ヤングライオンvsタッグチャンピオン

ヤングライオンvsタッグチャンピオン

週が明け、6月22日からの後楽園ホール2連戦でヤングライオン試練の五番勝負終盤戦が行われます。ここまで勝ち星のない2人ですが、残り2戦をどのように闘うのでしょうか。

vsタッグチャンピオン2戦目

五番勝負4戦目となる6月22日の後楽園ホール大会では、上村vsタイチ、辻vsザックセイバーJr.の試合が組まれています。これは、6月15日の後楽園ホール大会での対戦相手を入れ替えたカードになります。どちらかと言うと、辻選手はタイチ選手と、上村選手はザック選手とファイトスタイルが近く、手が合いそうに思います。そう言うこともあってか、6月15日の対戦では、タイチ選手、ザック選手が2人の実力を認めるコメントを残しています。

タイチ:いいじゃないか、いいんじゃないの?その辺の連中より、アイツの方が。(中略)アイツ、将来有望な関取になるじゃね。まだアイツは序二段だけどな。まあ横綱のオレでも序二段に投げられることあんだよ。だから、素質持ってるってことだよ。アイツいい関取になるじゃないの。応援してるよ。

(新日本プロレス公式サイトより)

また、ザック選手は試合中も試合後も殊に上機嫌で、バックステージでは上村選手に「オレの道場に来い」とラブコールを送っています。



上村はタイチとどう闘うか

6月22日の後楽園ホール大会で上村選手はタイチ選手と闘います。打撃やパワー殺法を得意とするタイチ選手は上村選手にとって厄介な対戦相手です。上村選手がザック選手に対抗するには、テクニックで攻めていくしかないでしょう。相手のファイトスタイルに合わせるのではなく、自らの持つ強みであるテクニックを全面に出した闘い、ヤングライオンらしい闘いに一筋の光明を見出すことができるでしょうか。上村選手は辻選手と比べ、SNSでの発信力は劣っています。タイチ選手とは比較するまでもありません。辻選手はタイチ選手との試合に向け、Twitterでタイチ選手を煽るようなコメントをしていました。そうした伏線から、試合後のバックステージまで短いながらも一連のストーリーとして私たちの印象に強く残りました。

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翻って上村選手の場合、タイチ選手と向き合うのはリング上のみでしょう。10分前後の試合時間の中でタイチ選手に、そして私たちにどういう姿を見せることができるのかにかかっているでしょう。

辻とサブミッション

辻選手はザック選手とぶつかるわけですが、これもどういう試合展開になるのか読めません。パワーでは辻選手に分があります。ザック選手もパワー対決に多少は付き合うでしょうが、当然、自分の得意なサブミッションで試合を決めにかかるでしょう。とはいえ、辻選手もジャベの研究と練習に勤しんでいることがこれまでの試合運びから見て取ることができます。もちろん、荒削りな辻選手のジャベがザック選手に通用するとは思えません。そもそも関節の柔らかいザック選手をタップアウトさせるのは至難の業です(私は見たことありません)。ただ、サブミッションに入ろうとするザック選手の攻撃をメキシコ流の動きでかわすことぐらいはできるのかもしれません。そして、辻選手に勝機があるとすれば、ルチャ流の丸め込みからのフォールでしょう。いかに意外な動きを見せられるかが勝敗の鍵を握っています。

これまでの3戦と同様に、上村選手、辻選手が勝利できる確率は限りなく低いでしょう。彼らが試合に負けたとしても、タイチ選手、ザック選手から賞賛の言葉をもらえるかがポイントです。果たしてバックステージでのコメントは、二人に対する賞賛なのか、あるいは酷評なのでしょうか。

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