【RPW】辻がタッグで再びボスと遭遇!その存在を超えることはできたのか?(2022年10月25日)
- 2022.11.05
- RPW(Revolution Pro Wrestling)
- RPW, 辻陽太, 鈴木みのる

2022年10月25日にイギリスのポーツマスで開催された大会にて、辻選手がタッグで鈴木選手と対戦しました。辻選手は2日前のロンドン大会でのリベンジを果たせたのでしょうか。
辻と鈴木の連戦の意味は?
この日の2日前、辻選手は鈴木選手とシングルマッチを行いました。辻選手はこれまで以上のヒールとしての戦いを見せましたが、試合としては完敗といってもいい結果に終わりました。
詳細はこちらの記事をご参照ください。
ここで続けて鈴木選手と辻選手が顔を合わせることになりました。10月23日の試合後に辻選手のセコンドにいたルシアン・フィリップス選手が襲い掛かりました。そして鈴木選手の救出に登場したのがRPWのコミックレスラー、マッド・カート選手でした。しかし10月25日のポーツマスでの試合はこの日の因縁を元に設定されたのではなく、それ以前から発表されていました。鈴木選手とカート選手という異色の組み合わせですが、この救出劇の後に握手を交わしており、タッグ戦への期待が高まっていました。
一方で、イギリスで大人気の鈴木選手と連続で対戦するというのは、RPWも辻選手のことを中心選手の一人として位置付けているからでしょう。鈴木選手が前回RPWに登場した際には、当初はオスプレイ選手とのブリティッシュタッグ選手権が予定されていました。そしてオスプレイ選手の欠場により、ブリティッシュクルーザー級の絶対王者だったマイケル・オク選手と対戦しています。もう一人の顔であるリッキー・ナイトJr選手は現在のブリティッシュヘビー級王者でグレート-O-カーン選手と12月17日に防衛戦を行うことが決定していますので、ここで鈴木選手と当てるのは難しいでしょう。そして次の顔ということで辻選手が浮上した、と考えるといいのかもしれません。以前であればこれらの選手と並び立つような位置付けにいたのが海野選手でしたが、海野選手がたびたびアメリカでの新日本の大会に登場しているように凱旋帰国へのカウントダウンが始まっています。海野選手に代わる次の顔としてヒールの辻選手ということになるでしょうか。
辻陽太&ルシアン・フィリップス vs マッド・カート&鈴木みのる
最初に登場したのは辻&フィリップスのThe Legionタッグ。舞台上で揃ってLポーズを決めると、悠々とリングイン。次に対戦相手のカート選手がいつものようにパジャマのようなコスチュームに身を纏い単独で登場。リング上でお得意のポーズを決め、鈴木選手の登場を待つ。そして大歓声に迎えられながら鈴木選手がリングインすると、カート選手は上半身のコスチュームを脱ぎすて、やる気を見せる(普段は上下パジャマの状態で試合をする)。辻選手は鈴木選手に対してアピールするも、カート選手が先発を買って出ようとする。やってられないなという感じで辻選手が後ろを振り返っている隙に、鈴木選手が入れ替わって先発に。試合開始のゴングと共に辻選手がリング中央を振り返ると目の前には鈴木選手が。これには面食らった辻選手は及び腰になり、挙げ句の果てにはレフェリーを盾に逃げようとする。
改めて試合が始まると、鈴木選手が1発蹴りを入れる。辻選手は逃げ回り、すぐにフィリップス選手にチェンジ。フィリップス選手が挨拶がわりのチョップを入れるも、鈴木選手は仁王立ち。さらに2発目も涼しい顔で受け止める。ここからチョップ合戦になるが、完全に鈴木選手が圧倒する。フィリップス選手がダウンしたタイミングでカート選手にチェンジ。しかし細身のカート選手では明らかに分が悪い。カート選手は真正面からぶつかることをせず、股の間をすり抜けたりと相手を幻惑させる。そしてようやく正面からチョップを打とうとするも、弱々しいチョップはフィリップス選手に全くダメージを与えることができない。
完全にカート選手を舐めているフィリップス選手は、ハンディとして目を閉じてやってやると言って両目を閉じ、手探りでカート選手を探す。カート選手は観客に「シー!」と合図をした上で、こっそりと鈴木選手にチェンジ。鈴木選手もノリノリでカート選手に近づき、気をつけの状態にさせてから強烈なチョップを放つ。フィリップス選手はそのまま静かに倒れ込む。そしてフィリップス選手が目を開ける前にさっとチェンジ。フィリップス選手が目を開けるとそこにはファイティングポーズのカート選手が。驚いた様子を見せるも、カート選手からの弱弱しいチョップには平然と構える。そしてカート選手がロープに走ると、辻選手がカート選手の足を掬い、フィリップス選手は鈴木選手に突進。辻選手は場外でカート選手を痛ぶり、更に鈴木選手にも攻撃を加えていく。鈴木選手は怒りに任せてフェンスを持って暴れようとするが、辻選手が攻撃して大人しくさせる。
一方、リングに押し戻されたカート選手はフィリップス選手の攻撃を受けて虫の息に。後退した辻選手からも痛めつけられる。辻選手は鈴木選手を挑発しながらカート選手を攻撃。たまらず鈴木選手が入ってくるが、辻選手がすぐに排除。さらにフィリップス選手に交代して攻撃を加えていく。すると場外でThe LegionのTシャツを拾った鈴木選手がリングイン。攻撃を加えようとするものの、すぐに辻選手に捕まってしまう。そして鈴木選手が持ち込んだTシャツで首を絞められ、悶絶しながら場外へ転がり落ちていく。
なすすべもなくやられ続けていたカート選手だが、偶然ヒットしたコードブレイカーをきっかけにようやく鈴木選手と交代する。すると鬱憤を溜め込んでいた鈴木選手が大暴れ。フィリップス選手に脇固めを極め、さらに「カモン、ヤングボーイ!」と挑発する。エルボー合戦は鈴木選手に軍配が上がるが、うまく隙をついてフィリップス選手は辻選手にチェンジ。
すると辻選手は起き上がりかけた鈴木選手の後頭部に足を乗せ、持ち込んだ扇子であおいで挑発。これには鈴木選手も怒りの表情で向かってくるが、辻選手は顔面を掻きむしって難を逃れる。そしてTシャツを脱いでエルボー合戦を挑む。辻選手は渾身の力を込めてエルボーを打ち込んでいくも、鈴木選手は高笑い。そして強烈なエルボー1発で辻選手をダウンさせる。辻選手は座り込んだまま手を合わせて許しを請う。その隙にフィリップス選手が背後から襲撃。2人で鈴木選手に攻撃を加える。
フィリップス選手が鈴木選手を捕らえ、辻選手がロープに走って攻撃を狙うが、場外に落ちていたカート選手が辻選手の足を引っ張ってダウンさせる。カート選手はすかさずコーナーに登り、フィリップス選手にフライングクロスボディアタックを見舞う。リング上には鈴木選手と辻選手。鈴木選手は辻選手をスリーパーに捕らえると、パートナーのカート選手は場外のフィリップス扇子にトペスイシーダを見舞う。そして鈴木選手はゴッチ式パイルドライバーの体勢にとらえ、たっぷりと溜めを作ってから落としていく。これを食らった辻選手はフォールを返すことができず、3カウントを奪われた。
試合後、リング中央でカート選手と鈴木選手がガッチリと握手し、ハグをする。そしてカート選手がお得意のポーズを決めると、鈴木選手はカート選手をゴッチ式パイルドライバーの体勢に。しかしこれは途中で解除。鈴木選手は笑顔でカート選手に視線をやり、そして上機嫌で観客とタッチをしながら退場していった。カート選手はほっと胸を撫で下ろし、その鈴木選手の後を追って退場した。
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