第三世代の照準はNEVER6人タッグに向けられたか
- 2021.06.19
- 新日本プロレス
- NEVER6人タッグ, 辻陽太

6月18日、KIZUNA ROAD 2021 キラメッセぬまづ大会で興味深いタッグマッチが組まれていました。辻&本間&真壁vs永田&小島&天山の6人タッグマッチです。6月16日の後楽園ホール大会に続き、第三世代揃い踏みとなりました。
辻陽太査定マッチ?
6月16日の飯伏&本間&真壁vs永田&小島&天山についてはこのブログでも取り上げていました。
18日のキラメッセぬまづ大会では飯伏選手の代わりに辻選手が入っています。連日、上位陣とのシングルマッチを闘っている辻選手がここで6人タッグマッチに入った理由は何でしょうか。この大先輩の面々に囲まれると、辻選手を査定する目的もあるのでは、とつい勘繰ってしまいます。会社として辻陽太査定マッチを意識していなくても、リング上の他の5人は辻選手の成長ぶりを身をもって知る機会となりました。
私は現地観戦をしたわけでもないので、新日スマホ公式サイトの情報でしかこの試合の展開は文字ベースでしか分かりません。加えて、バックステージコメントで各選手がこの試合から何を感じたかをある程度推測することぐらいしかできません。
バックステージでは6人ともコメントを残しているのですが、5人のうち辻選手に触れたのは本間選手のみでした。
いや〜、辻はメチャクチャ強くなった。やっぱり経験か・・・。棚橋さん、オカダとか、トップ選手とシングルマッチをやってきただけあるよ。(中略)辻も優也も”夢・希望”しかないね。ヤツらにも負けられない。絶対負けないから。
(新日本プロレス公式サイトより)
他の4人が辻選手に触れなかったはっきりした理由はわかりません。ただ、第三世代の3人はヤングライオンの成長より自分たちの野望の方を見据えていたのかもしれません。
第三世代でNEVER6人タッグ
第三世代の3人は、それぞれバックステージで長いコメントを残しています。インタビュアーが誘導している部分もありますが、3人での闘いにそれぞれが手応えを感じているのは確かなようです。例えば、天山選手は次のようにコメントしています。
3人組んだらどうやっていうのは見たらわかると思うんですけど、それ(NEVER6人タッグ)は興味ありますね。いいこと言ってくれましたね。それ(狙いに)いこ。そういうの(目標)ができたらやりがいもあるし、あとは2人に聞いてください。
(新日本プロレス公式サイトより)
また、小島選手は「第三世代の3人でのタッグをなんとか形にしてみたい」と語っていますし、永田選手はNEVER6人タッグへの挑戦については「追い追い考えます」と答えています。それぞれから伝わってくる熱量は異なりますが、確実に視野に入りつつあるでしょう。第三世代では小島選手とすでに引退をした中西選手がNEVER6人タッグを腰に巻いたことがありますが、天山選手、永田選手に至っては挑戦したことすらないタイトルです。ぜひ挑戦まで漕ぎ着けてもらいたいものです。
今後のスケジュール
6月18日現在、発表されているのは6月23日後楽園ホール大会までです。KIZUNA ROAD 2021後半戦のカードは未発表です。永田選手はNEVER6人タッグについてはかなり言葉を濁しつつ慎重な発言をしていますが、それは6月17日の後楽園ホール大会でNEVER6人タッグ選手権があるためでしょう。自分たちがNEVER6人タッグを狙うにしても、相手が誰になるかわからない段階では照準を絞ることもできません。しかし、ここで3人それぞれがNEVER6人タッグへの挑戦を匂わせておくことで、KIZUNA ROAD 2021 後半戦に時のチャンピオンチームと交わることのできるマッチメークがなされるかもしれません。あるいは、6月17日の試合後、チャンピオンチームに向かって挑戦をアピールするという最短距離を狙っていくのか。7月10日、11日のPOWER STRUGGLE in SAPPORO 真駒内セキスイハイムアリーナ2連戦はまだほとんどカードが未決定です。場合によってはここでNEVER6人タッグに挑戦するということも不可能ではありません。第三世代の3人には、思い立ったが吉日、是非最短距離での挑戦を狙ってもらいたいものです。
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