【STRONG】成田蓮の好敵手あらわる?

【STRONG】成田蓮の好敵手あらわる?

7月17日配信のNJPW STRONG エピソード49 TAG TEAM TURBULANCEでタッグトーナメント1回戦の4試合が行われました。この日の配信はカール・アンダーソン&ドク・ギャローズの新日本マット復帰が最大の注目ポイントだったと思います。一方、SNS等では永田組は1回戦敗退を予想する声が多かったように思います。そんな中、第2試合で永田&成田 vs フレッド・イェハイ&ウィラー・ユウタの試合が行われました。

ウィラー・ユウタ&フレッド・イェハイ

永田&成田の対戦相手となったウィラー・ユウタ選手とフレッド・イェハイ選手はタッグチームとしても頻繁に組んでいるという話が出ていましたが、実際のところはほぼSTRONGマットでの急造タッグのようです。STRONGまっとでは3回目のタッグ結成となりましたが、それ以外では2020年にROHで1回だけタッグを組んだことがあるぐらいです。しかし、この2人はそれぞれシングルで実績を残している実力者でもあります。

ウィラー・ユウタ選手は2015年にデビューした24歳のレスラーですが、現在はIWTVチャンピオンです。

IWTVはインディペンデント・レスリングTVというアメリカのインディー団体を放送しているプラットフォームのようです。7月31日にはECWA(East Coast Wrestling Association)で防衛戦が行われるようです。7月1日にはBW(Beyond Wrestling)でタイトルを防衛していますので、いろんなインディー団体で防衛戦を行うことになっているようです。

また、インディー団体だけでなく、最近ではAEWにもその活動の幅を広げています。まさに伸び盛りの選手と言えるでしょう。

タッグパートナーのフレッド・イェハイ選手は2012年デビューで37歳の選手です。つい最近、AAW(All American Wrestling)ヘビー級チャンピオンになりました。

また、7月24日(日本時間25日)にはPWX(Premiere Wrestling Xperience)iTVタイトルに挑戦することが決まっています。

イェハイ選手は着実にインディー団体で実績を積み上げ、2020年からはROHのリングにも上がるようになりました。そして次のTVマッチではレイ・ホルス選手と対戦することになっています。

タッグトーナメント1回戦の試合での両選手のコンディションは良さそうに見えました。技にキレがあり、動きも良く、独特のムーブで視聴者の記憶に残る試合を行いました。試合には敗れましたが、STRONGでもっと見たい選手であることには違いありません。



 成田蓮とウィラー・ユウタ

試合は成田選手とユウタ選手のマッチアップが印象的でした。この2人は体型や年齢が近く、手が合うような気がしました。対戦は今回が初めてでしたが、お互いのいいところを引き出し合うような攻防が見られました。ユウタ選手は表情がよく、怒りや苦しさが非常に伝わってきます。そういう部分ではポーカーフェイスの成田選手とは対照的です。最後は成田選手がユウタ選手から3カウントを奪いました。

試合中の成田選手はこれまでのシングルマッチとは異なり、生き生きとしていたように見えました。STRONGおよびAEWで成田選手はこれまでにベイトマン選手、ミステリオッソ選手、クリス・ディッキンソン選手、そしてロイス・アイザックス選手からシングルマッチでの勝利を奪ってきました。いずれも成田選手よりキャリアの長いベテラン選手でした。勝利は奪ったものの、魂と魂のぶつかり合いというようなシーンはありませんでしたし、ライバルストーリーが始まるような要素もなく、悪く言えば淡々と試合をして勝ってしまったような印象を受けました。

しかし、ユウタ選手とは将来のライバル候補の1人になったと思います。次はシングルマッチで戦う姿を見たいと思わせるような試合でした。ユウタ選手がホームリングとしているインディー団体に成田選手を呼び込んでも面白いかもしれませんが、その可能性はそれほど高くないでしょう。むしろSTRONGやAEWでバチバチとした試合を展開していくのではないかと思っています。また、この2人のタッグも魅力的に感じました。AEWマットでも人気が出るのではないかと思っています。期待しましょう。

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