【RPW】Live in Sheffield(2022年11月20日)
- 2022.12.10
- RPW(Revolution Pro Wrestling)
- RPW

2022年11月20日にシェフィールドにてRPWの大会が開催されました。海野選手、辻選手はRPWを去りましたが、引き続きレビューを続けていきたいと思います。
参戦選手
主な参戦選手についてはこちらの記事にまとめています。
リッキーナイトJr選手の家族がモデルとなった映画「ファイティング・ファミリー」
第1試合 マイケル・オク vs ショーン・ジャクソン
THIS SUNDAY IN SHEFFIELD
Sunday November 20thMICHAEL OKU VS SHAUN JACKSON
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— Revolution Pro (@RevProUK) November 16, 2022
○マイケル・オク vs ●ショーン・ジャクソン
リングアナウンサーがまずジャクソン選手のコールをしてリングへ招き入れるも、そのコールの内容が気に入らないジャクソン選手はマイクを取り上げ、自分でコール。しかし観客は冷めた反応を示す。次に入場してきたオク選手は観客から大歓声で迎え入れられる。
試合が開始すると、ジャクソン選手はパワーで強引に技を仕掛けていくが、粗さが目立つ。ただ力任せに体をぶつけたり、捕まえて放り投げたりするだけの攻撃を仕掛ける。ジャクソン選手は仕切りに観客にて対してアピールするも、返ってくるのはブーイングのみ。すると徐々にオク選手が鋭い技を仕掛けていき、ペースを握る。オク選手はライオンソルトを仕掛けるが、これは誘い水。膝を立てて待っていたジャクソン選手だが、オク選手は着地してすかさずジャクソン選手の足を取り、得意のハーフボストンクラブ。これはジャクソン選手がなんとかロープエスケープするが、完全にオク選手のペースになる。最後はうつ伏せにダウンしたジャクソン選手にフロッグスプラッシュ、そしてハーフボストンクラブでギブアップ。ジャクソン選手の荒っぽさに苦しめられたものの、オク選手はなんとか勝利を掴んだ。
試合後、荒ぶるジャクソン選手はコンテンダーディビジョン(ヤングライオン的立場)のジョシュア・ジェームズ選手に怒りをぶつける。ジャクソン選手も反撃するが、ローブローから椅子攻撃を喰らってしまった。この因縁もあってか、12月4日のロンドン大会で両者のシングルマッチが組まれることとなった。
第2試合 Greedy Souls vs カラム・ニューマン&JJゲイル
THIS SUNDAY IN SHEFFIELD
Sunday November 20thGREEDY SOULS VS CALLUM NEWMAN & JJ GALE
Tickets: https://t.co/iMlP03YCix pic.twitter.com/IEklan4PZF
— Revolution Pro (@RevProUK) November 14, 2022
Greedy Souls(ブレンダン・ホワイト&○ダニー・ジョーンズ) vs カラム・ニューマン&●JJゲイル
ブリティッシュタッグ王者チームが第2試合に登場。Greedy Soulsは前回大会でのタイトルマッチで自ら試合を放棄するような形でリングアウト負けとなったが、規定により王座防衛に成功していた。この日の対戦相手はカラム・ニューマン&JJゲイル組。この2人は約2年間にわたりRPWでタッグを組んでいるが、この間に勝利を掴んだのはコンテンダーディビジョン組とギデオン卿絡みのThe Legion組での2試合のみ。しかも後者はギデオン卿にかなり攻め込まれつつも死んだふりからの首固めで辛うじて手にした勝利だった。この辺りでそろそろ存在感を見せなければならないが、相手は現タッグ王者チームと試合前からかなり苦戦が予測される。
試合序盤、JJゲイル選手が素早い動きでホワイト選手を撹乱させ、立体的な攻撃でホワイト選手を翻弄。しかしこの辺りはいつもと同じペース。JJゲイル選手は派手に攻撃しているが、それが効果的なダメージにつながっていないことが多い。結局JJゲイル選手が捕まってしまう。この試合でニューマン&JJゲイルにとっての唯一のチャンスが、熨斗紙&フットスタンプの合体攻撃を仕掛けたシーン。しかしこれはホワイト選手がカットすると、最後は変形のマジックキラーを喰らい3カウント。ニューマン&JJゲイル選手にとってはかなり厳しい試合となった。
第3試合 マヤ・マシューズ vs メルセデス・ブレイズ
SHEFFIELD!
Sunday November 20thMAYA MATTHEWS VS MERCEDEZ BLAZE
Tickets: https://t.co/iMlP03Za85 pic.twitter.com/BCKpypDVTh
— Revolution Pro (@RevProUK) November 11, 2022
●マヤ・マシューズ vs ○メルセデス・ブレイズ
前回のロンドン大会で両者はタッグマッチで対戦し、マシューズ選手がブレイズ選手からフォール勝ちを収めている。しかし、この時はブレイズ選手がパートナーのカンジ選手と噛み合わなかったことも敗北の一因だった。
試合開始早々にマシューズ選手がスリングブレイドをヒットさせるが、すぐにブレイズ選手のラフ攻撃が猛威を奮う。ブレウズ選手は技をかけながらもマシューズ選手の頭を撫でたりと、若手のマシューズ選手を子供扱い。試合はブレイズ選手がDDTを見舞うと、最後はバズソーキックでフォール。マシューズ選手から3カウントを奪った。しかし、この時、マシューズ選手の足がロープにかかっていたようにも思えたが、レフェリーの視界には入っておらず、判定が覆ることはなかった。
試合後、ブレイズ選手はマシューズ選手の手を挙げて健闘を讃えるそぶりを見せる。そして相手が油断したところにラリアットを見舞おうとしたが、マシューズ選手はこれを予測していた。体をかがめてこれを回避すると、逆に強烈なスタナーを見舞う。マシューズ選手は不満そうな表情を見せながらも観客にアピールし、退場していった。
第4試合 ルーク・ジェイコブス vs ダン・モロニー
SHEFFIELD, ONE WEEK TODAY!
Sunday November 20thDAN MOLONEY VS LUKE JACOBS
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— Revolution Pro (@RevProUK) November 13, 2022
○ルーク・ジェイコブス vs ●ダン・モロニー
ブリティッシュクルーザー級王者のジェイコブス選手がノンタイトルマッチで登場。最近はヒールとしての結果を残せていないモロニー選手はここで勝利を掴みたいところ。試合が始まると、モロニー選手は相手を馬鹿にしたような態度を見せる。しかし序盤はラフ攻撃をすることもなく、正面からぶつかり合う。しかし、ジェイコブス選手がパワーとテクニックで試合のペースを握ると、モロニー選手はラフ攻撃に転じる。ジェイコブス選手の耳をむしると、場外戦でジェイコブス選手にダメージを与える。ジェイコブス選手もこれには怒って猛反撃。両者チョップ合戦からモロニー選手がブレーンバスター。そしてモロニー選手が立ち上がりざまのスピアーを狙うが、ジェイコブス選手はリープフロッグで回避。そしてモロニー選手をコーナーに乗せ、雪崩式ブレーンバスター、シットダウンパワーボムと連続攻撃。それでもモロニー選手は攻撃に耐え、スピアーを見舞うが、最後はモロニー選手のフットスタンプを受けたジェイコブス選手がアンクルホールドに捕らえ、回転して抜け出そうとしたモロニー選手を押し潰してそのままエビ固め。ジェイコブス選手が3カウントを奪った。
第5試合 ウィル・ケイヴン vs ロビー・エックス
THIS SUNDAY IN SHEFFIELD
Sunday November 20thWILL KAVEN VS ROBBIE X
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— Revolution Pro (@RevProUK) November 14, 2022
○ウィル・ケイヴン vs ●ロビー・エックス
10月23日に行われたロビー・エックスvsリオ・ラッシュの試合にケイヴン選手が介入。これはケイヴン選手とリオ・ラッシュ選手が共謀したわけではなく、ケイヴン選手が前日のブリティッシュJカップ決勝戦で敗れたロビー・エックス選手への恨みを晴らす目的で介入したもの。介入の結果、ロビー・エックス選手は試合に敗れてしまった。この日の試合はその遺恨から組まれた。
最初に登場したのはロビー・エックス選手。舞台上で歓声に応えていると、背後からケイヴン選手が襲撃。それに怒ったロビー・エックス選手はケイヴン選手を舞台から突き落とし、舞台上からプランチャ。そのままリングに上げ、試合を開始させる。そしていきなりフルスロットルでブレーンバスター、その場飛びシューティングスタープレスで攻め立てる。ケイヴン選手は耳そぎやロープを使った攻撃で対抗。リング内では有利な状況を作り、ロビー・エックス選手が得意のエクスクラメーションをヒットさせる。これで決まったと思われたが、ケイヴン選手が場外へエスケープ。そしてエプロンサイドでの攻防となり、ロビー・エックス選手が狭い足場でジャーマンスープレックスでヒットさせる。そしてカウント8でロビー・エックス選手がリングに戻ろうとすると、ケイヴン選手が足を引っ張り、そして鉄柵の向こう側へと投げる。そしてケイヴン選手が戻った瞬間に場外カウント10が数えられ、ロビー・エックス選手のリングアウト負け。姑息な手段ではあるが、ブリティッシュJカップ覇者からの勝利を手にすることに成功した。これに納得しないロビー・エックス選手はイスを手にリングに上がるが、ケイヴン選手は素早くリングを降りて逃走。ロビー・エックス選手にとってはストレスの残る試合となった。
第6試合 The Legion vs Sunshine Machine
SHEFFIELD!
Sunday November 20thThe Legion team of NATHAN CRUZ & the returning SCREWFACE AHMED go up against SUNSHINE MACHINE
Tickets: https://t.co/iMlP03Za85 pic.twitter.com/hl1YYXX4Ai
— Revolution Pro (@RevProUK) November 10, 2022
The Legion(ルシアン・フィリップス&○スクリューフェイス・アフメッド) vs Sunshine Machine(●チャック・マンボ&TKクーパー)
当初は新たにThe Legion入りしたネイサン・クルス選手と昨年の9月以降RPWマットを離れていたアフメッド選手がタッグを結成する予定だった。しかし、メインに登場予定だったザック・ナイト選手の欠場によりカード変更が行われた。その結果、ルシアン・フィリップス&スクリューフェイス・アフメッドというThe Legionタッグが1年3ヶ月ぶりに実現した。この両チームは2021年8月8日にブリティッシュタッグリーグBブロック公式戦(最終戦)で対戦しており、この時はThe Legionが勝利している。
試合はいきなり4人が入り乱れての混戦となる。この日はシェフィールドのインディー団体のリングをレンタルしているのか、普段よりもリングがひと回り小さい。そのため、より一層リング上で混戦となる。そしてTKクーパー選手、アフメッド選手がリング外に出たタイミングでようやく試合開始のゴング。試合開始早々、マンボ選手がフィリップス選手の手をとり、ロープウォーク。そしてセカンドロープの反動を利用しようとしたところ、セカンドロープが外れるというアクシデント。同時にマンボ選手はトップロープで股間を痛打してしまう。
セカンドロープが外れた状態ではロープワークもできないため、手探りの攻防が繰り広げられる。すると舞台上にはブリティッシュタッグ王者のGreedy Soulsが現れ、パイプ椅子に座って悠々と試合観戦。そして試合は場外戦へ。4人が花道や観客席で殴り合っている間に、セコンドが急ピッチでセカンドロープの補修をする。レフェリーも場外カウントを数えることなく、その作業を手伝う。そしてロープが元通り張り直されたことを確認すると、ようやく選手らもリングに戻ってくる。
ロープが修復されたとはいえ、舞台上からGreedy Soulsが観戦しているという落ち着かない状況。するとGreedy Soulsが言葉でSunshine Machineを挑発し始めると、リングサイドまでやってくる。Sunshine MachineはGreedy Soulsを排除し、合体攻撃でフォールの体勢に入ると、リング下からブレンダン・ホワイト選手がマンボ選手の足を引っ張り、フォールを邪魔する。Sunshine Mashineにとっては試合に集中できない状況が続く。レフェリーがGreedy Soulsを退場させようとしたが、2人が去るよりも先にSunshine MachineがGreedy Soulsを打ち倒す。そしてリングに戻るが、待ち構えていたThe Legionに迎撃される。そしてインペリアルドロップのような形の合体攻撃を受け、マンボ選手がフォール負けを喫してしまった。
試合に敗れたSunshine MaschineをGreedy Soulsが襲撃。2人を完全に打ちのめし、悠々と引き上げていった。
第7試合 リッキー・ナイトJr vs ネイサン・クルス
SHEFFIELD!
Sunday November 20thNephew Vs Uncle
RICKY KNIGHT JR VS ZAK KNIGHTTickets: https://t.co/iMlP03Za85 pic.twitter.com/HtHp0L584W
— Revolution Pro (@RevProUK) November 8, 2022
○リッキー・ナイトJr. vs ●ネイサン・クルス
この試合でのリッキー・ナイトJr.(RKJ)選手の対戦相手は、当初はザック・ナイト選手となっていた。RKJ選手とザック選手は実の甥と叔父の関係だが、10月23日の試合でマッド・カート選手を含めたトリオで試合をした際、カート選手とザック選手の息が合わずにザック選手が激昂、カート選手の肩を持ったRKJ選手と対立関係になったことに端を発する。その後の11月6日にザック・ナイトvsマッド・カートが行われ、そしてこの日にRKJ選手とのシングルマッチが実現するはずだった。しかし、ザック選手が欠場したことにより、急遽カード変更となった。対戦相手のクルス選手は辻選手と入れ替わりでThe Legionに入ったばかりだが、いきなりRPWのトップ選手とシングルマッチというチャンスを得た。
RKJ選手にとってはテーマのない試合ではあるが、普段と変わらぬペースで試合を進める。クルス選手はラフ攻撃をほぼ封印し、クリーンファイトで向かっていく。しかしながら、試合は順当にRKJ選手がキシドライバーでクルス選手を沈めた。試合終了のゴングが鳴らされると同時に、The Legionのルシアン・フィリップス選手、スクリューフェイス・アフメッド選手がなだれ込んでくる。そして2人がかりでRKJ選手を袋叩きにすると、クルス選手がブリティッシュヘビー級のベルトを手に取り、殴打をしようと構える。そこにSunshine Machineの2人が救出にやってきて、The Legionの3人を排除した。
するとSunshine Machineと対立関係にあるブリティッシュタッグ王者のGreedy Soulsが乱入。Sunshine Machineに襲い掛かる。しかし、Sunshine MachineはGreedy Soulsも排除した。
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