撃を仕掛けようとしても膝に力が入らず崩れてしまう。しかし、RKJ選手のジャンピングニーパッドをゲイブ選手が逆水平チョップで迎撃。その衝撃で着地に失敗したのか、RKJ選手も左膝を痛めてしまった様子を見せる。ここからはチョップ合戦をしつつ、隙があれば相手の膝を狙う展開に。ゲイブ選手が得意なチョップ合戦だが、RKJ選手は一歩も退かずに真っ向勝負を仕掛ける。
スタンディング状態でRKJが肩口にヘッドバッドを見舞い、ロープに走ろうとするも膝のダメージで動けない。するとゲイブ選手がRKJ選手を捕まえてエクスプロイダーで放り投げる。ここでゲイブ選手が気合を入れ直し、得意のツームストンパイルドライバー。これはカウント2で返されるが、すかさずムーンサルトプレス。しかしこれは回避され、逆にランニングニーアタック、そして足4の字固めを食らって悶絶する。
しかしなんとかこれを耐えると、ゲイブ選手が得意としている振り向きざまのラリアットを見舞う。さらに走り込んでラリアットを狙うも、それはRKJ選手が回避し、ブレーンバスターで切り返す。そしてRKJ選手がキシドライバー(新日本プロレス公式サイトでは「グッドナイトドライバー」)でゲイブ選手から3カウントを奪い、防衛に成功した。
勝者が次期挑戦者に指名したのは・・・?
試合後、防衛に成功したRKJ選手はマイクを持ち、ゲイブ選手を讃えました。RKJ選手からグータッチを求めた際には躊躇しましたが、結局はゲイブ選手から拳を差し出してグータッチ。クリーンな展開で試合を終えました。
ゲイブ選手が去った後にさらにRKJ選手がマイクアピールを続けました。そこで次期挑戦者に指名したのは、グレート-O-カーン選手でした。お前がヨークホールに来るならばブリティッシュヘビー級選手権試合をやろうということでした。
10月1日2日の両日でロンドンで開催されたRoyalQuestⅡでRKJ選手は両日ともにオーカーン選手と対峙していました。1日目のギデオン・グレイ&グレート-O-カーン vs RKJ&マイケル・オクのタッグマッチでは、RKJ選手がグレイ選手をキシドライバー(グッドナイトドライバー)で仕留めていました。そして試合後にRKJ選手はオーカーン選手にブリティッシュヘビー級のベルトを見せつけるというシーンがありました。
RoyalQuest2日目でも両者は10人タッグマッチで対戦しています。RKJ&ゲイブリエル・キッド&海野翔太&キャッシュ・ウィーラー&ダックス・ハーウッド vs ギデオン・グレイ&カイル・フレッチャー&マーク・デイビス&グレート-O-カーン&ウィル・オスプレイという顔合わせでした。この試合ではオーカーン選手がRKJ選手をエリミネーターで3カウントを奪っています(新日本公式サイトではオーカーン選手がキャッシュ・ウィーラー選手から3カウントを奪ったと説明されていますが、これは誤りです)。
超多忙なオーカーン選手が次にイギリス遠征できるのはいつになるかわかりません。RPWの今後のロンドン大会は10月23日、11月6日、12月3日です。11月6日はエディオンアリーナ大会の翌日ですので、移動時間を考えると可能性はゼロではないがかなり難しいでしょう。12月3日はWTLのシリーズ中ですので、まずないと考えてよいでしょう。この前後3日ほど試合が組まれていなければ不可能ではないでしょうが。となると10月23日ですが、こちらもバトル・オータム22のシリーズ中ということで、いずれにせよ難しい日程です。ただ、オーカーン選手はこうした過酷なスケジュールでの移動をこれまでも経験していますので、この3日のうちどこかで実現してしまう可能性もあるだろうと思っています。そのうち正式な発表があると思いますので、それを楽しみに待ちたいと思います。
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