ランペイジ・ブラウンの登場でThe Legionとエンパイアの関係は?

ランペイジ・ブラウンの登場でThe Legionとエンパイアの関係は?

2023年3月26に開催されたRPWのRevolution Rumble 2023でオーカーン様がブリティッシュヘビー級王座の防衛戦を行いました。そこに登場したのはあの人物でした。

オーカーン vs RKJ実現まで

この日、オーカーン様は前ブリティッシュヘビー級王者のリッキー・ナイトJr.(RKJ)選手との防衛戦に臨みました。

イギリスで誕生したオーカーン様は、2020年の10月に日本侵略を始めるまで、RPWマットでは無敗でした。ただ、RPW時代のオーカーン様はタッグ王座を巡っての戦いが中心であり、シングル王座には挑戦したことがありませんでした。その当時のリッキー・ナイトJr.(RKJ)選手はヤングボーイで、オーカーン様とは絡むこともありませんでした。そしてオーカーン様が日本侵略を開始すると、RPWで急速に頭角を現してきたのがRKJ選手でした。

両者が初めてリング上で対峙したのが2022年10月1日、2日にロンドンで開催された新日本プロレスの興行Royal Questでした。この2日目の10人タッグマッチでオーカーン様が当時のブリティッシュヘビー級王者のRKJ選手から直接フォールを奪ったことで、2022年12月17日のRPWのロンドン大会Uprising 2022でのタイトルマッチに繋がったわけです。ブリティッシュヘビー級王座はUndisputed British Heavyweight Championshipのように、Undisputed「異論のない、明白な」という形容詞が付加されています。真・ブリティッシュヘビー級王座とでも言えるでしょうか。そして、オーカーン様はRPW無敗ということで、Undefeated「無敗の」という形容詞が代名詞となっていました(ギデオン卿がオーカーン様のコールの際に何度も繰り返すフレーズです)。この日のタイトルマッチはUndisputed vs Undefeatedとして非常に期待されていたカードでした。

しかしながら、RKJ選手が直前に手首を骨折してしまったことで欠場することになってしまいました。通常であればタイトルマッチそのものが消滅もしくは延期されるのが定石ですが、2ヶ月も前からオーカーン様の帰還を大々的に発表していたということもあってか、このタイトルマッチは行われることになりました。王者RKJ選手の代理として、叔父のザック・ナイト選手が出場する形でのイレギュラーな形でのタイトルマッチです。そしてこれに勝利したオーカーン様は王者と対戦することなくタイトルを獲得した格好となっていました。そしてこの日、3ヶ月前とは王者と挑戦者が入れ替わる形ではありますが、両者の初のシングルマッチが実現したわけです。

試合の詳細についてはWorldでご視聴いただければと思いますが、この試合はオーカーン様が防衛に成功しました。

この試合終盤、レフェリーのブラインドをついて1人の乱入者が現れます。竹刀でRKJ選手を殴打すると、被っていたフードを取りました。その乱入者の正体はThe LegionとしてRPWマットを席巻していたかつてのオーカーン様のパートナー、ランペイジ・ブラウン選手でした。ブラウン選手はRKJ選手にパイルドライバーで追い打ちをかけると、直前にRKJ選手の必殺技を喰らってダウンしていたオーカーン様に声をかけました。そしてRKJ選手を抱え上げると、かつての合体フィニッシャー、ディープウーンズ(インペリアルドロップ)をヒットさせました。オーカーン様はさらにエリミネーターでトドメを指し、RKJ選手から3カウントを奪いました。

会場から大ブーイングを受ける中、オーカーン様とブラウン選手はガッチリと抱擁。オーカーン様はベルトを掲げ、ブラウン選手と共にアピール。そしてギデオン卿を含めた3人で花道を引き上げると、舞台上で3人揃ってLegionポーズ。さらにオーカーン様とギデオン卿はクラウンズアップのポーズを決めて退場したのでした。

The Legionとエンパイアの関係

現在、The Legionとして活動している選手はギデオン卿、ルシアン・フィリップス選手、女子レスラーのスカイ・スミットソン選手です。辻選手もThe Legionのメンバーですが、3月26日のRevolution Rumbleには出場せず、メキシコのCMLLに遠征しています。そして、この日に登場したオーカーン様の元タッグパートナーのランペイジ・ブラウン選手も今後は再びThe Legionとして参戦することになるでしょう。一方、この日のメインで行われたレボリューションランボーにサプライズ登場したのは、オーカーン様やブラウン選手と同時期にThe Legionとして活躍していたシャ・サミュエルズ選手でした。しかしながら、この日の試合ではサミュエルズ選手はThe Legionと決別する姿勢を見せました。

そして、オーカーン様もイギリスに帰還された際にはエンパイアでありThe Legionでもあるという立ち位置になります。当面、オーカーン様がRPWに登場するのはブリティッシュヘビー級王者としての防衛戦としての参戦となるでしょう。タッグマッチとして登場する際にはギデオン卿あるいはルシアン・フィリップス選手とのタッグではなく、ブラウン選手とのタッグで登場することになりそうです。現状ではオーカーン様が登場する時にのみ、The Legionとエンパイアの連合軍のような形になっています。ギデオン卿についてはその時のメンバーによってエンパイアとなったりThe Legionとなったりと、柔軟に両ユニットを統率しています。

オスプレイ選手やAussie Openがイギリスで試合に出る際には当然ながらエンパイアとしての出場となります。フィリップス選手がエンパイアの選手とタッグを組んだり対戦したりすることはありませんし、辻選手も海野選手を裏切って本格的にThe Legionとして始動してからはエンパイアの選手と全く絡んでいません。

両ユニットの関係性としては、エンパイアのイギリス支部がThe Legionという訳ではなさそうです。ブラウン選手がクラウンズアップのポーズをしなかったという点もそれを裏付けています。The Legionはイギリス内でのローカルユニット、エンパイアはインターナショナルユニットと言えるでしょうが、両ユニットが唯一重なりあうイギリスにおいては絶妙に棲み分けをしているということになるでしょう。

辻選手もThe Legionとして活動するのはイギリス国内のみです。私の知る限り、メキシコはもちろん、ドイツやイタリア遠征の際にもThe Legionとして紹介されたことはなかったように思います。となると、気になるのは辻選手の今後です。ギデオン卿との関係性において、当初は凱旋帰国時にはエンパイアとして登場する可能性も考えられました。もちろんその可能性が現在においても最も高いとは思いますが、その他のユニットの新メンバーとして登場する可能性もゼロではありません。個人的には最近メンバーが抜けたユニットの新しいパレハとして登場しても面白いとは思いますが、いったいどうなるでしょうか。今後も注目していきたいところです。

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