【RPW】Live at the Portsmouth Guildhall(2022年10月25日)

【RPW】Live at the Portsmouth Guildhall(2022年10月25日)

ブリティッシュJカップも終わり、10月25日にはレスリングスクールのあるポーツマスでRPWの興行が行われました。試合を振り返りながらレビューをしていきます。

参戦選手

主な参戦選手についてはこちらの記事にまとめています。

RPW参戦選手の紹介

リッキーナイトJr選手の家族がモデルとなった映画「ファイティング・ファミリー」

第1試合 ウィル・ケイヴン vs サミュエル・ホークス

○ウィル・ケイヴン vs ●サミュエル・ホークス

オープニングマッチはウィル・ケイヴン選手とポーツマスレスリングスクール出身のサミュエル・ホークス選手とのシングルマッチ。元ブリティッシュクルーザー級王者のマイケル・オク選手に連勝し、ブリティッシュJカップ制覇は逃したものの決勝4WAYの最後の2人まで残ったケイヴン選手にとっては軽く一蹴したい相手。

試合序盤からケイヴン選手はラフ攻撃で圧倒。会場からのブーイングを煽りながら試合を進める。ホークス選手はカナディアンデストロイヤーやエスペランサのような前転DDT、450スプラッシュなどの大技も出していくが、ケイヴン選手はカウント2で返していく。それでも最後はパッケージドライバー1発でケイヴン選手がホークス選手を仕留めた。ホークス選手の全てを受け止めた上での勝利で力の差を見せつけた形となった。

第2試合 マヤ・マシューズ vs アルーナ・ブルー

○マヤ・マシューズ vs ●アルーナ・ブルー

この日がデビューのブルー選手とデビュー1年目のマシューズ選手のシングルマッチ。ブルー選手の攻撃はやはり粗さが目立つが、マシューズ選手からすると相手の動きが読めない。少し崩れたボディアタックを受けたマシューズ選手は肩を痛めてしまう。それでもマシューズ選手は得意のスリングブレイド、そしてゲイブリエル・キッド選手のような胸でロープの反動を受けてからの振り向きざまのラリアットで攻勢に出る。マシューズ選手は試合終盤にDDT、ムーンサルトプレスを受けるもカウント2で返す。さらにセカンドロープからの不完全なスイングDDTを受けるが、変な体勢でマットに落ちたために首から肩のあたりを捻ってしまう。それでも最後は垂直落下式ブレーンバスターでマシューズ選手が3カウントを奪って勝利した。最後は握手と抱擁でクリーンに試合を終えた。

第3試合 マイケル・オク vs JJゲイル

○マイケル・オク vs ●JJゲイル

パートナーのコナー・ミルズ選手の裏切りに始まり、ブリティッシュJカップでは新鋭のウィル・ケイヴン選手に敗れるなど、ここ最近は全くいいところのないオク選手だが、この試合をきっかけに再浮上したいところ。

試合開始早々、両者の素早い攻防が続く。一連の攻防はほぼ互角に終わり、両者は互いを認めるような形で握手。ここからさらに動きが激しくなる。オク選手を場外に落としてトペスイシーダを敢行したJJゲイル選手が初めは優勢に立つが、自力の上回るオク選手が徐々に有利な展開になる。オク選手は相手のムーンサルトプレスを回避すると、DDT、そしてライオンソルトを見舞う。ハーフボストンクラブ、フロッグスプラッシュを狙うがどちらも回避される。オク選手はJJゲイル選手のムーンサルトアタックで反撃を受けてしまうが、最後はジャンピングニーアタック、そしてこの日3回目のハーフボストンクラブのチャレンジがようやく実り、JJゲイル選手がタップアウト。オク選手の勝利に終わった。

第4試合 Contenders vs Greedy Souls

Contenders(デイビッド・フランシスコ&●ジョシュア・ジェームズ)vs Greedy Souls(○ブレンダン・ホワイト&ダニー・ジョーンズ)

直前の大会でブリティッシュタッグ王座を獲得したGreedy Soulsが王者として初の試合。対戦相手のContendersは新日本でのヤングライオンタッグような位置付けなのでこの日の試合もノンタイトルで行われたが、Contendersとしては少しでも爪痕を残したい試合。Greedy Soulsとしては圧倒的な力の差で王者としての威厳を示せるかどうかがポイント。

Greedy Soulsの2人はContendersに対して自らのジャケットを手渡し、片づけるよう指示。確かに普段はリングサイドでセコンドとして入場コスチュームやベルトを受け取って片づける仕事をこなしているが、この日は対戦相手。Contendersはジャケットとベルトを受け取ると、ジャケットを投げ捨てる。そして試合が開始するが、やはりContendersにとって分が悪い。フランシスコ選手が捕まり、いいようにやられてしまう。Contendersにとってこの日一番の見せ場は、ジェームズ選手がリングインし、Greedy Soulsをダブルラリアットで倒したシーン。さらにホワイト選手にラリアットを見舞うと、復活したフランシスコ選手がジョーンズ選手を排除。さらに巨体のジェームズ選手がフライングボディアタックで追い込む。しかしContendersの頑張りもここまで。ジョーンズ選手が戻ると、Greedy Soulsは合体攻撃で圧倒する。最後はマジックキラーでジェームズ選手が沈められた。

試合後、ショーン・ジャクソン選手が乱入。試合に敗れたContendersに攻撃を加える。ジェームズ選手にエメラルドフロウジョン、そして倒れているジェームズ選手の上にフランシスコ選手をパワーボムで投げつけた。これは2日前の10月23日の試合のシングルマッチでジェームズ選手に敗れた腹いせだろう。ジャクソン選手は満足そうに引き上げていった。

第5試合 コナー・ミルズ vs リオ・ラッシュ

●コナー・ミルズ vs ○リオ・ラッシュ

共にブリティッシュJカップでは1回戦で敗北してしまった。両者共にここで勝利し、ブリティッシュJカップでの汚名を返上したいところ。試合はリオ・ラッシュ選手がスピーディーな動きで相手を翻弄すると、ミルズ選手は場外エスケープ。まともにやり合おうとしない。リオ・ラッシュ選手が場外で追い回し、ようやくリングインすると、ミルズ選手はリオ・ラッシュ選手のキックを浴びてふらふらに。さらにリオ・ラッシュ選手が挑発的に自らの唾をレガースになすりつけ、その唾のついた部分でミルズ選手の胸板にキックを浴びせる。悶絶するミルズ選手の姿に観客は盛り上がる。

試合中盤にかけてミルズ選手のラフ殺法にリオ・ラッシュ選手が苦しめられるも、最後はミルズ選手の450スプラッシュをかわすと、回し蹴り、そして対空時間の長いフロッグスプラッシュがヒット。ミルズ選手から3カウントを奪って勝利した。

 

第6試合 辻陽太&ルシアン・フィリップス vs マッド・カート&鈴木みのる

この試合はすでに別記事をアップしていますので、そちらをご参照ください。

【RPW】辻がタッグで再びボスと遭遇!その存在を超えることはできたのか?(2022年10月25日)

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