【RPW】Live in London 72(2023年4月2日)

【RPW】Live in London 72(2023年4月2日)

2023年4月2日にロンドンでRPWの大会が開催されました。この日はブリティッシュクルーザー級選手権試合が開催されました。

参戦選手

主な参戦選手はこちらの記事をご参照ください。

RPW参戦選手の紹介(2023)

第1試合 ジョーダン・ブレイクス vs デイビッド・フランシスコ

この日の第1試合はコンテンダーディビジョンのフランシスコ選手とテクニシャンのブレイクス選手のシングルマッチ。体格に勝るフランシスコ選手は打撃や投げ技でブレイクス選手に攻撃を加える。ブレイクス選手は丸め込んだり関節を取ったりと相手の勢いを削ぎつつ試合を展開させる。試合中盤、ブレイクス選手が全身のバネを生かして相手のボディへヘッドバット。この攻撃でフランシスコ選手の動きが鈍り出す。それでもフランシスコ選手は相手のモンキーフリップを耐えると、リング中央まで運んでフェイスバスター。さらにビッグブーツや串刺しラリアットで畳み掛ける。再びボディへのヘッドバットで苦しむが、ダブルアームスープレックスやスパインバスターで立て直す。しかし、最後は絡みつくような関節地獄に嵌り、フランシスコ選手がギブアップ。アームロックからさらにもう一方の腕を極め、そして両足を取って動けなくするというまさにZSJ選手のような関節技でブレイクス選手の本領を発揮した勝利だった。

○ジョーダン・ブレイクス vs ●デイビッド・フランシスコ

第2試合 The Legion vs Sunshine Machine

第2試合にはギデオン卿が登場。元ブリティッシュタッグ王者のSunshine Machineと対戦した。大ブーイングに迎えられながら最初に登場したのはThe Legionの2人。ギデオン卿はエンパイアのTシャツ、フィリップス選手はThe LegionのTシャツを身に纏っている。

試合はいつものようにギデオン卿はフィリップス選手の背中に隠れる戦法。ゴング前、先発のフィリップス選手とTKクーパー選手が睨み合いをしていると、後ろから忍び寄ったギデオン卿がTKクーパー選手に攻撃を加えるが、ダメージを与えることができない。お返しのヘッドバットを受けると、ギデオン卿は千鳥足でふらふらしながらリングを縦横無尽に動き回り、ついにダウン。試合開始前から戦線離脱してしまう。

試合序盤は1vs2の構図。ようやく回復したギデオン卿がフィリップス選手の救出にやってくるが、あっさり返り討ちに遭う。フィリップス選手がなんとか試合を立て直し、TKクーパー選手の動きを止めると、ギデオン卿に交代。相手にブレーンバスターを見舞い、スリーパーホールドに捕える。そしてモクスリー選手のように相手の首筋へのエルボーを見舞うそぶりを見せつつ、それをフェイントにして相手の乳首を捻りあげる。ギデオン卿はフィリップス選手に交代してからもレフェリーのブラインドをついて相手の首を絞めたり口に含んだ水をかけたりする。

ローンバトルが続いていたTKクーパー選手がマンボ選手に交代すると、マンボ選手は2人を相手に奮闘。するとTKクーパー選手も回復し、The Legionを分断。ギデオン卿はシャープシューターや抱え込み式バックドロップを披露するなどそれなりに奮闘する。それでもふらふらで立っているのがやっとの状態。 TKクーパー選手はフィニッシュを狙おうとする。そこにフィリップス選手が凶器のケインを持ってリングインしようとすると、レフェリーはそちらに気を取られてしまう。レフェリーが後ろを向いた瞬間。ギデオン卿は後ろにダウンするように見せかけて相手の股間を蹴り上げる。そしてそのまま覆い被さり、TKクーパー選手から3カウントを奪うことに成功した。

The Legion(○ギデオン・グレイ&ルシアン・フィリップス)vs Sunshine Machine(●TKクーパー&チャック・マンボ)

第3試合 ザック・ナイト vs ルーク・ジェイコブス

第3試合はザック・ナイト選手と前ブリティッシュクルーザー級王者のルーク・ジェイコブス選手のシングルマッチ。両者は3月5日に4vs4イリミネーションマッチで対戦して以来の顔合わせとなった。

ザック選手が荒っぽい攻撃でジェイコブス選手にダメージを与えようとするが、ジェイコブス選手も強烈なエルボーや華麗なスープレックスで対抗する。そして足4の字固めにとらえるも、ザック選手は相手のリングシューズに噛み付いたりつま先にエルボーを落としたりしてなんとか離脱する。ジェイコブス選手がパワーボム、ザック選手がコーナーへのゴリースペシャルボムと互いに技をぶつけ合い、そしてラリアットを打ち合う展開に。さらに両者が対面で座り込んでチョップ合戦。最後はジェイコブス選手の胴絞めスリーパーがガッチリと決まり、ザック選手がたまらずタップアウト。ジェイコブス選手がこの一戦を制した。

試合後、ジェイコブス選手はマイクを持ってザック選手を讃え、右手を伸ばす。ザック選手もそれに応じてガッチリと握手した。ザック選手がリングを降りると、ジェイコブス選手は続けてマイクアピール。レボリューションランボーで共闘を裏切られた格好になったゲイブリエル・キッド選手に対して対戦をアピールした。

●ザック・ナイト vs ○ルーク・ジェイコブス

第4試合 キャメロン・カイ vs レオン・スレーター

3月26日のレボリューションランボーで最初に登場した2人がこの日もシングルマッチで対戦。17歳のカイ選手と18歳のスレーター選手という若い選手同士のシングルマッチ。試合開始のゴングがなると、互いに速攻を狙う。丸め込み合戦となるが、意地の張り合いで相手の肩をマットにうまくつけることができない。実績のあるスレーター選手の方が若干の余裕を見せつけるが、カイ選手はそれが我慢ならない様子。カイ選手は相手の動きに上手く対応するが、スレーター選手は少しだけその上をいく。場外では会場の柱を利用して攻撃したり、観客をうまくのせて自らへの声援を集めたりと、やはりスレーター選手が上手の様子。しかし、スレーター選手がリズミカルに背中を蹴ると、その小馬鹿にしたような態度にカイ選手の表情が変わる。カイ選手はフライングエルボーアタックやスパインバスターで反撃。さらに、スレーター選手のクロスボディアタックを捕まえたカイ選手が牛殺しのような形で相手の首にダメージを与える。

スレーター選手はエプロンとロープを使った攻撃をするが、カイ選手は逆にエプロンへの断崖スタナーを見舞う。両者カウント10ギリギリでリングに戻ると、少し息を吹き返したスレーター選手のレッグラリアットがヒット。そしてスレーター選手はすかさずコーナーに登ると、得意の450スプラッシュで3カウントが入る。追い込まれながらもスレーター選手が貫禄の勝利を上げた。

●キャメロン・カイ vs ○レオン・スレーター

第5試合 ダン・モロニー vs ダズ・ブラック

3月26日の大会でエンパイア入りを果たしたダン・モロニー選手が登場。対戦相手はこの日がRPW初登場のダズ・ブラック選手。モロニー選手としてはエンパイア入りしての最初の試合ということもあり、是非とも勝利したいところ。この日のモロニー選手はオスプレイ選手を伴って登場。選手コールを受けるとコーナーポストでクラウンズアップのポーズを取る。

試合序盤、モロニー選手は相手の左腕を狙う。左手を掴んだまま関節技と投げ技を織り交ぜる。ブラック選手はなんとかこの攻撃を逃れると、素早い動きで翻弄しようとする。しかしそれも長続きせず、モロニー選手のペースに持ち込まれる。それでも、ブラック選手は得意のキックを中心に対抗する。ブラック選手は走り込んでくる相手の胸を蹴ってくるりと一回転、そしてハイキックを打ち込むという、オスプレイ選手のような動きも見せる。さらにカナディアンデストロイヤーを見舞うと、モロニー選手は場外へエスケープ。すかさずノータッチのトペコンヒーロを見舞うが、ブラック選手の跳躍力がありすぎてモロニー選手を飛び越えてしまう。

リングに戻ると、コーナーからの攻撃を狙ったブラック選手に対してモロニー選手は雪崩式のオリンピックスラム。モロニー選手は得意のスピアーを狙うが、ブラック選手はその場で抱え込み式バク転という、まるで体操選手のような動きでこれを回避。モロニー選手は相手の身軽な動きに手を焼くが、相手のバックスライドからうまく切り返し、高速パイルドライバー。そしてすかさず得意のドリラを見舞い、トドメを刺した。

○ダン・モロニー vs ●ダズ・ブラック

第6試合 ロビー・エックス(c) vs JJゲイル vs カラム・ニューマン(ブリティッシュクルーザー級選手権試合)

第6試合ではブリティッシュクルーザー級選手権試合の3WAYマッチが開催された。JJゲイル選手とカラム・ニューマン選手は元タッグパートナーで、現在は別々の道を歩んでいるところに実現した3WAYマッチだった。3月26日のレボリューションランボーでは共闘する場面も見せたことから、この日はどのような戦いになるかに注目が集まった。

この試合そのものは実際に行われたものの、後日に配信された映像からは完全にカットされていた。この試合の序盤、JJゲイル選手が脳震盪を起こすアクシデントがあり、担架で運ばれたようである。その後も試合は続行され、王者のロビー・エックス選手がニューマン選手から3カウントを奪って勝利した。

○ロビー・エックス(c) vs JJゲイル vs ●カラム・ニューマン 

第7試合 シャ・サミュエルズ vs リッキー・ナイトJr.

3月26日の大会でサプライズ復帰したサミュエルズ選手がリッキー・ナイトJr.(RKJ)選手とシングルマッチ。サミュエルズ選手はもともとオーカーン様と同時期にThe Legionのメンバーとして活躍していたが、3月26日の大会では現The Legionメンバーのギデオン卿とルシアン・フィリップスを裏切った。サミュエルズ選手は今後どのような形、どのような立場としてRPWに参戦していくのかに注目が集まる中で組まれたシングルマッチだった。

試合開始前、サミュエルズ選手が右手を差し出して握手を要求。しかし、元The Legionのサミュエルズ選手のことを警戒してか、RKJ選手は苦笑いをしつつこれを拒絶。試合開始のゴングがなると、互いの力量を確かめるようにタックル、そして打撃の攻防。これはサミュエルズ選手が制し、そしてRKJ選手の腕を狙った攻撃を続ける。この攻撃から逃れると、RKJ選手もパワースラム、デスバレーボム、そしてロンドンブリッジを見舞う。さらにコーナーでのストンピング、場外でのラフ攻撃で相手を痛めつけ、現在のRPWでの格の違いを見せつける。

試合中盤、RKJ選手のF5を受けたサミュエルズ選手が動けなくなる。このチャンスにRKJ選手はフライングボディアタックを狙うが、これは空中で確保されてしまう。そしてサミュエルズ選手がカナディアンデストロイヤーを連発。リング中央で大の字になったRKJ選手に向かってフロッグスプラッシュ。これはなんとかRKJ選手がカウント2で肩を上げる。サミュエルズ選手はムーンサルトプレスで追い打ちをかけるもこれは回避される。逆にサミュエルズ選手はタイガードライバーを受けてしまうが、カウント1で肩を上げて意地を見せる。しかしながら、RKJ選手の得意のキシドライバーがヒットすると、サミュエルズ選手にはこれを返す余裕がなかった。サミュエルズ選手の復帰戦は黒星に終わった。

試合後、RKJ選手はサミュエルズ選手に握手を求めるが、サミュエルズ選手はこれを拒否して花道を下がっていく。それを見送ったRKJ選手に対し、背後からThe Legionのギデオン卿、そしてルシアン・フィリップス選手が襲い掛かる。この様子を見てサミュエルズ選手がリングに戻り、RKJ選手と共にThe Legionの2人を排除。そして2人を場外へ放り出したところで、RKJ選手とサミュエルズ選手はガッチリと握手。そして後日、4月16日の大会で両者がタッグを組んでThe Legionと対戦することが発表された。

●シャ・サミュエルズ vs ○RKJ

 

 

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