【RPW】辻がRPW復帰！ゲイブリエル・キッドと対戦（2023年2月5日）

2023年2月25日に辻選手が久しぶりにイギリスのRPWマットに復帰しました。辻選手は2022年11月6日のロンドン大会後にメキシコへ渡っていましたので、ちょうど3ヶ月ぶりに戻ってきたことになります。

1. 辻 vs ゲイブ実現の経緯
2. 辻陽太 vs ゲイブリエル・キッド

辻 vs ゲイブ実現の経緯

辻選手とゲイブ選手といえば、コロナ禍における新日マットで上村選手を加えた3人で鎬を削っていた間柄です。この試合に至るまで、両者は19回のシングルマッチを行ない、辻選手の10勝8敗1引き分けという結果になっています。しかし、この19回のうち18回はヤングライオン時代の戦績で、直近の1回のみがヤングライオンを卒業してからの対戦となります。それは約1年前の2022年1月30日、Wrestling Carnivalでのシングルマッチでした。そしてこの時はゲイブ選手が勝利を収めています。

辻陽太vsゲイブリエル・キッドがイギリスで実現！

辻選手とゲイブ選手の20回目のシングルマッチは、2023年1月8日のRPWの興行内にてギデオン卿の口から発表されました。この日の試合でザック・ナイト選手とのシングルマッチに敗れたギデオン卿ですが、その試合後の急所攻撃でダウンしたザック・ナイト選手をケインで追撃しようとしていたところ、救出に現れたのがゲイブ選手でした。オーカーン選手の持つブリティッシュヘビー級王座への挑戦を要求しているゲイブ選手に対し、ギデオン卿は辻選手とゲイブ選手とのシングルマッチを宣言し、この日の対戦となりました。

辻陽太 vs ゲイブリエル・キッド

以前は辻選手の入場時にマイクでコールをしていたギデオン卿ですが、この日のギデオン卿は実況席に座ったまま、拍手で辻選手を迎えた。そしてゲイブ選手はリングインすると一直線に辻選手の元に歩み寄って睨み合う。しかし、両者は共に笑みを湛えたままで余裕の表情。ゴングが鳴り試合が開始すると、お互いを確かめ合うようにタックル合戦、そしてエルボー合戦。さらにビッグブートで顔面を蹴り合う。お互い一歩も引かない意地の張り合いとなる。会場からは両者へのコールが鳴り響く。

辻選手がコーナー付近でフェイスクラッシャーを見舞い、ゲイブ選手が場外へエスケープ。場外では辻選手が優勢に攻め、そしてゲイブ選手をリングに押し戻す。そして今度は逆水平チョップの打ち合い。ゲイブ選手の強烈なチョップがヒットすると、辻選手はタイムのようなジェスチャーをし、そして長髪を後ろで縛って気合いを入れ、さらに20発以上もチョップを打ち合う。激しいエルボー合戦の後、ゲイブ選手のドロップキックで両者ダウン。ここまでの展開のほとんどは打撃技となっている。

ゲイブ選手はブレーンバスターから得意のツームストンパイルドライバーを狙うも、これは不発に終わる。辻選手はロープに走り、相手の肩付近を支点に逆上がりをし、両足で首を捕えてネックシザースホイップという、これまでに見せたことのないような動きを見せる。場外にエスケープしたゲイブ選手にトペスイシーダを見舞い、すかさずリング内へと戻すと、ゲイブ選手をコーナーに詰めて攻め立てる。そしてケブラドーラコンヒーロを見舞うと、ヤングライオン時代を思い起こさせる逆エビ固めを見せる。

エスケープしたゲイブ選手はコーナー上に辻選手を乗せると、デスバレーボムで一矢報いる。しかしすぐに辻選手の反撃に遭い、みちのくドライバーのような体勢で落とされる。会場からはゲイブ選手への声援が沸き上がる。攻められる展開が続いたゲイブ選手だが、得意の振り返りざまのラリアットを二連発で見舞う。そして辻選手が怯んだタイミングですかさず得意のツームストンパイルドライバーから3カウント。最後は大逆転でゲイブ選手が勝利を奪った。辻選手は1年前の対戦と同じ技に沈む結果となった。

Here’s a few more photos I took during @tsuji_njpw vs #GabrielKidd at tonights @RevProUK #LiveInLondon pic.twitter.com/BMwq74uyjX

— Alex Haskett (@alexhaskett) February 5, 2023

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1年前の対戦では、両者は試合後に座礼をして健闘を讃えあっていた。この日の試合後、ゲイブ選手は辻選手に歩み寄り、手を差し出す。辻選手は一瞬それを受け入れるような表情を見せたが、背後から忍び寄ってきたギデオン卿がゲイブ選手の股間を一撃。辻選手はギデオン卿と共にダウンしたゲイブ選手を踏み躙る。

そこに登場したのが前ブリティッシュヘビー級王者のリッキー・ナイトJr.（RKJ）選手。ギデオン卿を排除すると、揉み合う辻選手、ゲイブ選手の元に歩み寄る。そして辻選手を排除すると思いきや、ゲイブ選手もろとも場外へと落とす。辻選手とゲイブ選手は場外でまだやりあうが、RKJ選手はそれを無視してマイクを握る。RKJ途中でギデオン卿が襲撃するも、逆にRKJ選手はギデオン卿に玉座をしかけつつマイクアピールを続ける。そして、ブリティッシュヘビー級王者のオーカーン選手との対戦を要求した。

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— Alex Haskett (@alexhaskett) February 5, 2023

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