辻陽太がRevolution Rumble出場をかけてJJゲイルと再戦!(2023年3月11日)

辻陽太がRevolution Rumble出場をかけてJJゲイルと再戦!(2023年3月11日)

2023年3月11日にロンドン近郊スティーブニッジにて開催された大会にて、辻選手がJJゲイル選手と再戦しました。2大会連続での顔合わせでした。

JJゲイルとの連戦に至った理由

1週間前の3月5日、ロンドン大会でも両者はシングルマッチを行なっています。これはJJゲイル選手がシングルプレーヤーとして一人立ちしていくための試練の試合とも言えるものでした。というのも、ゲイル選手はRPWマットで非常に負けが込んでおり、1年間に勝ち名乗りを受けるのはわずか数回という有様でした。

この3月5日の試合は、ゲイル選手が豪快なムーンサルトプレスで辻選手から3カウントを奪って勝利しました。しかしこれに納得できない辻選手は勝ち名乗りを受けているゲイル選手を襲撃したのです。その流れでこの日の大会で両者の再戦が決定しました。

この試合は両者の遺恨マッチというだけの位置付けではありません。これに勝利すると3月26日のRevolution Rumbleに出場ができるということで、両者ともに負けられない試合となりました。

JJゲイル vs 辻陽太

最初に登場したのは辻選手。リングアナウンサーのフランチェスカさんにコールをされると、辻選手は笑顔でご機嫌な様子。次の登場したゲイル選手は気合十分。リングインするとゴングを待たずにいきなりドロップキックで襲いかかる。そして場外にエスケープした辻選手目がけてトペスイシーダ。場外で自分のペースを掴みたい辻選手だが、逆に観客席に放り込まれてしまう。前回の勝利ですっかり自信のついたゲイル選手が躍動する。

反撃のフェイスバスターが決まると、ようやく辻選手が攻勢に出る。相手をダウンさせると、ボディシザースという古典的な技で相手のスタミナを奪う。そして片手で相手の胸を叩きながら観客を煽る。すっかり余裕の表情を取り戻した辻選手は仁王立ちで相手を痛めつける。以前であればこれで完全に相手を制圧していただろうが、今のゲイル選手は一味違う。気合を入れ直すとエルボーを打ち返して辻選手をダウンさせる。

試合中盤は互いの技を返しつつ一進一退の攻防が続くが、スピニングフェイスバスター、ホイールバロースラムという辻選手の得意のコンビネーションが決まる。そしてニヤリと笑って相手を見下ろすと、会場からはブーイングが浴びせかけられる。辻選手は気持ち良さそうにブーイングを受けると、ボストンクラブに固める。これはロープにエスケープされるが、再びホイールバロースラムを狙う。しかし、ここから辻選手の技が全て回避されると、場外に落とされた辻選手に向けてノータッチトペコンヒーロがヒット。そしてコーナーポストからスワントーンボム、そして前回の試合でフィニッシュとなったムーンサルトプレスを狙う。しかし辻選手も同じ手は喰らわない。これを回避すると、走り込んでのニーアタックを見舞う。

両者のエルボー合戦が始まるが、辻選手がラリアットで薙ぎ倒すとその場飛びムーンサルトプレス。そして得意のリバースゴリースペシャルボムを狙う。しかしながらこれを回避されてしまうと、逆にゲイル選手のスタナーを受けてしまう。そして今度はムーンサルトプレスがヒット。ゲイル選手はすかさずカバーするが、なんとか辻選手は肩を上げる。

するとゲイル選手はそのまま三角締め。辻選手はこれを耐え、相手を持ち上げてリングに叩きつける。しかし、ゲイル選手は技を解くことなく、さらに辻選手を締め上げていく。辻選手の全身から力がスッと抜け落ちたのを確認すると、レフェリーはゴングを要請。ゲイル選手が辻選手に連勝を決めた。そしてこの結果、ゲイル選手が3月26日のRevolution Rumbleに出場することが決定した。

試合後、正気を取り戻した辻選手は悔しそうな顔をしながらもゆっくりと花道を歩き、ステージ上で何かを思い詰めるようにしばらく静止したのち、バックステージへと消えていった。

人気ブログランキング参加中!クリックで応援していただけましたら嬉しいです。


プロレスランキング

TAJIRI選手の新著!