第三世代がNEVER6人タッグに挑戦表明
- 2021.06.22
- 新日本プロレス
- NEVER6人タッグ, 天山広吉, 小島聡, 永田裕志

6月22日のKIZUNA ROAD 2021 後楽園ホール大会メインイベント、NEVER6人タッグ選手権試合終了後、あの男たちがやってきました。
本隊の腰抜けども
ことの発端は6月2日ROAD to DOMINION 後楽園ホール大会のバックステージでした。この日、ロスインゴ組の挑戦を退けたCHAOSチームでしたが、石井選手がバックステージで本隊を挑発しました。
石井「見たろ? これでCHAOS、鈴木軍、BULLET CLUB、ロス・インゴ、次はどこだ? 本隊の腰抜けどもか? どこでもいい、誰でもいいよ。そう簡単に俺ら潰せねぇよ。なぁ?」
(新日本プロレス公式サイトより)
結局、次の防衛戦の相手はこの日の挑戦者チームでもあるBULLET CLUBチームになったわけですが、こんな挑発的な言葉を受けて黙っていたらそれこそ腰抜けと言われても仕方ありません。そこに立ち上がったのが第三世代の3人でした。
30分越えの壮絶死闘!
後藤&石井&YOSHI-HASHIが、EVIL&裕二郎&東郷を下して“V6”達成!
試合後、永田&天山&小島がNEVER6人タッグ王座に挑戦表明!
【6.22後楽園】
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/USF3majco5#njkizuna #njpw pic.twitter.com/Uj4PvgYTmp
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 22, 2021
本隊とCHAOS
最近では本隊とCHAOSでタッグを組むことも多く、ユニットとしてのCHAOSの位置付けが曖昧になってきています。しかし、石井選手だけは本隊としっかりと線引きをしているように見えます。もちろん石井選手も本隊の選手とタッグを組むこともあるのですが、タッチはCHAOSの選手としかしませんし、本隊選手との連携もやりません。特に印象的だったのは、2021年4月10日のROAD to レスリングどんたく2021 横浜武道館大会のCHAOS&棚橋vsBULLET CLUBのイルミネーションマッチです。序盤、CHAOSチーム得意の太鼓の乱れ打ちを連発していたのですが、棚橋選手がその輪に入ろうとすると、それまで乱れ打ちに参加していた石井選手がスッとその輪から抜けたのです。俺は本隊と馴れ合うことはしないぞ、という強い意思表示のようにも見えた瞬間でした。現在のCHAOSの中で、本隊チームに対して感情剥き出しで挑発できるのはもはや石井選手しかいないのかもしれません。
第三世代の闘争
2021年に入り、第三世代が新日本の中心に戻りつつあります。1月31日の愛知県体育館大会では小島vsウィル・オスプレイ、天山vsグレート-O-カーンが組まれるなど、シングルプレーヤーとしてますます評価されています。加えて、永田選手のUS王座挑戦、小島選手のIMPACT参戦など、アメリカマット界でも日本のレジェンドここにありというのを見せつけてきました。そして6月16日後楽園ホール大会、18日キラメッセぬまづ大会で第三世代の3人でタッグを組んで試合を行ったことで、NEVER6人タッグ挑戦への機運が高まっていました。
今回、石井選手の挑発に対して受けて立つという形で第三世代の3人は挑戦をアピールしました。しかし、仮にBULLET CLUBチームが勝利していたとしても、この3人は同じ行動に出たことでしょう。それほどまでに3人が充実しており、輝きを取り戻しつつあるベストなタイミングでの挑戦表明だったと思います。
バックステージで、第三世代が改めてNEVER6人タッグに挑戦表明!
天山「獲って当たり前やな」
小島「ベテランこそ最強。それを証明してやる!」
永田「腑抜けかどうか、腰抜けかどうか、思い知らせてやりますよ、3人で。行きましょう!」
全文はコチラ!
⇒https://t.co/gLuUmS2Map#njkizuna pic.twitter.com/SIQZBFkxbu— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 22, 2021
今後の興行スケジュール的には、タイトルマッチが組まれる可能性があるのは7月10日、11日の北海道・真駒内セキスイハイムアリーナ大会でしょうか。あるいは7月22日から25日のビッグマッチ4連戦のどこかでという可能性もあります。それともその間の後楽園ホール大会でしょうか。個人的には、東京ドームなどのビッグマッチでNEVER6人タッグ選手権を行うのは避けていただきたいところです。観客との距離が近い、後楽園ホールや地方中規模会場のメインイベントとNEVER6人タッグは相性がいいように思います。ビッグマッチでの山盛り注目カードの1つというよりは、感情移入した上でメインイベントとしてじっくりと見たい、それが現在のNEVER6人タッグではないでしょうか。
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