アーチャーはUSヘビーを取り戻すことができるのか

アーチャーはUSヘビーを取り戻すことができるのか

2021年7月14日放送のAEW『FYTER FEST NIGHT 1』でUSヘビー級王座のモクスリー選手がIMPACTのカール・アンダーソン選手を迎えての防衛戦が行われました。新日本プロレス公式サイトでも発表されているように、結果はモクスリー選手がアンダーソン選手を破り、防衛に成功しました。

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 次期挑戦者はアーチャー

試合後、バックステージで次期挑戦者に名乗りを上げたのは前チャンピオンのランス・アーチャー選手でした。

アーチャー選手は2020年1月4日、WRESTLE KINGDOM in TOKYO DOME大会でUSヘビー級王者として挑戦者のモクスリー選手を迎え撃っています。この試合はテキサスデスマッチのルールで行われました。テキサスデスマッチは10カウントノックアウトかギブアップのみ勝負が決します。リングアウトや反則、3カウントでは勝負が決まらないことから、完全決着をつけるために行われることが多い形式です。一方で、負けた場合のリスクも大きいです。

この試合に臨むアーチャー選手は赤を基調としたコスチュームで入場しました。それが最高に格好良く、しかもUSヘビー級のベルトにマッチしていたことから私は個人的に大好きでした。

しかしながら試合はモクスリー選手が勝利し、アーチャー選手はベルトを失いました。その後、アーチャー選手は1月6日のNEW YEAR DASH! 大田区総合体育館大会、そして1月24日から2月1日までのTHE NEW BEGINNING USAのシリーズに参戦したのち、戦場をAEWに移しています。



タイトル移動はあるか?

アーチャー選手の要求が通ったのか、7月22日のAEW『FYTER FEST NIGHT 2』ダラス大会でのタイトルマッチが決定しました。

アーチャー選手がタイトルを失って1年7ヶ月が経過しました。コロナ禍で防衛戦が組まれなかった時期がありましたが、モクスリー選手はすでに5人の挑戦者を退けてきました。モクスリー選手に完敗したアーチャー選手はその間もずっとこのタイトルに狙いを定めていたのでしょう。満を辞してのリマッチ要求でした。そして、今回はアーチャー選手からテキサスデスマッチでのタイトルマッチを要求してきました。前回の対戦ではモクスリー選手の要求でテキサスデスマッチルールが採用され、アーチャー選手はその試合に敗れて恥をかかされたという過去があります。今回は逆にモクスリー選手を完全に叩きのめし、ベルトを奪う腹づもりでしょう。しかし、やはりこれはアーチャー選手にとってのリスクが高すぎるルールです。今回も同じテキサスデスマッチでモクスリー選手に敗れた場合、AEWで築き上げてきたキャリアがガラガラと音を立てて崩れ去る可能性もあります。アーチャー選手としてはどんな手を使ってでも勝たなければならない試合です。

これまでモクスリー選手とアーチャー選手のシングルマッチは2回だけです。初のシングルマッチが2020年1月4日の東京ドーム、2回目が2020年10月14日のAEW世界王座選手権試合です。いずれもモクスリー選手が勝利を収めています。7月14日の試合は両者の3回目のシングルマッチ、3回目のタイトルマッチです。考えれば考えるほど、アーチャー選手にとっての大一番、絶対に敗北は許されない試合です。

USヘビー級のタイトルマッチでは無敗のモクスリー選手ですが、今回はタイトル移動の可能性も高いのでないかと考えています。タイトルが移動した場合、おそらくアーチャー選手がチャンピオンとして8月14日のRESURGENCEに参戦するでしょう。ロス大会の最後の1ピースはアーチャー選手なのかも知れません。

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