11.13 BATTLE IN THE VALLEYで何かが起こる?

オカダ選手のG1制覇、そして四代目IWGPベルトの要求から数日経ち、さらにオカダ選手を巡る状況が明らかになってきました。10.24後楽園ホールでは四代目IWGPヘビー級ベルトを手に登場し、11.6 POWER STRUGGLE エディオンアリーナ大阪大会での権利書戦、そして11.13 BATTLE IN THE VALLEY サンノゼ大会への参戦が発表されました。
オカダの要求の真相
オカダ選手はG1優勝一夜明け会見にて、飯伏選手を待つ証として四代目IWGPヘビー級ベルトを要求しました。この時点ではオカダ選手から権利書の要求はありませんでしたし、G1優勝決定戦でのバックステージではむしろ鷹木選手に対して「向こうでしょ?挑戦するのは」という言葉を投げかけています。
そして10.24後楽園ホール大会では四代目IWGPヘビー級ベルトを手に登場しました。少なくとも「IWGPヘビー級のベルトを俺に預けてほしい」というオカダ選手の要望は通ったようです。また、11.6 POWER STRUGGLE エディオンアリーナ大阪大会では東京ドームIWGP世界ヘビー級王座挑戦権利書争奪戦としてオカダ vs タマ・トンガが発表されました。しかし、どうやらオカダ選手は四代目IWGPヘビー級のベルトをイコール権利書とは考えていないようです。10.24のバックステージではこのように語っています。
まあ、『G1 CLIMAX』のチャンピオンではあるけれども、このベルトのチャンピオンではなく権利書というものをこうやって持って、まあ東京ドームに向けてもそうだし、その先の闘う時はいつでも、このベルトを持って行きたいなと思います。
新日本プロレス公式サイトより
オカダ選手の口から「権利書」というワードは出ましたが、IWGP世界ヘビーということには触れていません。オカダ選手の頭の中では、権利はあるけれどもその物体(ブリーフケース)がない状態と捉えているのか、あるいはこのIWGPヘビー級のベルトは飯伏選手としかるべき舞台で戦うための「権利書」と捉えているのかのどちらかだと思われます。というのも、「東京ドームにむけてもそうだし、その先の闘う時はいつでも、このベルトを持って行きたい」というところで、これは単にIWGP世界ヘビーに挑戦するための権利書なんかではないという考えを窺い知ることができます。
Xデーは11.13?
オカダ選手は11.6 エディオンアリーナ大阪大会の後、次期シリーズには参戦せずにアメリカに渡ります。そして11.13 BATTLE IN THE VALLEY サンノゼ大会への参戦が発表されました。10月24日に配信されたNJPW STRONG(AUTUMN ATTACK DAY2)では、TJP選手がユナイテッドエンパイアの新たな同盟者として登場しましたが、これはすでに1ヶ月前に明らかになっていたことですので何となくノれないという方も多かったのではないでしょうか。さまざまな事情があるとはいえ、新日本のアメリカ大会はSTRONGでの配信ということもあってタイムラグがあることが問題であるということが再び露呈した格好です。
しかし、オカダ選手が参戦するBATTLE IN THE VALLEYについては少し様子が異なります。というのも、これがライブ中継されることが明らかになったのです。例年、11月のPOWER STRUGGLE で東京ドーム大会のカードがある程度見えてきます。しかし現在のオカダ選手の様子では11.6でタマ・トンガ選手に勝とうが負けようが東京ドームに直結する何かが起こる可能性は少ないです。もちろん何者かがオカダ選手に対するビデオメッセージを送ってくるという可能性もゼロではないですが。
ひとつ言えるのは、オカダ選手が2年ぶりにアメリカに渡るということで、手ぐすね引いて待っている選手も多そうだということです。逆に、オカダ選手という極上のネタがやって来るのに誰もアクションを起こさないと考える方が不自然です。では、誰がアクションを起こすのでしょうか?すでに参戦が発表されているバディ・マシューズ選手やジェイ・ホワイト選手の可能性もありますが、やはり最有力なのはウィル・オスプレイ選手でしょう。
ただ、東京ドームでの対戦相手がオスプレイ選手になった場合、仮にオカダ選手が権利書を有した状態であったところで権利書争奪戦にはならないでしょう。というのもオスプレイ選手も王者を名乗っているためです。オスプレイ選手としても、むしろ鷹木選手が挑戦してこいという立場です。オカダ選手もオスプレイ選手も現王者である鷹木選手とは別の次元で自らの価値づけをしているため、彼らがどのタイミングで交わるのかという予想が非常に難しくなってきます。
オカダのAEW登場は?
オカダ選手が登場するBATTLE IN THE VALLEYは日本時間で11月14日午後1時からのライブ中継です。そしてAEWのPPVのFULL GEAR 2021は11月14日午前10時からのライブ中継です。FULL GEARに顔を出すということは難しいでしょうが、棚橋選手のようにビデオメッセージを送ることは可能です。FULL GEARのライブ中継が終わったタイミングでBATTLE IN THE VALLEYのライブ中継開始ですので、昨今の両団体の関係性を鑑みるとここで何か仕掛けてくる可能性は十分にあるでしょう。
予想としては、11.13 FULL GEAR 2021でAEWにビデオメッセージという形でオカダ選手が登場し、翌週のDynamite!でそれが実現となると思います。場合によってはそこで生まれた因縁から東京ドームでのスペシャルシングルマッチにつながることも考えられます。
また、BATTLE IN THE VALLEY でも誰か(おそらくオスプレイ選手)がオカダ選手に突っ掛かり、11.15 DETONATION 2021(これはSTRONGでの録画配信)で前哨戦のタッグマッチを行い、東京ドームに繋げていくのではないでしょうか。ビッグマッチで9試合組まれるようになりましたので、おそらくオカダ選手は両日ともに出場するでしょう。そして、それは「二連戦」ではなく、それぞれ別のテーマを持った戦いとなっても不思議ではありません。日本時間11月14日午後1時からライブ中継されるBATTLE IN THE VALLEYに要注目です!
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