【RPW】Live in Birmingham(2023年2月26日)
- 2023.03.24
- RPW(Revolution Pro Wrestling)
- RPW

2023年2月26日にイギリスのバーミンガムでRPWの大会が開催されました。バーミンガムでの開催は約9年ぶりとなります。
参戦選手
主な参戦選手はこちらの記事をご参照ください。
第1試合 Act Two vs Greedy Souls
TOMORROW IN BIRMINGHAM
Greedy Souls Vs the debuting Act Two
Doors 3pm l Bell Time 4pm
Tickets: https://t.co/kf0ELAJjAB pic.twitter.com/Gkn7xLFHPm
— Revolution Pro (@RevProUK) February 25, 2023
第1試合に登場したのはブリティッシュタッグ王者のGreedy Soulsだが、この日はノンタイトルマッチ。対戦相手のAct TwoはRPW初登場となった。Act Twoの先発はハーランド選手。190cmほどありそうな長身だが、非常にスマートな体型。巨漢のホワイト選手と比べるとその差は圧倒的。パートナーのクヌーセン選手も同様にスマートで、ハーランド選手よりも小柄である。試合序盤こそAct Twoの2人がコンビネーションを駆使してジョーンズ選手を攻め込むが、すぐにハーランド選手が捕まってしまう。なんとかクヌーセン選手選手に交代するも、見た目に逞しさがなく、素人の少年がリングに上がっているかのような不安感を抱かせる。実際にGreedy Soulsの2人も非常にやりづらそうである。Act Twoは対戦相手にある種の技量を求めてしまうような雰囲気がある。
試合はマジックキラー式バックブリーカーでジョーンズ選手がクヌーセン選手から3カウントを奪った。特に見せ場もなく、プロレスラーとはこうあるべきだという姿を見せつけられたような試合であった。
Act Two(ベンジャミン・ハーランド&●ジャック・クヌーセン)vs Greedy Souls(ブレンダン・ホワイト&○ダニー・ジョーンズ)
第2試合 ザック・ナイト vs 辻陽太
この試合はすでに別記事をアップしていますので、そちらをご参照ください。
第3試合 ダニー・ルーナ(c) vs マリア・デ・ラ・ロサ(SWE女子選手権試合)
BIRMINGHAM, NEXT SUNDAY, February 26th
Dani Luna Vs. Maria De La RosaDoors 3.00pm l Bell Time 4.00pm
Tickets: https://t.co/kf0ELAJjAB pic.twitter.com/YKLtwXjwxD
— Revolution Pro (@RevProUK) February 18, 2023
直前のカーディフ大会でSWE女子王座を防衛したルーナ選手がマリア・デ・ラ・ロサ選手とシングルマッチ。当初はノンタイトルマッチで発表されていたが、ルーナ選手が防衛に成功したこともあってか急遽タイトルマッチに変更された。なお、デ・ラ・ロサ選手はRPW初登場。
序盤は両者ともに慎重な様子。互いにサイドヘッドロックから寝技へと持ち込み、相手の力量を測るような攻防を見せる。そして次第にエルボーやキック、ラリアットなどの打撃技の応酬となる。デ・ラ・ロサ選手は身長があり、体格やパワーにおいてもルーナ選手と互角以上にやり合う。デ・ラ・ロサ選手は巨体のルーナ選手に対してジャーマンスープレックスを2連発、さらにエクスプロイダーも見舞う。そしてダブルフットスタンプであわやフォール勝ちというシーンも作る。しかし、最後はルーナ選手の強烈なダークネスフォールズがヒットし、デ・ラ・ロサ選手からフォールを奪った。意外な伏兵に苦戦したが、最後は王者らしい決着だった。
○ダニー・ルーナ(c) vs ●マリア・デ・ラ・ロサ
第4試合 キッド・ライコスⅡ vs フランシスコ・アキラ
BIRMINGHAM, THIS SUNDAY, February 26th
Kid Lykos II Vs Francesco AkiraDoors 3.00pm l Bell Time 4.00pm
Tickets: https://t.co/kf0ELAJjAB pic.twitter.com/ZrjSTo15g3
— Revolution Pro (@RevProUK) February 23, 2023
普段はキッド・ライコス選手と共にLykos Gymとして登場することの多いキッド・ライコスⅡ選手がシングルで登場。対戦相手はフランシスコ・アキラ選手。両者はこれが初の対戦となった。あとから入場してきたアキラ選手に対し、ギデオン卿がマイクでコールをすると思いきや、この日は直後に自らも試合を控えているからかギデオン卿はコールをしなかった。
ライコスⅡ選手はアキラ選手と同じような体型であり、スピード感を持った動きはアキラ選手としっかり噛み合う。ブレーンバスターの宣言をしたライコスⅡ選手だが、これは失敗に終わる。しかしどうしても宣言ブレーンバスターを決めたいライコスⅡ選手は舞台上でも再びトライ。しかし今回はDDTに切り返されてしまい、自らが大ダメージを受ける羽目に。
この辺りからライコスⅡ選手は防戦一方になる。コーナーに詰めて攻撃しようとしても逆にタランチュラに取られてしまうなど、全てが裏目に出る。ライコス選手のスイングDDTがヒットすると、3回目の宣言ブレーンバスターを狙うが、これも失敗に終わる。逆にアキラ選手の強烈なラリアットがヒットし、会場からはアキラコールが起こる。
ミサイルキックからジャーマンスープレックスホールドを見舞ったアキラ選手だが、3カウントを奪うことはできない。コーナーポスト上の攻防はライコスⅡ選手が制し、スパニッシュフライをヒットさせる。しかし、最後は一瞬の隙をついた高速のファイヤーボールがヒットし、アキラ選手がライコスⅡ選手から3カウントを奪った。
●キッド・ライコスⅡ vs ○フランシスコ・アキラ
第5試合 BBB vs ギデオン・グレイ&ウィル・ケイヴン
BIRMINGHAM, THIS SUNDAY, February 26th
BBB Vs. The LegionDoors 3.00pm l Bell Time 4.00pm
Tickets: https://t.co/kf0ELAJjAB pic.twitter.com/nbype8BeSc
— Revolution Pro (@RevProUK) February 22, 2023
直前のカーディフ大会で初登場したモーリ&インベラルディのBBBがこの日も登場。The Legionとのタッグマッチに挑んだ。最初に登場したのはギデオン卿。思い切り見栄を切って単独でリングイン。そして自らがマイクを握り、パートナーのウィル・ケイヴン選手を招き入れる。当初、ギデオン卿のパートナーはThe Legionのルシアン・フィリップス選手だったが、急遽カードが変更された。
試合はモーリ選手とギデオン卿で開始。腕の取り合いではギデオン卿が優勢に立つが、すぐに反撃されて悲鳴を上げる。サイドヘッドロックに取られたギデオン卿は相手の髪を引っ張ってエスケープしようとするが、スキンヘッドのモーリ選手の頭を撫でるだけになってしまう。しかし豊富なあごひげを掴むことに成功し、エスケープ。そして逃げるようにしてケイヴン選手に交代する。ギデオン卿がほぼ戦力にならない状況で、ケイヴン選手が相手の攻撃を立て続けに受けてしまう。切羽詰まったケイヴン選手は相手を散々殴り倒し、ギデオン卿に交代。しかしギデオン卿は少し攻撃しただけですぐにタッチを求める。肩で息をしているケイヴン選手は不満そうな表情をしながらもタッチ。ある意味では素早いタッチワーク。気がつけばモーリ選手が捕まる展開に。
相手が弱ったところにギデオン卿が入ってくるのはお約束。そして相手の両乳首を捻るというELP選手のような攻撃を見せる。ようやく交代したインベラルディ選手が鬱憤を晴らす攻撃を見せる。そしてモーリ選手に交代すると、まだダメージが抜け切っていないのか再びモーリ選手が捕まる。それでもなんとかケイヴン選手を排除し、ギデオン卿との2対1の形に持っていくことに成功。ギデオン卿は攻撃をしようとするも全くダメージを与えることができない。そして合体攻撃でほぼノックアウトされている状態であるが、相手を目潰しして打開を図る。そしてケインを握り、攻撃をしようとするが、突然現れたザック・ナイト選手にそのケインを取り上げられてしまう。そしてインベラルディ選手の垂直落下式ブレーンバスターがヒットし、ギデオン卿は3カウントを奪われてしまった。ザック選手はこの日の第2試合で受けた屈辱を少しだけ晴らすことに成功した。
BBB(ミルコ・モーリ&○ニコ・インベラルディ)vs ●ギデオン・グレイ&ウィル・ケイヴン
第6試合 ゲイブリエル・キッド vs マイケル・オク
Sunday February 26th, Birmingham
GABRIEL KIDD VS MICHAEL OKU
Tickets: https://t.co/kf0ELAJjAB
(Standing tickets now added!) pic.twitter.com/7XKm1vbe8c
— Revolution Pro (@RevProUK) February 8, 2023
ゲイブ選手が2023年2月5日に辻選手とシングルマッチを行って以来のRPWマット登場となった。対戦相手はRPWエースの1人、マイケル・オク選手。
試合が開始すると、ゲイブ選手はいきなりオク選手の必殺技であるハーフボストンクラブを仕掛ける。そしてものすごい勢いでボディスラムを連発、そして垂直落下式ブレーンバスターで一気に攻撃を畳み掛ける。そして必殺のツームストンパイルドライバーを狙うが、これは回避される。するとオク選手がキックで相手をダウンさせると、得意技のフロッグスプラッシュを狙うがゲイブ選手は剣山で回避。試合序盤からフルスロットルで惜しみなく技を披露していく両者に歓声が上がる。
エルボーとチョップの攻防ではゲイブ選手が優勢で、一瞬の隙をついて再びハーフボストンクラブ。ものすごい角度で相手を捻りあげるが、オク選手はなんとかエスケープ。するとゲイブ選手はデンジャラスバックドロップ、振り返り式のラリアットを、オク選手はフロッグスプラッシュを披露。両者ふらふらになりながらも試合は続行。すると死んだフリから蘇生したオク選手がハーフボストンクラブに捕える。リング中央でガッチリと極まるが、ゲイブ選手はギブアップをしない。最後の力を振り絞ってなんとかロープエスケープ。ゲイブ選手は立ち上がると相手に張り手を連発。相手が崩れ落ちても無理やり引き起こして張り手を継続。ロープ側に押し込まれたオク選手はブレーンバスターでゲイブ選手もろとも場外へ落下。レフェリーが場外カウントを数えるも、途中でそれを止め、ゴングを要請。それまでの攻防と場外落下のダメージが両者共に深く、立ち上がることができない。結局両者ともセコンドに担がれてバックステージへと下がっていった。なお、試合最低は両者ノックアウト。
△ゲイブリエル・キッド vs △マイケル・オク
第7試合 ルーク・ジェイコブス vs ウィル・オスプレイ
BIRMINGHAM, THIS SUNDAY, February 26th
Luke Jacobs Vs. Will OspreayDoors 3.00pm l Bell Time 4.00pm
Tickets: https://t.co/kf0ELAJjAB pic.twitter.com/jj9uDND8Ao
— Revolution Pro (@RevProUK) February 20, 2023
この日のメインにはオスプレイ選手が登場。対戦相手は前ブリティッシュクルーザー王者のルーク・ジェイコブス選手。2021年9月ごろ、オスプレイ選手がエンパイアの新メンバーを仄めかしていた時期があったが、その際にダシにされていたのがジェイコブス選手とイーサン・アレン選手のYoung Gunsだった。オスプレイ選手はYoung Gunsの2人と手を組むと見せかけ、実際にはAussie Openの2人を引き入れたのだった。ジェイコブス選手からするとその時の恨みを晴らすチャンス。
試合はいきなり激しい打撃の攻防、そしてバックドロップの打ち合いで開始5分も経たないうちに両者がダウン状態。1年半前にヤングボーイ扱いされたジェイコブス選手がオスプレイ選手と堂々と渡り合う。打撃の一つ一つはオスプレイ選手が優勢であるが、ジェイコブス選手も得意のチョップやラリアット、ブレーンバスターなど、決して派手さはないが基本的な技を丁寧にヒットさせていく。
オスプレイ選手はピッピーチェリオからヒドゥンブレイドという得意のパターンを狙うが、ジェイコブス選手はこれを捕まえて裏投げ。ここからお互いの大技とその切り返しの攻防が続く。短時間にさまざまな技が飛び交い、両者がダウン。しかし先に立ち上がったオスプレイ選手がオスカッターを狙うも、ジェイコブス選手はラリアットで迎撃。さらにオスプレイ選手はヒドゥンブレイドを狙うも逆にラリアットを受ける。そしてシットダウンパワーボムでジェイコブス選手があと一歩のところまで迫る。
オスプレイ選手の雪崩式パワーボムがヒットすると、TTD、そしてオスカッター、ヒドゥンブレイドがヒットし、勝負あったかと思いきやジェイコブス選手が維持で肩を上げる。しかしながらオスプレイ選手は狙いをすませたヒドゥンブレイドをヒットさせる。もはやジェイコブス選手に立ち上がる力は残っておらず、3カウントを奪われてしまった。
試合後、オスプレイ選手は朦朧とするジェイコブス選手の肩を抱いて気遣う。そして耳元で何やら声をかける。最後は肩を貸してリングから下ろし、クリーンに別れた。
●ルーク・ジェイコブス vs ○ウィル・オスプレイ
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