チームフィルシーの要、ダニー・ライムライト

チームフィルシーの要、ダニー・ライムライト

現在、NJPW STRONGの王者はチームフィルシーのボス、トム・ローラー選手です。STRONGで生まれたこのユニットは、ボスのローラー選手のほか、巨体のJRクレイトス選手、そしてジュニアのダニー・ライムライト選手の3人で構成されています。

タッグマッチではライムライト選手が相手に捕まることも多いのですが、今やチームフィルシーに欠かせない存在となっています。チームフィルシーからはこれまでにラスト・テイラー選手、クリス・ディッキンソン選手が追放されたにも関わらず、ライムライト選手はしっかりとその存在感を見せつけています。

チームフィルシー

2020年に始まったNJPW STRONGに参戦したトム・ローラー選手は、やはりSTRONGに参戦していたラスト・テイラー選手、JRクレイトス選手、そしてダニー・ライムライト選手とともにチームフィルシーを立ち上げました。・・・当初は私もこのように思っていたのですが、 実はチームフィルシーはすでにアメリカマットで存在するユニットでした。MLW(Major League Wrestling)でやはりトム・ローラー選手を頂点にチームフィルシーが活動しています。MLWの放送の中でもローラー選手の新日本プロレスでの活躍についても触れられているので、将来的にMLWの他のフィルシーのメンバーがSTRONGに参戦する可能性もあるかと思います。

さて、「汚いヤツら」というような意味のチームフィルシーですが、試合では反則技を多用するようなことはありません。ローラー選手も顔は怖いですが、試合運びはMMA仕込みのファイトスタイルで非常に魅力的な選手です。彼らがヒール軍団だと思い起こさせるのが、唯一ライムライト選手の動きです。まさに小悪党というようなムーブを見せたり、汚い言葉を吐きかけたり、そしてディッキンソン選手への追放の急所攻撃をしたりと、まさに「フィルシー」な部分を全て請け負っているかのようです。ライムライト選手が1人いるだけで観客の憎悪感情がチームフィルシーに集まるように思います。



AEWにおけるライムライト

ライムライト選手はかねてよりAEWにも参戦しています。レスラーとしての実績は決して華々しいものではありません。かつてカリフォルニアのGCFという団体でベルトを巻いたこともあったようですが、私が調べた限りはそれが唯一のベルト戴冠かと思います。

それでもそのパフォーマンスを評価されたのでしょう。ライムライト選手はAEW DARKに定期的に登場しています。5月8日に放送されたAEW Elevation Episode 8ではメインイベントでジョン・モクスリー選手とのシングルマッチが実現しました。この試合は新日本プロレスワールドでも配信されていますし、YouTubeでも視聴することが可能です。

そして6月7日放送のAEW Elevation Episode 13では、The Dark OrderのEvil Uno選手とのシングルマッチが実現しました。

Evil Uno選手は6月11日のPPVでTNT王座に挑戦しました。体格もライムライト選手の2回りぐらい大きく、特徴的なマスクで存在感抜群です。そのタイトルマッチ直前のシングルマッチの相手にライムライト選手が抜擢されたのです。

これだけ体格差があると判官贔屓でライムライト選手に歓声が集まりそうですが、そこはライムライト選手の持って生まれたヒールの素質なのか、得意のムーブで会場から大ブーイングを浴びていました。

AEWもマスクなしの有観客マッチを再開しています。impactもまもなく有観客マッチを再開するようです。STRONGについてもそろそろ有観客マッチが実現しても不思議ではないでしょう。STRONGマットでも大ブーイングを浴びるライムライト選手の姿を早く見たいものです。

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