新日本が国内団体との交流に舵を切るのか?

新日本が国内団体との交流に舵を切るのか?

新日本プロレス及びGLEATの両団体より、驚きのニュースが報じられました。7月1日に正式な旗揚げ戦を迎える振興団体のGLEATですが、メインイベントに登場する伊藤貴則選手の対戦相手がXとされていました。そしてそのXが新日本プロレスのSHO選手だということが発表されました。

GLEATとは?

一部で既にコアなファンを獲得しつつあるGLEATですが、まだまだ馴染みのない方も多いかもしれません。この団体の運営会社はリデットエンターテインメントです。リデットエンターテインメントは2020年2月まではNOAHの運営に携わっていました。NOAHをサイバーエージェントに譲渡した後、2020年8月に新団体GLEATの設立を発表しました。田村潔司選手と長州力さんがこの団体に関わっていること、2020年8月に団体設立を発表し、旗揚げ戦は1年近く後の2021年7月としたこと、そしてGLEATと書いて「グレイト」という読み方など、当初はよくわからない団体という印象でした。また、通常のプロレスルールでのG PROWRESTLINGとUWFルールでのLIDET UWFが混在するなど、どこへ向かうのかが見えてこなかったのも事実です。しかし、プレイベントをこなしていく中で徐々に注目度を高め、今回の旗揚げ戦に至りました。



旗揚げ戦メインイベント

SHO選手が登場する試合は、正式な旗揚げ戦のメインイベント、対戦相手はGLEATの第一号の所属選手でエース格の伊藤貴則選手です。180センチ115キロとSHO選手よりも一回りから二回り大柄な選手です。WRESTLE-1、プロレスリングA.C.E、そしてGLEATといわゆるインディー団体を渡り歩いている伊藤選手からすると、新日本プロレスでデビュー、海外遠征を経験し、直前までジュニアタッグのベルトを巻いていたSHO選手は超エリートコースでしょう。自らの団体に外敵として来襲するSHO選手、しかも旗揚げ戦メインイベントという、今後の団体の行方を左右するほどの大事な試合には絶対に負けられないという意識で向かってくるでしょう。熱い戦いが期待されます。

GLEATと新日本との関係

今回のSHO選手の参戦は全く予想していませんでした。どういう関係で声が掛かったのか、GOサインが出たのかも謎です。しかし一つ言えることは、新日本が国内団体との交流に再び舵を切りつつあるということです。その第一歩として、旗揚げ戦を迎えるGLEATが選ばれたのでしょう(まさか旗揚げのご祝儀で選手の貸し出しというわけではないでしょう)。

今回の試合はLIDET UWFルールで行われます。GLEATではG WRESTLINGルールで闘う選手とLIDET UWFで闘う選手が色分けされているわけではないようです。今後、新日本の他の選手も参戦する可能性もあるのかもしれません。場合によってはワト選手や上村選手、辻選手などの若手を派遣し、GLEATのトップ戦線で試合をすることで(再)武者修行という形も取れるように思います。YOH選手が参戦し、GLEATのベルトを奪ってくるという展開もあるかもしれません。期待はどんどん膨らみます。今後の展開が楽しみです。

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