辻陽太、ブリティッシュスタイルに挑む
- 2021.06.23
- 新日本プロレス
- ザック・セイバー・ジュニア, ヤングライオン, 辻陽太

辻陽太試練の五番勝負4戦目の相手はザックセイバーJr.選手でした。6月22日後楽園ホール大会で向かい合った二人ですが、体格では明らかに辻選手が上回っています。
ベルト挑戦のチャンス
6月20日のリリーアリーナMITO大会でのバックステージで、タイチ選手、ザック選手から辻選手、上村選手の名前が出されていました。曰く、この日のシングルマッチでどちらかが勝ったら次にIWGPタッグに挑戦させてやると。
タイチ「次、俺は上村、ザックは辻、後楽園で。そんなどうでもいいカード。どっちか俺らから獲ったら、先に(IWGPタッグ)やらせてやるよ、内藤、SANADAよりも」
ザック「いいねぇ。ツジかウエムラ、どちらでもいい。俺らに勝ったら挑戦者チーム変更だ」全文はhttps://t.co/3Vn7ynuYSm#njkizuna pic.twitter.com/dqrMmsYiIN
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 21, 2021
この発言の背景には、もちろん辻選手と上村選手を高く評価しているという部分はあるでしょう。しかし、ヤングライオンの二人の名前を出すことで、挑戦が決まっている内藤選手、SANADA選手を挑発しているという面が大きいかと思います。
しかしながら、リング上では辻選手がザック選手のベルトを指さしてアピールをします。およそヤングライオンらしくない行動ですが、その姿からは辻選手からの強い気持ちが感じられました。いい試合をするのではない、勝ってIWGPタッグ挑戦権をもぎ取るのだと。
辻が見せたテクニシャンの片鱗
辻選手は見た目によらず、メキシコ志向が強いことはよく知られています。この試合でもルチャの動きやテクニックを随所で見せつけました。しかしテクニックは残念ながらザック選手の足元にも及びません。辻選手はまるで子供のように扱われてしまいます。それでも果敢に挑む辻選手の動きがザック選手のそれを上回る瞬間が何度かありました。
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KIZUNA ROAD 2021‼️
\ヤングライオン試練のシングルマッチ5番勝負④‼️
辻がザックに猛攻撃💥大金星となるか⁉️🆚 @tsuji_njpw × @zacksabrejr
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【6.22後楽園大会・第2試合】
辻陽太vsザック・セイバーJr.!若獅子・辻がサブミッションマスターを相手に関節技で応戦!
★試合の詳細は新日本プロレス・スマホサイトで速報中!https://t.co/USF3majco5#njkizuna #njpw pic.twitter.com/wgfOeGM1ko
— 新日本プロレスリング株式会社 (@njpw1972) June 22, 2021
辻選手はこのザック選手から学ぶことも多いはずです。確かにパワーでは辻選手の方が優っているが、パワーだけでなんとかなるような相手ではありません。 この日のザック選手は、まるで辻選手に指導をしているコーチのようにも見えました。ザック選手はリバースゴリースペシャルに捕らえられますが、肩車状態になってからのスタンディング首4の字固めに入ります。まさかの入り方での首4の字固めでしたが、これで勝負は決まってしまいます。「辻、攻撃してる時も油断するなよ」とでも言っているようにも見えました。ザック選手は試合後に辻選手を称え、ご機嫌でバックステージに向かいました。そして上村選手の時と同じく、辻選手を自分の道場に勧誘したのです。
ザック「ツジはいくつだ? ヤングライオンを名乗ってるが、見た目は45歳くらいだ。映画の『ナチョ・リブレ』を彷彿とさせるな(中略)この間、ウエムラを俺の道場に入れてやると言ったが、ツジも俺の“VEGAN SOY BOY TEKKERS DOJO”に来ていいぞ」
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ザック選手のブリティッシュスタイルは辻選手の目指すメキシコスタイルとは異なりますが、今回の試合で多くのことを学んだことでしょう。今後、辻選手がメキシコ遠征に出発できるかどうか不透明ですが、きっとこの日の経験が生きる日が来るはずです。そして辻選手がアレナ・メヒコのリングに立てる日は来るのでしょうか。
辻「今までの自分がどこまで通用するのか、今日は試してみたかったんだ。“ブリティッシュスタイル”も面白いかもしれないな。だが! 俺が目指しているのはあくまでもメキシコ、“ルチャ・リブレ”のリングの上だ!」
コメント全文は
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