【RPW】Live in Southampton 23(2023年4月9日)

【RPW】Live in Southampton 23(2023年4月9日)

2023年4月9日にイギリスのサウサンプトンにてRPWの大会が開催されました。この大会ではタイトルマッチはありませんでしたが、注目のシングルマッチがいくつか組まれていました。

参戦選手

主な参戦選手はこちらの記事をご参照ください。

RPW参戦選手の紹介(2023)

第1試合 ブレンダン・ホワイト vs シャ・サミュエルズ

第1試合ではブリティッシュタッグ王者のブレンダン・ホワイト選手が登場。対戦相手は元The Legionのシャ・サミュエルズ選手。3月26日のレボリューションランボーでRPWに復帰登場した際にThe Legionと決別。4月2日のロンドン大会でリッキー・ナイトJr.選手とシングルマッチを行い、両者は握手を交わしていた。

ホワイト選手がヒールということもあり、会場からはサミュエルズ選手への歓声が目立つ。試合序盤は打撃やエルボードロップの連発でサミュエルズ選手が攻勢に出る。思い通りに試合を進めることができないホワイト選手はセコンドのデイビッド・フランシスコ選手に八つ当たり。追ってきたサミュエルズ選手を返り討ちにし、リングへ押し込む。ホワイト選手は体格を生かした攻撃で畳み掛ける。ホワイト選手の攻撃を耐えたサミュエルズ選手は、ラリアット、みちのくドライバーⅡで反撃。さらにカナディアンデストロイヤーでダウンさせると、最後は得意のフロッグスプラッシュでフォール勝ち。ブリティッシュタッグ王者から勝利をもぎ取った。

●ブレンダン・ホワイト vs ○シャ・サミュエルズ

第2試合 キャメロン・カイ vs サミュエル・ホークス

第2試合はコンテンダーディビジョンの2人によるシングルマッチ。ホークス選手は3月19日のレボリューションランボー出場者決定トーナメント1回戦で敗退していた。一方のカイ選手はそのトーナメントにエントリーされることなく、レボリューションランボーへの参加を果たしていた。RPWマット上では着実に存在感を増しているカイ選手に対してホークス選手は意地を見せたいところ。

試合序盤はカイ選手が機敏な動きやネックブリーカーでペースを握るが、ショルダースルーを1回転で回避したホークス選手はキックやその場飛びシューティングスタープレスで反撃。カイ選手は牛殺しやネックブリーカーの首攻撃、ホークス選手はキックや空中殺法で意地を張り合う。そしてホークス選手の450スプラッシュが決まるも、カイ選手はカウント2で肩を上げる。ホークス選手はコークスクリューアタックで勝負を賭けるが、それを回避されるとカイ選手が膝上へのブレーンバスター、そして最後はスリングショットDDTで3カウントを奪った。ホークス選手も得意の攻撃を繰り出し、存在感を示すことができた。

○キャメロン・カイ vs ●サミュエル・ホークス

第3試合 マヤ・マシューズ vs ダニー・ルーナ

3月26日の大会でSWE女子王座から陥落したルーナ選手が登場。若手のホープのマシューズ選手とのシングルマッチに臨んだ。

体格的に不利なルーナ選手はいきなりエルボーでラッシュをかける。しかしすぐに捕らえられると、ルーナ選手は絞め技、関節技でネチネチと攻める。その後もルーナ選手のタックルやラリアットに苦しめられるも、マシューズ選手はスリングブレイド、そして振り返り式ラリアットで反撃。クロスボディアタックは確保されるも、ウラカンラナで切り返す。それでもルーナ選手は裏拳からのパワーボム、ラリアット、ブルーサンダーボムで完全に試合のペースを握る。そして最後にトドメを刺そうとファイヤーマンズキャリーの体勢になったところ、マシューズ選手が体を入れ替えてうまく丸め込む。突然の返し技にルーナ選手は肩を上げることができず、3カウントを取られてしまった。マシューズ選手は前SWE女子王者からの殊勲の勝利となった。

○マヤ・マシューズ vs ●ダニー・ルーナ

第4試合 コナー・ミルズ vs ロビー・エックス

第4試合はコナー・ミルズ選手とロビー・エックス選手のシングルマッチ。3月26日のレボリューションランボーではミルズ選手がブリティッシュクルーザー級のベルトでロビー選手を殴打し、ロビー選手の失格を導いていた。この試合はノンタイトルマッチで行われた。

レボリューションランボーでの恨みがあるロビー選手はいきなりショットガンドロップキックからコークスクリューアタック、そしてエクスクラメーションを狙うが、これは回避される。逆にエプロンサイドでのキックとラリアットでダウン。試合開始1分も経たないうちに両者共に大ダメージを食らった状態に。

しかし、徐々にブリティッシュクルーザー級王者のロビー選手が攻勢に出る。延髄斬り、その場飛びシューティングスタープレスなどで痛めつける。ミルズ選手はロビー選手のムーンサルトプレスを回避すると、得意のラリアットやキック、そしてシットダウンパワーボムで反撃。キックの連発でロビー選手がダウンするも、意地で立ち上がり、さらにキックを受ける。そしてロビー選手は得意のエクスクラメーションを狙うが、ミルズ選手がレフェリーを差し出す。ギリギリのところでレフェリーへのヒットは回避されたが、逆にミルズ選手がエクスクラメーションを狙う。ロビー選手はこれを逆立ちでうまく回避。そして今度はミルズ選手得意のムーブを真似し、相手を挑発。そしてロビー選手はムーンサルトプレスを狙うが、これは回避される。レフェリーがロビー選手に気を取られている隙にミルズ選手がベルトを手にし、攻撃を加えようとするもレフェリーに発見される。怒ったロビー選手が逆にベルトを手にして攻撃しようとするも、やはりレフェリーに阻止される。そしてミルズ選手が放ったハイキックがレフェリーに誤爆。直後にロビー選手のエクスクラメーションがヒットするも、レフェリーは完全にノックアウト。レフェリー不在のタイミングでミルズ選手はベルトでロビー選手に一撃を加え、カバー。するとちょうどこのタイミングで別のレフェリーが登場し、3カウントが入れられた。

この日はノンタイトルマッチだっっために王座の移動はなかったものの、王者としては屈辱の敗北となった。

○コナー・ミルズ vs ●ロビー・エックス

第5試合 ブレイク vs ルーク・ジェイコブス

パワー自慢のブレイク選手が第5試合に登場。対戦相手は前ブリティッシュクルーザー級王者のジェイコブス選手。両者共に分厚い体だが、ブレイク選手の方が威圧感がある。

試合開始序盤はヘッドロックの攻防と意外な展開を見せるが、徐々にタックル合戦といったパワー対決になる。タックルはブレイク選手が優勢だが、打撃合戦はジェイコブス選手が制する。するとブレイク選手はジェイコブス選手の口に指を突っ込んだり鼻を掴んだりといったラフ攻撃。すると、これに怒ったジェイコブス選手はスピードの乗った串刺しラリアットを連発。ハーフハッチスープレックス、串刺しドロップキックを受けたブレイク選手は虫の息に。それでもブレイク選手は一本背負い、そして串刺しスピアーで反撃。セントーンからカバーするもジェイコブス選手はカウント2で肩を上げる。

ブレイク選手は再び串刺しスピアーを狙うが、カウンターのレッグラリアートを受けてダウン。ジェイコブス選手が得意とするラリアットで勝負を賭けるが、ブレイク背手はそれでも肩を上げる。するとジェイコブス選手はすかさずバックに周り、スリーパーホールド。そのまま胴絞め式に移行し、ブレイク選手は意識を失う。ここでレフェリーが試合をストップ。ジェイコブス選手の勝利が決まった。

試合後、コンテンダーディビジョンの選手が介抱し、ブレイク選手は意識を取り戻すが、何が起こったか分かっていないブレイク選手は目の前にいたジョシュア・ジェームズ選手に殴り掛かる。ジェームズ選手もこれに応戦。他の選手らがようやく両者を分けたが、2人の間に因縁が生まれたようだ。

●ブレイク vs ○ジョシュア・ジェームズ

第6試合 Lykos Gym vs CPF

第6試合はLykos GymとCPFのタッグマッチ。CPFのジョー・ランド選手は約1年ぶりの登場。パートナーのダニー・ブラック選手はRPW初登場となる。試合はライコス選手とブラック選手から始まる。共に素早い動きで動き回る。ブラック選手はその場飛びムーンサルトプレスと見せかけて内藤選手ばりのリラックスポーズをし、相手を挑発する。

タッグチームとしては初登場だったCPFだが、試合序盤はコンビネーションでLykos Gymを上回る。速いタッチワークでライコスⅡ選手を捕まえるが、ライコス選手に交代してからは攻守が一転する。タッグチームとしてのキャリアが長いLykos Gymはコンビネーションでのスライディングキックやダブルでのコーナーポストアタックでランド選手を攻め立てる。最後は4人が入り乱れる展開になるが、場外に放り出したブラック選手をライコスⅡ選手がコーナーからのケブラーダで排除すると、Lykos Gymの2人が同じコーナーポストに上り、ダウンしているランド選手に合体のセントーン。セントーンの体制になったライコスⅡ選手をライコス選手が重力と腕力でさらに勢いをつけて相手の上に落としていった。ランド選手はカバーを返すことができず、CPFとしてのRPWデビュー戦を飾ることができなかった。

Lykos Gym(キッド・ライコス&○キッド・ライコスⅡ) vs CPF(●ジョー・ランド&ダニー・ブラック) 

第7試合 ダニー・ジョーンズ vs リッキー・ナイトJr.

この日のメインでは、Greedy Soulsとしてブリティッシュタッグ王者のダニー・ジョーンズ選手とリッキー・ナイトJr.(RKJ)選手のシングルマッチ。第1試合ではパートナーのブレンダン・ホワイト選手がシャ・サミュエルズ選手に敗れているということもあり、ジョーンズ選手としては王者の意地を見せたい試合。

体格的に不利なRKJ選手だが、試合序盤から互角のタックル合戦を見せる。ラリアット、エルボー、投げっぱなしジャーマンを打ち合うという序盤から激しい攻防となる。ジョーンズ選手は相手の口に指を入れたり顔面を引っ掻いたり、あるいは手を踏んだりといったラフ攻撃でペースを握っていくが、これがRKJ選手の怒りの導火線へと火をつけることとなる。RKJ選手の串刺しドロップキックや激しい打撃、そしてペディグリーを受けてジョーンズ選手はダウン。ジョーンズ選手もエクスプロイダーで反撃するも、会場からはRKJコールが湧き上がる。

しかし、ここでジョーンズ選手が攻勢に出る。ドラゴンスープレックスホールドやファルコンアローでRKJ選手の動きを止めると、トップコーナーのマットを外す。RKJ選手は1回目は衝突を避けたが、2回目に頭から金具に衝突。大きなダメージを受けてしまう。無理やり引き起こされたRKJ選手だが、相手のバックについてコーナーまで押し込む。しかしここでジョーンズ選手がレフェリーのブラインドをついて急所攻撃。そしてホイップニーアタックでニアフォール。なんとか立ち上がったRKJ選手は足元がおぼつかないながらも、ハイキック、ゴリースペシャルボムで相手を追い込むと、ラリアット、そして最後は得意のキシドライバーで勝利。完璧な3カウントを奪った。

すると、ジョーンズ選手のパートナーのブレンダン・ホワイト選手がリングに上がり、試合直後のRKJ選手に襲いかかる。会場からのブーイングを受けながら攻撃を繰り返すが、そこにこの日の第1試合でホワイト選手に勝利したシャ・サミュエルズ選手が登場。RKJ選手と共にGreedy Soulsの2人を排除。そしてリング上でパチンと手を合わせる。すると、ギデオン卿、ルシアン・フィリップス選手の2人が両者の背後から忍び寄り、ローブローを見舞う。するとGreedy Soulsの2人もリングに戻り、RKJ選手に合体のソウルデストロイヤーを見舞う。そしてThe Legionのギデオン卿とフィリップス選手は、The Legionを裏切ったという恨みのあるサミュエルズ選手に対して合体のディープウーンズを見舞う。とはいえ、The LegionとGreedy Soulsが手を組むというわけではなさそうで、それぞれの敵を排除するとGreedy Soulsの2人はベルトを持ってさっさと引き下がった。ギデオン卿はマイクでサミュエルズ選手を挑発し、フィリップス選手と共に引き下がった。残されたRKJ選手とサミュエルズ選手は、深いダメージを負いながらもなんとか立ち上がり、リング中央でがっしりと握手を交わした。

●ダニー・ジョーンズ vs ○RKJ

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