STRONG2周年記念!STRONGをざっくりと振り返る(その3-7:参戦選手7)

STRONG2周年記念!STRONGをざっくりと振り返る(その3-7:参戦選手7)

STRONG配信開始2周年記念ということで、STRONGをざっくりと振り返っています。第三弾として、初期の頃(おおよそ最初の1年間)に登場した選手が現在どうしているのか、どのように変化しているのかを見ていきます。今回は選手の今昔第七弾です。これで完結です。なお、参考までに他の記事へのリンクを貼っておきます。

STRONGの歴史  トーナメント  参戦選手(     

フレッド・イェハイ

初登場:2021年6月12日(第44回配信)

フレッド・イェハイ選手はウィーラー・ユウタ選手のタッグパートナーとして登場しました。10年ほどのキャリアの中でさまざまな団体に上り続けていますが、2021年はAAWとROH、そしてSTRONGあたりが主戦場でした。レンズが片方だけ入ったハーフサングラスが特徴で、選手コール時には独特の動きをします。

STRONGではタッグで出場するとかなりいい働きをしている印象です。ヤングライオンとのタッグでもうまくチームをリードしつつ試合を作っていきます。入場コスチュームやパフォーマンスからは奇抜なファイトをするような印象も与えられますが、非常にうまいレスリングをするレスラーです。

ウィーラー・ユウタ選手とのタッグチームとして紹介されていたのは、おそらくウィーラー・ユウタ選手もしくはフレッド・イェハイ選手(あるいはその両方)をTag Team Turbulenceにエントリーさせるための理由づけだったのかもしれません。実際にTag Team Turbulenceで永田裕志&成田蓮のタッグに敗戦してから後は1回しかタッグを組んでいません。

2021年は決してSTRONGの中心に割り込んでくるような位置ではなく、中堅の脇役レスラーとしての出場が多く見られたフレッド・イェハイ選手ですが、2022年5月29日(エピソード92)でベイトマン選手との抗争が勃発します。ベイトマン選手といえばSTRONGのユニットStray Dog Armyのリーダーです。Stray Dog Armyそのものがパッとしない位置にありますが、相手のベイトマン選手としては、ユニットのリーダーとして中堅のフレッド・イェハイ選手を踏み台にしていきたいところでした。そして両者のシングルマッチが2022年7月31日(エピソード101)で実現し、これに勝利しました。

STRONGでのシングル戦はこれまで全敗だったフレッド・イェハイ選手ですが、ここで勝利したことで浮上のきっかけを掴むことができるでしょうか。

 

ジョシュ・アレキサンダー

初登場:2021年6月19日(第45回配信)

ジョシュ・アレキサンダー選手はアレックス・コグリンチャレンジマッチシリーズ第1戦で初登場しました。当時はIMPACT X-Division王者に君臨していました。ジョシュ・アレキサンダー選手も様々な団体に参戦していますが、2019年ごろから現在に至るまでIMPACTを主戦場としています。

STRONGでは全てシングルマッチで登場しています。シングルでの対戦相手は、順にアレックス・コグリン選手、ロッキー・ロメロ選手、ダニエル・ガルシア選手、上村優也選手、カール・フレドリックス選手で、全ての試合で勝利しています。そして2022年4月16日の新日本アメリカ大会Windy City Riotでは新日本マットで初めてタッグで登場しました。

ジョシュ・アレキサンダー選手は2022年4月にIMPACT世界王座を獲得していますので、STRONGへのレギュラー参戦が難しい状況にあります。それでも、ジョシュ・アレキサンダー選手はここまでSTRONGマットでは無敗で、無類の強さを誇っています。STRONG無差別級王座への挑戦をすることになれば非常に面白い展開になることが予想されます。現状では2022年4月16日のWindy City Riotが最後の新日本登場となっていますが、再度の参戦を期待したいところです。

 

アレキサンダー・ジェームズ

初登場:2021年8月7日(第52回配信)

STRONG配信1周年のタイミングで初登場したのがアレキサンダー・ジェームズ選手です。この段階でキャリアは10年ほどのレスラーでしたが、2019年までの数年間はドイツのxWxを主戦場としていたようです。2020年は故障でもしていたのか、あるいはコロナかの影響をモロにうけてしまったのか、リングに上がっていない時期が6ヶ月間ほど続きました。

2021年もそれほど多くの試合をこなしているわけではなくSTRONGではデビュー戦となったケビン・ナイト戦と、そして2021年8月28日(エピソード55)でのカール・フレドリックス戦の2試合のみの登場となっています。その後、Beyond Wrestlingなどで数試合に登場したのち、アレキサンダー・ジェームズ選手がプロレスラーとしてリングに上がった記録が途絶えます。

現在はWWEでコーチを務めているようです。確かにSTRONGマットにおいてもザック・セイバー・ジュニア選手のような器用な関節技を繰り出すなど、そのテクニックには確かなものがありました。決して派手さはないものの、そうした巧みさが評価されたのでしょう。

 

ダニエル・ガルシア

初登場:2021年8月21日(第54回配信)

STRONG初登場時と現在とでその立ち位置を激変させたレスラーは何人かいますが、ダニエル・ガルシア選手は間違いなくその中の一人です。STRONG初登場は6人タッグマッチでTJP&成田蓮&クラーク・コナーズ vs フレッド・ロッサー&フレッド・イェハイ&ダニエル・ガルシアというカードでした。この試合で解説を務めた柴田選手からは「(ガルシア選手は)もっと体を作ったほうがいい」とコメントされたのみならず、成田選手に対して「(ガルシア選手を)力でねじ伏せないとダメ」、ガルシア選手にスリーパーホールドを仕掛けた成田選手に対して「締め落とした方がいいですよ」、そして再びスリーパーホールドの体勢に入った成田選手に対して「締め落として黙らせた方がいいですよ」とコメントされます。成田選手に対し、ガルシア選手との格の違いを見せつけろということでしょう。

そして、コブラツイストに入った成田選手に対して「コブラで決めちゃえばいいですよ」と、フィニッシュホールドではない技で簡単に決めてしまえというニュアンスでコメントされてしまいます。最後は成田選手がフロントすープレックスホールドでガルシア選手から3カウントを奪ったのですが、「こういうところで手こずってほしくなかったですよ」「不満というか、手こずってほしくない」と完全にしょっぱいレスラー扱いされてしまいます。実際、このSTRONGデビュー戦でのダニエル・ガルシア選手は見せ場なく敗れたような印象でした。

ダニエル・ガルシア選手はSTRONG出場に先立ち、AEWデビューも果たしていました。当初はAEW DarkもしくはAEW Dark Elevationへの登場がメインで、2Point0と共闘していました。

しかし、現在はAEWでの地位を上げ、Jericho Appreciation Society(ジェリコ感謝協会)に所属しています。ブライアン・ダニエルソン選手の復帰戦では真っ向勝負で勝利を収める大金星を獲得しました。STRONGでは4月以降の出場がありませんが、今後の再登場はあるのでしょうか。

 

マット・リウォルト

初登場:2021年8月21日(第54回配信)

マット・リウォルト選手は長らくWWEにてエイデン・イングリッシュとして活躍していました。STRONG初登場時はマット・モリスというリングネームでした。この時はアレックス・コグリン選手とのシングルマッチを行い、勝利しています。2021年のSTRONG参戦はこの時と9月4日(エピソード56)の2回のみでした。2022年2月27日(エピソード80)にはマット・リウォルトのリングネームでエル・ファンタズモ選手とのシングルマッチに登場しています。これが現時点での最後のSTRONG登場回となります。

STRONGではレスラーとしてよりもむしろ英語放送の解説者としての登場の方が多くなっています。解説者デビューとなったのは2021年8月14日に開催された新日本プロレスのアメリカ有観客大会RESURGENCEでした。この英語放送にてマット・モリスとして解説を行なっています。STRONGの英語放送でのメイン解説はアレックス・コズロフ選手ですが、それ以降もマット・リウォルドとしてたびたび解説をしています。

他団体においては、2021年以降にマシュー・リウォルドとしてIMPACTのリングを主戦場としているようです。ただ、それほど多くの試合をこなしているわけではないようです。

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