【RPW】Live in London 66(2022年10月23日)

【RPW】Live in London 66(2022年10月23日)

2022年10月23日にRPWがロンドン大会のレビューです。この日のメインに組まれた辻陽太 vs 鈴木みのるが注目されましたが、ブリティッシュタッグ選手権試合も行われました。

参戦選手

主な参戦選手についてはこちらの記事にまとめています。

RPW参戦選手の紹介

リッキーナイトJr選手の家族がモデルとなった映画「ファイティング・ファミリー」

第1試合 ショーン・ジャクソン vs ジョシュア・ジェームズ

●ショーン・ジャクソン vs ○ジョシュア・ジェームズ 

10月9日の大会に続き、ショーン・ジャクソン選手がオープニングマッチに登場。RPWのヤングライオンに当たるコンテンダーディビジョンのジョシュア・ジェームズ選手とのシングルマッチ。ジャクソン選手はリングインと同時にリングアナウンサーからマイクを奪い、自分のコールのやり方に文句を言いつつ、自らコールをする。

試合が開始するとジェームズ選手はあコンテンダーディビジョンの先輩に敬意を表し、握手を求める。しかしジャクソン選手はその手を握るも奇襲攻撃。場外でもラフ攻撃を続ける。会場は完全にジェームズ選手を後押しする雰囲気となる。

ジャクソン選手はパワーと巨体を武器に真っ向勝負を挑む。ジャクソン選手もパワーのある選手だが、流石に巨体のジェームズ選手相手では分が悪い。それでもテクニックとスピードで撹乱しつつ、スパインボムなどの大技で対抗。しかし、最後はジェームズ選手のラリアット一発に沈んだ。

第2試合 ルシア・リー vs メルセデス・ブレイズ

●ルシア・リー vs ○メルセデス・ブレイズ

9月にRPWデビューを果たしたブレイズ選手に対し、この日に初登場となったリー選手が挑む。身長、体重ともにリー選手が上回る。パワーで攻めるリー選手に対してブレイズ選手がインサイドワークで対抗する。ロープを使った攻撃を仕掛けたり、頭をはたいてからカバーしたりと細かなヒールムーブに対してブレイズ選手にブーイングが浴びせかけられる。防戦一方のリー選手が顔面へのキックやダブルアームDDTで巻き返すも、流れるような攻撃ができずにブレイズ選手の反撃を受ける。最後はブレイズ選手がリー選手をファイヤーマンズキャリーの状態で抱え、相手の両足をトップロープへ足を掛けると、その状態からスタナーを見舞う。リー選手の体がぐにゃりと曲がるほどの衝撃。ブレイズ選手がカバーし、3カウントを奪った。

第3試合 リオ・ラッシュ vs ロビー・エックス


リオ・ラッシュ vs ●ロビー・エックス

STRONGでも大活躍し、YOH選手とのタッグでスーパージュニアタッグリーグ2022に初エントリーを果たしたリオ・ラッシュ選手がRPWに登場。ブリティッシュJカップではレオン・スレーター選手に足元を掬われてしまったが、この日はそのブリティッシュJカップを制したロビー・エックス選手とのシングルマッチ。ブリティッシュJカップの翌日で余韻も残っているからか、試合開始早々からロビー・エックス選手へのチャントが鳴り止まない。ロビー・エックス選手は満足そうな表情を見せるが、当然これはリオ・ラッシュ選手にとっては面白くない。

ロビー・エックス選手が差し出した手を二度までも受け入れず、場外エスケープしたリオ・ラッシュ選手に対してはブーイングが飛ぶ。ロビー・エックス選手は三度目の正直で手を差し伸べたが、リオ・ラッシュ選手はこれに張り手で回答。するとここから激しい攻防が始まっていく。

最後まで俊敏な動きを見せた両者だったが、試合終盤にアクシデントが発生する。リオ・ラッシュ選手は下からロビー・エックス選手を蹴り上げ、そして得意のラッシュアワーを狙う。しかし、リオ・ラッシュ選手がサードロープの反動を利用しようとしたところ、サードロープが外れてしまう。幸いなことにリオ・ラッシュ選手が怪我をすることもなかったが、思わぬ展開に両者は困惑。そしてリオ・ラッシュ選手は変形のDDTを見舞うと、外れてしまったサードロープを恨めしそうに振り回す。

思わぬ形でフィニッシャーが封印されてしまったリオ・ラッシュ選手が圧倒的に不利な状態になってしまうが、この試合を制したのはリオ・ラッシュ選手。雪崩式のスパニッシュフライを狙ったリオ・ラッシュ選手が突き落とされた衝撃で足を痛め、レフェリーがその状態を確かめているタイミングで、ウィル・ケイヴン選手が介入。コーナー上のロビー・エックス選手にちょっかいをだす。そして最後はコンビネーションキックからフロッグスプラッシュで決着。前日にブリティッシュJカップを制したロビー・エックス選手からの勝利を手にした。

介入したウィル・ケイヴン選手は満足顔。しかしリオ・ラッシュ選手はケイヴン選手と手を組んだわけではなく、ただ単にケイヴン選手が前日のブリティッシュJカップ決勝戦で敗北した恨みを発散しにきただけだったようだ。リオ・ラッシュ選手はマイクを手にすると、「これでも勝利は勝利だ」としつつもロビー・エックス選手をたたえ、最後はガッチリと握手を交わし、再戦をアピールした。

第4試合 ウィル・ケイヴン&SMOKIN’ ACES vs RKJ&ザック・ナイト&マッド・カート

●ウィル・ケイヴン&SMOKIN’ ACES(チャーリー・スターリング&ニック・ライリー)vs RKJ&ザック・ナイト&○マッド・カート

1つ前の試合に介入してきたウィル・ケイヴン選手がSMOKIN’ ACESの2人とトリオ結成。リッキー・ナイトJr(RKJ)選手と叔父のザック・ナイト選手、そしてコミックレスラーのマッド・カート選手と対戦。試合開始前、RKJ選手とカート選手がコスチュームを交換し、RKJ選手がカート選手のポーズを決めるなどふざけ回る。この試合の1つのポイントはケイヴン選手、カート選手がそれぞれのチームでうまく機能するかという部分だったが、少なくともカート選手はRKJ選手とうまくコミュニケーションが取れている様子。しかしザック選手がいい調子で攻撃しているタイミングでカート選手が無理やり試合権利を奪ってリングインし、ことごとく逆襲されるという流れが続く。また、カート選手の後頭部がザック選手の股間に誤爆するなど、ザック選手とはなかなか息が合わない。

最後の決定機にもカート選手がザック選手から無理やり試合権利を奪う。この時は見事にニック・ライリー選手に対してカナディアンデストロイヤーをヒットさせる。このままカバーすれば勝利というところだったが、カート選手は技がヒットした喜びを爆発させ、場外に出てビクトリーラン。カート選手がリングを1周したところでRKJ選手が捕まえて無理やりリングへ。そしてダウンしているニック・ライリー選手をカバーするも、カウント1で跳ね返される。この様子を見たザック選手は怒りを爆発させる。

リング上では代わったRKJ選手が3人に捕まってしまう。そしてケイヴン選手がコーナーに上ってタイミングを測っていると、そこにロビー・エックス選手が登場。レフェリーのブラインドをついてロープを揺らすと、ケイヴン選手は足を滑らせてロープで股間を痛打。そしてRKJ選手がケイヴン選手を抱え上げるとフィニッシャーのキシドライバー。しかしここでフォールには行かず、カート選手にタッチ。RKJ選手がカート選手を持ち上げ、ケイヴン選手の上に落とす。そしてそのままカート選手が3カウントを奪った。

RKJ選手とカート選手は勝利を喜ぶが、これに不満なのがザック選手。カート選手に詰め寄り、張り手を見舞う。するとそれをRKJ選手が止めに入り、両者が揉み合う展開になる。そしてRKJ選手がマイクを手にし、「ファミリーの問題を解決しなければならない」と宣言。RKJ選手と叔父のザック選手がRPWで対戦する流れになると思いきや、ザック・ナイト vs マッド・カートの試合を宣言。困惑してビビりまくるカート選手を尻目に、RKJ選手はイタズラっぽい表情を見せながら会場を後にした。そしてこのカードは11月6日の大会で実現することとなった。

第5試合 Greedy Souls vs Sunshine Machine(ブリティッシュタッグ選手権試合)

Greedy Souls(ブレンダン・ホワイト&○ダニー・ジョーンズ)vs Sunshine Machine(●チャック・マンボ&TKクーパー)(c)

セミファイナルで行われたのはブリティッシュタッグ選手権試合。2022年8月21日にDestination Everywhereに勝利して次期挑戦者に名乗りを挙げたGreedy Soulsは7月にもSunshine Machineと対戦し、敗れている。この時はノンタイトルマッチであったが、今回は念願のタイトル挑戦となった。選手コール時にもかなり気がはやっている様子のGreedy Soulsに対し、ブリティッシュタッグ、PROGRESSタッグの2本のベルトを手に入場してきたSunshine Mashineはどこか余裕の表情。

挑戦者組は試合前からいきなり突っかかっていく。そしてエプロンでいきなりパイルドライバーを喰らってしまったTKクーパー選手は場外でダウン。リング上ではGreedy Soulsの2人がマンボ選手に襲い掛かる。こうした先制攻撃が功を奏したのか、ほとんどの局面でSunshine Machineはローンバトルになる。Greedy Soulsは同士討ちもあって一方的な展開には持ち込めないものの、体力を温存しつつ試合を進める。Sunshine Machineの最大のチャンスは、TKクーパー選手が場外のホワイト選手にトペを見舞い、分断に成功したシーン。ここでマンボ選手のフライングボディプレスがジョーンズ選手にクリーンヒット。すかさずカバーするも、レフェリーは場外の2人に気を取られてカウントを数えない。結局カウント2で返されてしまうと、ジョーンズ選手がジャンピングハイキック。それでもマンボ選手がコーナーに上ってGreedy Soulsの2人にジャンピングダブルニーアタックを狙うが、それをキャッチされ、逆にマジックキラーを受けてしまう。そしてマンボ選手をホワイト選手が押さえ込み、完璧な3カウントを奪った。

新王者となったGreedy Soulsは飛び上がって喜ぶ。しかし会場からは歓声とブーイングが飛び交う。喜びを爆発させているダニー・ジョーンズ選手はベルトを使ってエアギターを披露。思わぬ伏兵がベルトをダッシュするという展開であった。


第6試合 鈴木みのる vs 辻陽太

この試合はすでに別記事でアップしていますので、そちらをご参照ください。

【RPW】辻陽太がボスの前で見せたヒールとしての姿(2022年10月23日)

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