新人選手のデビューは近い?

7月1日、KIZUNA ROAD 2021 後楽園ホール大会が開催されました。この日の注目は翌日のNEVER6人タッグ選手権試合の前哨戦のシングル3連戦です。第1試合は鈴木軍 vs BULLET CLUBの6人タッグです。BULLET CLUBの入場時、ファンタズモ選手があることに気づきました。通路で見慣れない、丸坊主のスタッフが誘導していたのです。ファンタズモ選手はマスクを引っ張り、ちょっかいを出します。このスタッフは、赤と白の新日本プロレスリングTシャツを着ていることから、会場整理のスタッフではなく若手の練習生だということがわかります。
上村選手、辻選手と他3名
試合映像では、新日本プロレスリングTシャツを着ている丸坊主のスタッフが3名確認できます。マスクで顔の大半が隠れていますので確証は持てませんが、そのうち1名はデビュー戦の怪我で欠場中の中島選手と見られます。
リングサイドには上村選手、辻選手の姿も見えます。しかし、赤と白の新日本プロレスリングTシャツではありません。これまでは、試合のない日の上村選手、辻選手は赤と白の新日本プロレスリングTシャツ、自分の試合を終えた後のセコンド業務の時は私服Tシャツというのが普通だったように思います。今回、辻選手、上村選手はヤングライオンとしてではなく、新人選手、練習生のセコンド業務を見届ける先輩として控えていたように思います。
新人のデビュー戦は?
SUMMER STRUGGLE 2021から辻選手、上村選手がヤングライオンを卒業するとするとすれば、それと入れ替わりで新人選手がデビュー、そして中島選手が復帰すると考えられます。北海道・真駒内セキスイハイムアリーナ大会は2連戦ですので、それぞれの大会の第0試合に新人選手のデビュー戦、中島選手の復帰戦を組むことができます。
それでは、中島選手の復帰戦の相手は誰になるでしょうか。順当に考えると、デビュー戦の相手でもある上村選手になるでしょう。翌日の試合後のバックステージで上村選手も次のように語っています。
上村「昨日、後輩の中島がデビュー戦で怪我してしまって、復帰までどれぐらいかかるかわかんないですけど、僕はもっと大きくなって、彼を待ちたいと思います。ありがとうございました」
新日本プロレス公式サイトより
中島選手はデビュー戦の試合中のアクシデントでおそらく左肘を脱臼したことにより長期欠場となっています。怪我による欠場はファンにとっても本人にとっても残念なことですが、長いレスラー人生を考えると非常に美味しい展開でもあります。わずか52秒とはいえ逆に強いインパクトを残すことになりましたし、また、デビュー戦にして上村選手との因縁も生まれました。今後、中島選手が新日本プロレスの主力になっていく過程で、何度となく上村選手とぶつかることでしょう。その物語はすでに始まっています。
そうなると、他の2人の練習生は同時デビュー、すなわちデビュー戦同士のシングルマッチになるでしょうか。それとも、練習生A vs上村、練習生B vs 辻という組み合わせで、上村選手と辻選手が先輩レスラーとして分厚い壁になるでしょうか。どのような形であれ、新人レスラーのデビューは純粋に楽しみです。これからどのような選手に育っていくのか、彼らの物語がどのように展開していくのかを見届けたいと思います。
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