【RPW】ロビー・エックス相手に辻がパワーで圧倒!(2022年10月9日)

【RPW】ロビー・エックス相手に辻がパワーで圧倒!(2022年10月9日)

2022年10月9日のサウサンプトン大会で辻選手はクルーザー級の人気者、ロビー・エックス選手とのシングルマッチに挑みました。オーカーン様をして「めちゃくちゃ速い」というロビー・エックス選手に対して辻選手はどのような戦いを挑んだのでしょうか。

ロビー・エックス選手について

ロビー・エックス選手はRPWで活躍しているクルーザー級の選手です。新日本には2022年10月2日のRoyal Quest IIの2日目に初登場しました。この試合ではDOUKI&エル・デスペラード vs ロビー・エックス&マイケル・オクという組み合わせで、デスペラード選手からフォール負けを喫してしまいました。

この試合で解説していたオーカーン様によると、ロビー・エックス選手は「めちゃくちゃ速い」です。この試合の中でも素早い動きで掻き回していました。この中でオーカーン様も触れていたのですが、以前はぽっちゃりした体型でした。この日の試合では低身長ながらも(168センチ)逆三角形で均整のとれた肉体を誇っていました。しかし2021年ごろまではもう少し丸い体をしていました。それでも小気味良い動きで人気のある選手でした。

ロビー・エックス選手はイギリス国内の各種団体のリングに登場していますが、メインはRPWです。また、辻選手がイギリス武者修行を始めたばかりの2021年9月12日にシングルマッチで初対戦していますが、この時はロビー・エックス選手が勝利を収めています。

辻 vs ロビー・エックス

ギデオン・グレイ氏が来日中のため、この日も辻選手はパートナーのルシアン・フィリップス選手と共に登場。2人でリングに上がり、指でLマークを作ってアピール。次いでロビー・エックス選手がリングイン。辻選手は試合開始のゴングが鳴る前にロビー・エックス選手に襲い掛かる。

ロビー・エックス選手もその体の割にはパワーがあるが、辻選手の方が明らかに上回っている。一方でスピードでは圧倒的にロビー・エックス選手に軍配が上がる。小柄で素早い選手に対して辻選手がどのような戦い方を見せるかが1つの注目ポイントだったが、いきなりの奇襲とセコンドの介入で、辻選手はあくまでもヒールとして試合を進めようとしていることがわかる。

辻選手は場外で散々ロビー・エックス選手を痛めつけ、リング上でキャメルクラッチ。その体勢で扇子を取り出して仰ぎだすと歓声が湧く。この攻撃でかなり腰を痛めた様子のロビー・エックス選手だが、ロープに走った辻選手の顔面にドロップキックを打ち込む。さらにスワンダイブ式のヒップドロップで辻選手をダウンさせる。しかし、辻選手はロビー・エックス選手の腰狙いの攻撃を加える。カナディアンバックブリーカーの体勢からシットダウンで相手の腰を打ち砕く。

ロビー・エックス選手はそれでもなんとか立ち上がり、一瞬の隙を捉えて得意のエクスクラメーションを狙う。しかし辻選手がなんとか堪えると、セコンドにいたフィリップス選手が強烈なナックルを放つ。辻選手はレフェリーの視界を防いでおり、この介入は見逃される。ナックルを食らってフラフラのロビー・エックス選手に対し、辻選手は強烈なアラバマスラムを見舞う。これが決定打となり、ロビー・エックス選手は3カウントを奪われた。

辻の戦い方の変化

辻選手はヤングライオン時代からメキシコ、ルチャへの憧れが強かったことはよく知られています。イギリスでの武者修行中はよりルチャのテクニックを試合で披露してきました。日本でも時折見せていたトケだけでなく、シューティングスタープレスやその場跳びムーンサルトを放ったこともありました。

しかし、ここ最近はめっきりとそのようなムーブが減ってきているように思われます。パワーを全面に出し、スピアーやアラバマスラムで試合を決めることが増えていました。さらに目に見えてヒールムーブも増えてきました。以前のヒールユニット内ベビーフェイスの時代とは完全に別人になったといっても過言ではないでしょう。

そんな辻選手ですが、11月11日のアレナ・メヒコ大会でCMLLデビューすることが決まりました。

ここでもパワーを前面に出したファイトスタイルを続けるのか、あるいは現在は封印しているルチャの動きを解放するのかが注目ポイントです。夢の舞台に手が届いた辻選手ですが、その心の内は複雑なのかもしれません。

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