【RPW】RKJが怪我にて欠場!オーカーンは王者の代理人とタイトルマッチ!

【RPW】RKJが怪我にて欠場!オーカーンは王者の代理人とタイトルマッチ!

12月17日のRPW年末のビッグマッチであるUprisingにてブリティッシュヘビー級王者のRKJ選手にイギリス無敗のオーカーン様が挑戦することが決定していました。Undisputed vs Undefeatedということで注目されていたこの試合ですが、RKJ選手の怪我により驚きの展開が待っていました。

代替カードは?

RKJ選手が欠場したことにより、このタイトルマッチがどうなるか注目されていました。しかしRPWからすぐに代替カードが発表されました。

けがのため欠場することになるRKJ選手の代わりにザック・ナイト選手が防衛戦を行うという発表です。ザック・ナイト選手はRKJ選手の叔父にあたります。正確にはRKJ選手の実父であるロイ・ナイト選手の異母兄弟ということですので、半叔父とでもいうべき関係性でしょうか。ザック・ナイト選手は10月1日のRoyal Quest IIで欠場したジョナ選手の代替選手として登場した選手です。

そもそもこの試合はRKJ選手が王座を返上した上で新王者決定戦として行われるわけではありません。あるいはこの試合が暫定王者決定戦として行われ、RKJ選手が復帰した暁には統一戦を行うということでもありません。ザック・ナイト選手が王者のRKJ選手の代わりに防衛戦を行うということです。

実はこのザック・ナイト選手、2022年1月9日にも代替選手としてタイトルマッチを行なったことがあります。この時はRKJ&ロイ・ナイト vs Sunshine Machine(チャック・マンボ&TKクーパー)が開催される予定でしたが、ロイ・ナイト選手の欠場のためにその代替選手としてタイトルマッチを行ったことがありました。

こうして並べてみると、ザック・ナイト選手は非常に都合の良い代替選手と言えるでしょう。ザック・ナイト選手にはRKJ選手のように華があるわけでも、ZSJ選手のように卓越したテクニックがあるわけでも、Aussie Openのように恵まれた体格があるわけでもありません。言うなれば地味な中堅選手です。ただ、常に良いコンディションを保ち、一定のレベルで試合を作ることができる選手ということができるでしょう。

リッキーナイトJr選手の家族がモデルとなった映画「ファイティング・ファミリー」

試合展望

ともあれ、ザック・ナイト vs グレート-O-カーンのブリティッシュヘビー級選手権試合が決定しました。もともとこのタイトルマッチが注目されていたのは、絶対王者のRKJ選手とイギリス無敗のオーカーン様がシングルでタイトルマッチを行うという点にありました。オスプレイ選手からベルトを奪ったRKJ選手にとって、イギリス無敗のまま日本へ行ってしまったオーカーン様は乗り越えなければならない存在だったのでしょう。

このRKJ選手は2022年のイギリスマットでは無類の強さを発揮しています。他団体も含め、40回前後のシングルマッチを行なってわずか2敗だけしかしていません(なお、そのうちの1敗はゲイブリエル・キッド選手によるものです)。昨今のRKJ選手の勢いを見るに、オーカーン様とは言えど簡単に勝利を奪えるような相手ではないと感じていました。

しかし対戦相手がザック・ナイト選手に変更されました。ただのシングルマッチではなく、次期挑戦者決定戦でもなく、紛れもないタイトルマッチとしての開催です。ザック・ナイト選手はまさに中堅選手という存在で、若手に対しては厚い壁である一方でトップ選手に対してはかなり苦戦するという地位にあります。RKJ選手と比較するとどうしても1ランクも2ランクも下に見られるような感じです。

すなわち、オーカーン様のブリティッシュヘビー級王座初戴冠が現実のものとして近づいてきているわけです。ザック・ナイト選手がオーカーン様に勝利する絵が全く浮かばないということもありますが、現実問題としてRPWにとってはオーカーン様にタイトルを持ってもらう方が有益なのは間違いないでしょう。RKJ選手の欠場が長期に渡るのならば尚更です。このように状況がガラリと変わってしまいました。私は80%以上の高確率でオーカーン様が勝利すると思っています。

東京ドームでのタイトルマッチは?

オーカーン様がタイトルを獲得したという仮定の元ではありますが、その先にあるのは1.4東京ドームでの防衛戦についても予想していきたいと思います。

現在、新日本のヘビー級レスラーで1.4東京ドーム大会のカード未決定の選手がたくさんいます。この中でオーカーン様に挑戦表明をする可能性のあるのは誰でしょうか?

まず第一に考えられるのが海野選手です。海野選手といえば、2018年6月30日、イギリスマットに突如として現れたグレート-O-カーン選手の最初の対戦相手でした。この時の雪辱を晴らす目的で海野選手がオーカーン選手に挑戦状を叩きつける可能性があります。長らくイギリス遠征していた海野選手にとってはこのブリティッシュヘビー級王座へのこだわりもあることでしょう。そうした理由から第一候補として海野選手の名前が上がってきます。

次に可能性があるとすると、やはりイギリスマットを主戦場としていたこともあるファンタズモ選手でしょうか。ファンタズモ選手はかつてザック・セイバーJr.選手が王者だった時に挑戦したことがありましたが、タイトルを獲得したことがありません。ジュニアヘビー級から無差別級、そしてヘビー級へと階級を変動させる中で、ブリティッシュヘビー級王座は一つの証ともなるでしょう。

東京ドーム大会に出場するだろうという選手リストから逆算すると、内藤選手、棚橋選手、SANADA選手あたりも候補として挙げられるかもしれません。ただ、SANADA選手は2022年の1.5東京ドーム大会でオーカーン様とスペシャルシングルマッチを行なっていますので、2年連続というのはちょっと新鮮味に欠けるかもしれません。

いずれにせよ、オーカーン様がブリティッシュヘビー級王座を獲得した暁には、1.4東京ドーム大会で防衛線が組まれる可能性があります。その対戦相手が誰になるかは未知数ですが、オーカーン様が長い東京ドームの花道を王者として歩く姿を想像するとワクワクします。

そのためにも、まずはオーカーン様のブリティッシュヘビー級王座獲得を願うばかりです。オーカーン様が日本でベルトの価値を上げつつ、怪我の癒えたRKJ選手がベルトを取り戻しに日本までやってくるという展開になれば非常に面白いと思います。とにかくオーカーン様の戴冠を期待しつつ、良いニュースを待つばかりです。

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