【GLEAT】エル・リンダマンと田村ハヤトが見せた未来

【GLEAT】エル・リンダマンと田村ハヤトが見せた未来

2021年7月1日、GLEATがついに旗揚げ戦を迎えました。その第1試合を任されたのはエル・リンダマン選手と田村ハヤト選手です。この試合はG PROWRESTLING、すなわち通常のプロレスルールで行われました。

体格を超えた試合

エル・リンダマン選手は161センチで、石森太二選手よりも身長が低いです。一方、田村ハヤト選手は178センチと決して身長は高いとは言えませんが、103キロと分厚い体をしている、堂々たるヘビー級の選手です。リンダマン選手の肉体も素晴らしいものがありますが、田村選手はリンダマン選手を全体的に1回り大きくしたような体格でしょうか。

しかしこの試合、お互いに真っ向からぶつかり合います。身長や体格のハンデがあるようには見えません。お互いにパワーとスピードは高いレベルにあり、一進一退の攻防が続きます。非常に躍動感があり、見ているものを飽きさせないプロレスを行いました。この日は旗揚げ戦で試合前のセレモニーもあったことから、第1試合開始前から会場も温まっていたということもあります。しかし、会場に詰めかけている観客も、そしておそらく私のようにYouTubeで見ている視聴者も、この2人の試合で一気にリングに引き込まれたように思います。




GLEATの歴史の証人

本来であれば、エル・リンダマン選手はセミやメインに登場してもおかしくない選手です。しかし、この日の第1試合に組まれたということは、団体としてもリンダマン選手に期待をしているのでしょう。また、それは選手としてだけではなく、GLEATというのはこういう団体なんだ、こういう戦いをするんだということを体現してくれる選手として、厚く信頼されての第1試合での起用だったように思います。オープニングマッチにはまさに適任だったと言えるでしょう。第1試合でしょっぱい試合をしてしまうと、無料なのでなんとなくYouTubeで見ている視聴者、半信半疑で見ている視聴者はすぐに離れてしまうでしょう。

期待といえば、リンダマン選手の対戦相手である田村選手についても同様のことが言えるでしょう。デビューしてまだ2年弱ですが、パワーもスピードもかなりのものです。最後は経験の差が出たのでしょうが、将来が非常に楽しみな選手です。現在はフリーということで、今後も引き続きGLEATのリングに上がり続けるのかどうかはわかりませんが、団体オープニングマッチで敗れた、すなわち、GLEATの歴史上最初の敗者となってしまったことは言葉にできないほど悔しいでしょう。GLEATでで味わった悔しさはGLEATで晴らしてもらいたいものです。この2人の未来、この団体の未来に期待です。

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