【RPW】Risky Business 2022(2022年9月11日)

【RPW】Risky Business 2022(2022年9月11日)

2022年9月11日、イギリスのセント・ネオツで開催されたRPWの大会レビューです。

参戦選手

主な参戦選手についてはこちらの記事にまとめています。

RPW参戦選手の紹介

リッキーナイトJr選手の家族がモデルとなった映画「ファイティング・ファミリー」

第1試合 エディ・デニス vs ルシアン・フィリップス

○エディ・デニス vs ●ルシアン・フィリップス

デニス選手は2022年8月21日におよそ4年半ぶりにRPWマットに復帰した。この時はギデオン・グレイ氏がオープンチャレンジマッチを行うということで会場内にて対戦相手を募ったところでニス選手が現れ、そしてグレイ氏を一蹴した。デニス選手は試合後、マッド・カート選手、海野選手と共にノリノリで踊っていた。

しかし、The Legionとしては総帥のグレイ氏を完膚なきまでにやられてしまったということもあり、このカードはその報復戦とでもいうべきものである。The Legionとしてフィリップス選手が存在感を見せつけられるかが注目ポイントであった。

最初に登場してきたのはフィリップス選手。通常であればグレイ氏の入場コールで登場するが、この日はグレイ氏が来日中で不在ということもあり、リングアナウンサーのフランチェスカさんにコールで登場する。グレイ氏は最近になって日本でも入場コールを行なうようになり、歓声を浴びているが、イギリスでこれを行うとブーイングで声がかき消されてしまう。

この試合での歓声はデニス選手に集中する。デニス選手がRPWに復帰して2試合目であるが、初戦が事前アナウンスのない形でのグレイ戦だったということもあり、実質的にはこれが初戦といってもよい。

試合でのデニス選手はコンディションが十分でないのか、動きに精細を欠く。特に序盤は動きが重かった。フィリップス選手も決して機敏な動きをする選手ではないが、ラリアット、スパインバスター、サイドスープレックスなど多彩な技を繰り出してデニス選手を窮地に追い込む。それでも、最後は得意のネクストストップドライバーを見舞い、フィリップス選手から3カウントを奪った。

第2試合 ウィル・ケイヴン vs ロビー・エックス

○ウィル・ケイヴン vs ●ロビー・エックス

2022年9月4日に前ブリティッシュクルーザー級王者の実力者であるマイケル・オク選手を破って勢いに乗るケイヴン選手が同じくクルーザー級の実力者であるロビー・エックス選手と対戦。ケイヴン選手としてはここで実績を残し、ブリティッシュクルーザー級王座への挑戦やブリティッシュJカップへのエントリーを勝ち取りたいところ。

そうした思いもあったのか、ケイヴン選手の奇襲から試合が開始する。序盤からケイヴン選手が勢いに任せて攻めていくも、観客はロビー選手を後押し。しかしロビー選手は試合途中で首の辺りを痛めてしまう。その痛みに耐えつつ何度も得意のエクスクラメーションを狙うが、ことごとく回避される。4回目のチャレンジではそのままフルネルソンに捉えられ、ドラゴンスープレックス、そして後頭部へのラリアットでさらに首へのダメージが重なっていく。最後はケイヴン選手が得意としているリーガルプレックスバックブリーカーで膝の上に首から落とされ、ロビー選手が3カウントを奪われた。ケイヴン選手にとっては9月4日のマイケル・オク選手からの勝利に続き、RPWクルーザー級の実力者を連続で倒したことになる。

第3試合 ルーク・ジェイコブス vs TKクーパー

○ルーク・ジェイコブス vs ●TKクーパー

ブリティッシュクルーザー級王者となったジェイコブス選手がブリティッシュタッグ王者のTKクーパー選手と対峙する形のシングルマッチ。TKクーパー選手も体格的にはクルーザー級であるため、ジェイコブス選手としても負けるわけにはならない。

試合は序盤からTKクーパー選手が優勢に進める。TKクーパー選手の強烈な打撃にジェイコブス選手が前のめりに倒れ込んでしまうシーンも見られた。ジェイコブス選手はその状態から復帰すると、目が覚めたように荒々しい攻撃を加えていく。場外でのブレーンバスターで大ダメージを与えると、クルーザー級にしては重い体を生かしたセントーン。そして観客に煽られつつ、その場飛びムーンサルトプレスを試みるが、これは失敗に終わる。試合はジェイコブス選手がラリアット、パワーボムでTKクーパーをダウンさせ、最後はグラウンドのスリーパーホールドでTKクーパー選手がギブアップ。ジェイコブス選手が完璧な形で勝利を手にした。

試合後、ジェイコブス選手はTKクーパー選手のブリティッシュタッグ王座のベルトを手にし、アピール。TKクーパー選手はそのベルトを強引にひったくり、無言のままリングを降りていった。

第4試合 アレックス・ウインザー vs メルセデス・ブレイズ

○アレックス・ウインザー vs ●メルセデス・ブレイズ

2022年9月4日に若手のマヤ・マシューズ選手を倒したブレイズ選手がブリティッシュ女子王者のウインザー選手とノンタイトルマッチで対戦。ウィンザー選手はブリティッシュ女子王座のベルトを腰に巻き、手にはイギリスのプロモーションWrestle Carnivalが管理するQueen of the Carnival王座を持って登場した。

前回のRPW初登場にしてヒールのイメージが定着したブレイズ選手は、試合序盤からラフ殺法を見せる。顔面を掻きむしったりチョーク気味のスリーパーホールドを仕掛けたりとウインザー選手を苦しめる。しかし、スープレックスの精度も高く、しっかりとした基礎が出来上がっていることも見てとれる。それでもやはりウインザー選手は徐々に自力の違いを見せ始める。ロープに走ったブレイズ選手を捕まえてカウンターのライガーボム、そして追撃のパワーボムでブレイズ選手を沈めたと思えたが、ブレイズ選手はギリギリで肩を上げる。しかしもう余力を失っていたブレイズ選手はコーナーのブリティッシュ女子王座のベルトを手にし、ウインザー選手の額を殴打。レフェリーの目の前での行為であったため、レフェリーはすぐにゴングを要請。ブレイズ選手の反則負けに終わった。

うずくまるウインザー選手に対してブレイズ選手が執拗に攻撃を仕掛けていく。するとそこに登場したのはカンジ選手。ウインザー選手の救出を試みる。しかしブレイズ選手に突き飛ばされ、うずくまっているウインザー選手に衝突してしまう。ブレイズ選手はすぐにリングを去り、残されたウインザー選手はカンジ選手に攻撃されたのかという疑いを持ってしまう。カンジ選手が差し伸べた手を無視してリングを去ろうとしたが、向き直って握手をする。それでも疑いは晴れていないようで、ウインザー選手は硬い表情のまま会場を後にした。

第5試合 JJゲイル vs リッキー・ナイトJr

●JJゲイル vs ○RKJ

ブリティッシュヘビー級王者のリッキー・ナイトJr(RKJ)選手がノンタイトルマッチでJJゲイル選手と対戦。ここ最近は白星から遠ざかっているJJゲイル選手としては少しでも爪痕を残したいところ。一方のRKJ選手としては圧倒して勝利を収めなければならない相手。

試合開始のゴングが鳴るが、余裕のRKJ選手は敵に背中を見せ、ロープの張りを確かめるようにして体を伸ばしていく。その隙を見てJJゲイル選手は背後から攻撃。真っ向勝負では不利であることを認識しているのか、執拗に丸め込みでフォールを奪おうとする。この開始直後のラッシュを乗り切ると、RKJ選手はすぐに自分のペースへと持ち込んでいく。最後は片翼の天使、そしてキシドライバー(グッドナイトドライバー)で貫禄のフォール勝ちを収めた。

リッキーナイトJr選手の家族がモデルの映画「ファイティング・ファミリー」

第6試合 ダン・モロニー vs マイケル・オク

○ダン・モロニー vs ●マイケル・オク

Destination Everywhereのタッグパートナーだったコナー・ミルズ選手に裏切られてから精彩を欠いているオク選手がメインで登場。対戦相手はヒールレスラーのモロニー選手。オク選手としてはこの試合で歓声を背に勝利し、再浮上のきっかけとしたいところである。

この日もオク選手は序盤から劣勢に立つ。モロニー選手が幾度となく強烈なPKを見舞い、その度にオク選手は倒れ込んでしまう。打点の高いドロップキックで反撃を試みるが、それも単発に終わってしまう。チョップ合戦になってもモロニー選手に圧倒される。また、場外のモロニー選手に対してプランチャを仕掛けようとコーナーに上ったところでモロニー選手に投げられ、エプロンの縁で背中を強打してしまう。さらにエプロンでのパイルドライバーも受けてしまい、オク選手は瀕死の状態に。

リングに戻りモロニー選手が必殺技のドリラを狙うが、これはなんとかスイングDDTに切り返す。そしてオク選手が執拗にフィニッシャーのハーフボストンクラブを仕掛けていくが、ダメージが十分でないのか2回ともエスケープされてしまう。そして最後はライオンソルトを狙ったオク選手を捕まえ、モロニー選手のドリラがヒット。そのままカバーして3カウントを奪った。

そして試合後にモロニー選手はマイクを握ると、「俺は10月22日に鈴木みのるとやりたい」とアピール。そしてこれが後に実現することとなる。

 

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