辻陽太がザック・ナイトとシングルマッチ!ギデオン卿の雪辱を晴らせるか(2023年2月26日)

辻陽太がザック・ナイトとシングルマッチ!ギデオン卿の雪辱を晴らせるか(2023年2月26日)

イギリスのRPWのバーミンガム大会にて、辻陽太vsザック・ナイトというシングルマッチが組まれました。2日前のカーディフ大会ではダン・モロニー選手に敗れてしまった辻選手ですが、この試合では勝利を収めることができたのでしょうか。

ザック・ナイトとは

辻選手の対戦相手となったザック・ナイト選手は新日本マットに1回だけ登場しています。それは、2022年10月にロンドンで開催されたRoyal Quest IIにおいてです。当初、ザック・ナイト選手は試合出場予定はありませんでしたが、ジョナ選手が欠場したことにより、その代替選手として急遽参戦が決まりました。

また、新日本のレスラーとの対戦も多く、記憶に新しいところでは2022年12月17日にグレート-O-カーン選手と対戦しています。この試合に勝利したオーカーン選手はブリティッシュヘビー級王者となり、ベルトを日本に持ち帰りました。とはいえ、ザック・ナイト選手はブリティッシュヘビー級王者ではありませんでした。実際の王者はザック・ナイト選手の甥であるリッキー・ナイトJr.選手でした。しかし、リッキー・ナイトJr.選手は直前に腕を骨折をしてしまい、試合をできる状況にありませんでした。新日本マットでは考えられませんが、RPWでは時として代理選手を立ててのタイトルマッチが行われます。この時は王者のリッキー・ナイトJr.選手の代理としてオーカーン選手とタイトルマッチを行いました。すなわち、オーカーン選手は王者に勝利してタイトルを獲得したわけではないのです。

さて、この試合が組まれた経緯としては、2023年1月8日のザック・ナイトvsギデオン・グレイにあったと考えられます。ギデオン卿はこの試合に敗れましたが、試合後に急所攻撃、そしてケインでの殴打未遂事件がありました。ゲイブリエル・キッド選手が救出に入ってきたのですが、そこでギデオン卿はゲイブ選手と辻選手のシングルマッチを宣言していました。この試合は辻選手の敗北に終わりましたが、ギデオン卿はザック・ナイト選手に敗れた恨みを晴らすため、自らの手駒である辻選手をぶつけていったのだろうと思われます。

ザック・ナイト vs 辻陽太

この日はギデオン卿が会場に待機。リングアナウンサーからマイクを奪うと、いつものように辻選手のコールを行う。辻選手がこれまで参戦した国を挙げ、そんな奴がここバーミンガムに来てやったと煽る。そしてリングインした辻選手はリング中央でギデオン卿とガッチリ握手。対戦相手の登場を待つ。対戦相手のザック・ナイト選手は花道でコスチュームを脱ぎ捨てると、いきなり辻選手に襲いかかる。ザック選手はスピードで辻選手を撹乱し、場外戦に持ち込む。場外で散々痛めつけたのち、辻選手をリングに押し込み、自らはコーナーポストに上って攻撃のタイミングを伺う。しかしここでギデオン卿が介入。ザック選手の尻を押してコーナーから突き落とす。

そして辻選手が強烈な逆水平チョップを見舞う。ザック選手は胸を突き出して挑発。すると辻選手は意表をついたサミングを見舞い、ニヤリと笑う。ザック選手は場外でチョロチョロするギデオン卿の動きを気にしつつも、チキンウィング、ブレーンバスターを放つ。そしてコーナーポストからのダイビングエルボードロップを狙うが、これは自爆。すると辻選手がギデオン卿から受け取ったケインでの攻撃を狙うがこれはレフェリーに阻まれる。逆にザック選手のナックルがヒットし、辻選手はダウン。

辻選手はなんとか立ち上がると、エルボーやチョップを打ち合う。そしてロープに走って攻撃をしようとするも、カウンターのスピアーを受けてしまう。そしてザック選手はゴリースペシャルの体勢から辻選手をコーナーポストへと放り投げる。レフェリーがダウンした辻選手の様子を伺っている隙に、スッとリングに上がってきたギデオン卿がザック選手にケイン攻撃。ザック選手は大ダメージを受けてしまう。すると辻選手が足でのフェイスクラッシャー、そしてリバースゴリースペシャルボムを見舞い、最後は片足カバーで3カウントを奪った。この結果に会場からはブーイングが上がる。

試合後もダウンしたままのザック選手に対し、辻選手はケインを突き立ててさらに挑発した。そしてギデオン卿と共にバックステージへと姿を消していった。

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